すもも玉の空言

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zoom RSS 『盗まれた顔〜ミアタリ捜査班』 第1話

<<   作成日時 : 2019/01/10 15:10   >>

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いよいよスタートしました
連ドラ主演は『キャリア〜掟破りの警察署長〜』通称“金さん”以来なんですよね。約2年ぶりでしょうか。
wowowの連続ドラマW初主演です。wowowは契約しないと見れないので、まだまだ視聴者数は少ないんでしょうけど、作品の質はむしろ地上波のドラマよりずっとずっとずっと上質なものを作り続けていますね。有料放送だから制約も少ないしね。


まるで映画のようなザラついた質感の画面、陰影の濃い映像があたし好み
劇中にスネークヘッド(蛇頭)だの中国マフィアが登場したりするから、いきなり香港ノワールの匂いがプンプン。あたしはずっと、いつか玉木くんが香港映画の監督や俳優と仕事してくれたらいいなぁと夢見ていたりもしたので、ちょっと嬉しかったです…あの世界観の中に玉木くんが入り込んでいるようで。

「膨大な顔の海で、俺は溺れている…」玉木くんの落ち着いたトーンのモノローグがドラマの世界へ誘います。

冒頭からいきなり玉木くん演じる白戸崇正の表情が悩ましい…ビルのガラスに映った自分の顔に「誰にも相手にされず、孤独に死んでいった父親の顔」を重ねる白戸。
雑踏の中に、手配犯でなくかつて自分を棄てた女の顔を見つけてしまう白戸。思わず名前を呼んでしまったり…めっちゃ引きずってるんですね〜。
そして物語が進むにつれて出てくる「死んだはずの先輩刑事」の顔

白戸は、とにかくいろんな「過去の顔」に囚われてしまっている男なんだな…いいねぇこういうの 苦悩する男を演じる玉木くんは色気ダダ漏れちゃうから
全然違うけど、苦悩葛藤系という意味では、あたしの愛してやまない真島と似た匂いが

原作では描かれてない安藤香苗(内田理央さん)が白戸の見当たりチームにリクルートされるきっかけや、安藤に仕事を教える下りを描くことで、ミアタリ捜査班の仕事を説明しながら物語が進みます。


ところでパチンコ店で手配犯を検挙する時の白戸、カッコ良かったですよね〜女性警官だった安藤に自分の身分証をバッと見せる時や、しらばっくれようとする手配犯に携帯電話を押し付けようとするときの「ほらっ」っていう仕草、態度…ぞんざいで荒っぽい、現場の刑事っぽさが出てて、ドキッとしました
玉木くんのスマートで紳士的で上品な振る舞いに見慣れてるから、なおさらね

安藤が捜査共助課にやってきた日のシーンでも、町田啓太君演じる谷遼平に、逮捕済みの手配犯のカードをシャッと投げる仕草が
(ミルヒーに「それではじいさん良い旅を。あ、これやるよ」って言ってデリヘルか何かのチラシをシャッと投げつける時の千秋を思い出しちゃったのはナイショ
細かくってスミマセン


白戸が警視庁捜査共助課のデスクで、手配犯の写真に語りかけるシーン。
「お前は…絶対俺と会う」
ツイッターで教えていただいて「マルコポロリ」という番組の、大阪府警でミアタリの神と呼ばれた元刑事の特集を観ました。その人がそんな風に写真に語りかける記憶術を編み出したんだそうです。「呼び込み」と言うんだって。
そうすることで、写真という二次元の画像をただ記憶するんじゃなく、写真の顔がまるで知り合いの人物のように浮かび上がってくるそうです。それを頭に叩き込む。
その記憶術を実践するようになってから、その元刑事さんは検挙率が飛躍的に上がったそうです。
ドラマで白戸が写真に語りかけていたのも、きっとリアルな取材に基づくお芝居だったんだろうなぁ。

新入りミアタリ捜査員となった安藤香苗は、白戸が睨んだ通り相貌識別能力が非常に高い。抜群の見当たり捜査のセンスを発揮して、手配犯を立て続けに見つけていく。

安藤との語らいの中でも、白戸は別れた彼女との思い出を引きずっている…未練タラタラタラちゃんずですよ!
試写会で初めてこの後のシーンを見たときはビックリしましたよ…いきなり元カノとのキスシーンですもの

白戸は今別の女(伊藤歩さん演じる千春)と同棲してるんだけど、白戸は千春の前ではいつも不機嫌そうに見える。由美との回想シーンの白戸はすっごく優しそうで甘い雰囲気なのに。

「結婚の約束をした女が消えた後、俺はおかしくなった。このまま独りでいることがとてつもなく怖くなった」
それで出会い系サイトを通じて千春と出会い、今に至ると。
えーと、玉木宏みたいな白戸刑事と出会える出会い系サイトってどこですか?(聞いちゃダメ)

雑踏の中にも、明かりの消えた自宅のリビングにも、夢(悪夢?)の中でも、白戸はいつも自分を棄てた由美の顔を探しているのよね。
でも現実には由美は自分の前から姿を消し、いま目の前にいる女は由美でなくて千春だから、あんなに不機嫌そうなのか…?
だとしたら白戸ってまぁまぁ酷い男だよな!と思うけど、玉木くんがそういう欠けたところのある男を演じるのはすっごく好きー
手持ちカメラによる不安定なカメラワークが不安を誘うし、白戸の落ち着かない心理を表しているようです。

千春が誰かと電話で話しているところへ白戸が帰宅するんだけど、彼女の「早く会いたいなー」っていう台詞には、何か意味があるんでしょうかね…。


不逮捕が1カ月を超えると精神的にかなりきつくなってくる。心の平安は得られない。
そりゃそうだろうなぁ〜きついですよねぇ。
捜査員たちの不安定で追い込まれた心理状態、緊張状態が、食事シーンになると一気に溶けて生気を盛り返すように見える。このギャップは監督の狙い通りですね!食事シーンすごく好き。

「死んだはず」の須波通の事件について安藤に教えているシーンで、生々しい三体の死体と焼き鳥三本を重ね合わせるように映し出し、それを全く意に介さないようにガツガツ喰らう三人の刑事。なかなかエグイ演出です。好き。
生と死は隣りあわせ、というとちょっと陳腐な表現だけど、彼らは確かな手触りとして日々それを実感している。そんなことが伝わるなぁと。

そりゃあなかなか気が休まらないだろうなぁ。せめて休日や家に帰ったときは、仕事から離れないと。
でもその切り替えがなかなかできないのが、この仕事なんだね。。。


白戸たちが中国人マフィア・王を検挙した時に出てきたカワモトという日本人は公安なのよね(公式サイトによる)。あの警察を小ばかにした感じ、うーんきっと厄介なことになるんだろうなぁ…と見ていたら!
大阪に連行した白戸と谷はダークスーツにネクタイのスタイル最初からずっとみんな私服スタイル、下手すると休日のお父さんスタイル(こらこらっ)だったもんだから、一瞬で目が覚めるようでした!かっこいいわー

なんて、目をハートにして気を抜いていたもんだから(違)、手配犯を何者かに殺されてしまう…ここで第一話終了。
この時の白戸も素敵でした〜突然苦しみ出した王に、やれやれうんざり、という表情で最初は応じてるところなんか「おい!」と立たせようとする声かけとかね、荒っぽくて男っぽい

血を噴いて息絶えた男を取り囲む野次馬たち、怖かったですねぇ。一斉にスマホを出して写真を撮る人間たち、なんかもう人間というよりスマホに乗っ取られた何かみたい。インスタ映え〜でしょうか
監督はロケにあたって、オリンピック開催に向けて再開発されつつある東京の「いま」の姿を切り取りたかった、というようなことをおっしゃっていたけど、そこにいる「いまの人間の姿」もこうして切り取っているのかもしれません。



さて、予告を見ると、普段は手配犯を追う側の捜査員たちが何者かにつけられていたリ、白戸と思しき人が何者かに黒いワンボックスカーに押し込まれそうになってたり?!
何か色々ヤバそうです

気になるのは同棲相手の千春との会話…
白戸「昨日、どこ行ってた」「職場は新宿だろ」
千春「そんな尋問みたいに…」
白戸「言え!」
このシーンは来週じゃないかもしれないけど。今後の展開で出てくるようです!

あ、ちなみに原作も読んでいるんですが、すごく面白いんだけどまだ全然進んでなくて、ちょうど大阪に王を連行して殺されてたくさん怒られて、ってところまでで止まってるので、ドラマを優先して読書は止めております。
なのでこの先の展開は全く知らずにドラマ楽しみにしてます!


共演の町田啓太くん、玉木くんとちょっと似た系統の二枚目ですよね。
今回は先輩後輩役だけど、兄弟役なんかも合いそうです。明治時代の華族とか
町田くんのインタビュー記事を読みましたが、質問に対する答え方、というか答えの内容が、なんとなく玉木くんと似てるなぁと思えるところがあって。
http://news.livedoor.com/article/detail/15804440/

参考までに。



あ、ちょい付け足し
白戸崇正は39歳。もうすぐ39歳になる玉木くんにとってまさに等身大の役です。
39歳の働く男が抱える焦燥感とか生っぽさを大事に演じているなぁと。そういう演技を楽しめるなぁというところに期待大です!仕事上のフラストレーション、部下との関係、恋人との関係…
不穏な感じの劇伴もいいですよね。過剰な演出をしない感じがドキュメンタリータッチで、刑事たちのリアルな息遣いが伝わるようです。

リアルな2018年夏の玉木宏をも切り取って見せてくれそうです


















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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
すももさん、いろいろ味わえる第一回でしたね。
ロケの多用は間違いなくリアルな質感を与えていました。でも、私が「リアルだな」と思ったのは、朝食の席で千春が何か言ったのに白戸の「ありがとう」という声がかぶさってそのまま進んでいくところ。現実には二人が同時に口を開けて重なってしまうことは結構あると思うのですが、映画やドラマではあまり見ません。そういうところも「リアル」にこだわった監督の演出なのか、それともそうなってしまったのをそのまま使ったのかはわかりませんが… しかし言葉のやり取りはともかく、外のシーンに比べると、室内シーンのほうが現実味が希薄と言うのか…白戸は確かにそこで生活しているはずなのに、千春との生活はどこか非現実感を抱えているように見えます。そこが面白いなあと思います。千春を演じる伊藤さんもしっかり者から一種の悪女的な役までいろいろできる人なので、楽しみです。
パープルポテト
2019/01/10 17:00
>パープルポテトさん
武監督の演出で、エキストラと一緒のシーンでは、エキストラさんにも普通の音声で喋っててもらったまま、メインキャストの芝居を撮ってたそうですね。その方がリアルだし臨場感が出るからと。普通の作品だとエキストラは無言無音で会話してるふりをしてるんですよね。台詞の滑舌よりもリアルな演技を優先してたとか。面白いなぁと思いました。
千春と白戸のシーン確認しました。ホントだー!セリフが一瞬かぶってますね。でも自然かも。千春との生活に非現実感…私も、白戸の千春を見つめる視線が気になって。明らかに由美といるときの白戸とは違うんですよね。次回予告では千春との甘いシーンもあるようなので、その辺どうなのか、じっくり見たいと思います!伊藤歩さん上手いから期待ですね(^^)
すもも
2019/01/11 00:36
すももさん、こんばんは。
あっという間に終わってしまった第1話でした。
時間が経つのが凄く速いと感じるドラマは出来映えが良いと思っている私です。
みんなと一緒に食事するシーンでは、ガツガツとして口に含んで喋るのは生を感じること、滑舌の悪さも気にしないリアリティを求めている監督の熱い想い入れもあり、昔から如何にリアルに見せるのかを追求してきた玉木くんだから、監督と共鳴する事も多くて凄く心地良い現場だった事でしょうね。
千春に出て行け、なんて言うシーンがあるとか言ってましたね。これから千春に疑いの目を向けていき疑心暗鬼になるのかしら?
WOWOWは制約も少なくある程度深く切り取った映像が撮れる様で見応えありのドラマになると思いますよね。
「谷、こいつは逮捕済」ってカードをピシッと指ではじき投げつけるシーンでは、すももさんと同じくミルヒーとのワンシーンを思い出しました。長い指が最大限に生かされて、当時うわ〜なんてカッコいい仕草って何回もリピしてましたから・・
町田啓太くんを初めて見たのは2015年NHKドラマ、仲間由紀恵さん主役「美女と男子」でした。
若い時の玉木くんに面影が似てるなぁと思っててやはり同じ系統の美男子ですね。 ホント兄弟役で共演して欲しいです。
画面の色味は仕事中は緑っぽくて、私生活ではパッと明るい陽射しなどで、心の葛藤や過去を引きずっている様を映していて今の生活の現実をあまり受け入れて居ない白戸なのかな?感じて見ていました。 

トマト
2019/01/11 22:15
>トマトさん
はい、本当にあっという間でした。
武監督とのお仕事は玉木くんにとってはとても刺激的で充実した経験になったんだろうなぁと、インタビューを読むたび思っていました。いつもいつも、より新しい自分を、役を渇望している玉木くんですから、武監督との仕事はすごく嬉しかっただろうなと思います。
トマトさんもあのシーンでミルヒーと千秋を思い出されましたか

白戸と千春は同棲してもう5年くらい経つカップルなんですよね、なのにまだ元カノを引きずってるとか、白戸の心の傷というか闇は結構深そうです…それが今後どう影響してくるのか、闇落ちするのかしないのか、病んでいくのか…どんな玉木くんも見てみたいので楽しみです!
すもも
2019/01/12 02:17

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『盗まれた顔〜ミアタリ捜査班』 第1話 すもも玉の空言/BIGLOBEウェブリブログ
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