すもも玉の空言

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zoom RSS 『あなたには帰る家がある』 第5話

<<   作成日時 : 2018/05/15 00:26   >>

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のっけから大笑い…だっていきなり、ジャガーとアナコンダに挟まれて餌食になろうとしているカピバラのイラスト…なんでこんなに素人臭いイラストなんだろうと思ってたら、動物園のスタッフが描いたイラストだっていう設定ね。

こういう小道具に至るまでスキがないよねこのドラマ。
たとえば茄子田太郎の手帳も。あの文字。ボールペンでもシャーペンでもなくてきっとあれは鉛筆。茄子田なら鉛筆。しかも2Bとかの濃いやつ。文字を書いて消しゴムで消して書き直した跡もある手帳という小道具にも、しっかり茄子田太郎という人物の性格が垣間見える。

と、細部にこだわると全部取り上げたくなるほど隅々までよく出来たドラマだと思います。


我らが秀明さんは、出てくるたびに情けないんだけど、ドラマのホラー度が加速する中で、なんかもはやその情けなさに癒されます。一周回って可愛いよね、と一般の人からも言われてるし
もうね、玉木くんが、あの絶世の美男玉木宏が、カピバラにしか見えないんだもの…
美しい手指をあたしたちに見せつけるようにウキウキと筍の皮をむいている能天気な姿には、心の底からぶあっかだなー!(訳:バッカダナー)と思いましたよ…。何が「幸せってこういうことかもしれないな〜」だよ!ほんっとバカ!!
でも秀明さん、ガワが玉木宏なのやっぱりずるいよなぁ〜、あの可愛い笑顔とセクシーな美声のモノローグには癒されちゃうし、うっかり心許しちゃうし、なんかまともなこと言ってるのかと思わされちゃうんだよなぁ…いや思わないから!
でもさ、浮気された妻の苦しみと、浮気した夫の罪の意識の浅さの対比って、あれがリアルなところなのかもね…。

その後の真弓との対話のシーンも、面白いやらリアルだわ…綾子のメンチカツ攻撃の異常さがいまいち理解できないオメデタイ秀明と真弓との意識の落差、双方の心の声の対比が面白かった〜。しかもコミカルな演出にしてくれるから楽しく見られる、上手いですよね。
真弓の同僚由紀に「旦那さん、まだ夢見てる感じ?」って言われる始末…そうだ、夢見てるんだね!夢見るカピバラ綾子とのシーンに流れるあの美しい旋律も、秀明の頭の中で流れてるのかなぁなんて。アホや〜

綾子から会社に電話がかかってきて、切りもしないで鳴ってるまま上着の内ポケットにしまってチマチマと仕事を続ける様子を「ミスタービーンみたいだ」ってツイで言われてて、あたしももうそれにしか見えなくなっちゃいました。確かにミスタービーン。挙動不審すぎます
桃ちゃんにも完全に怪しまれてるしね。

会社(の近く)まで押しかけてきた綾子にも、いまひとつ毅然とした態度が取れない。
秀明は優しい男なんだよね…いい時は優しいで済む。でもこういう家族・夫婦の危機という非常事態に陥っても「優しい」だけでは、話になりません。綾子に、謝らないでと優しい言葉をかけ、「1分間だけ」手を握らせてしまう。(あたしたちだって2秒で剥がされるのにー!)
あまりにも八方美人で優柔不断。あれでは綾子だって、諦めきれずにいつまでも縋ってしまう、手を離せなくなってしまう。

真弓の方がやっぱりしっかりしてるし頼り甲斐がありますね〜。勝手に動かないで、麗奈のためにも、と諭す真弓に対し、俺たちが一枚岩にならないと、と的外れな秀明はまたまた真弓の怒りの火に油を注ぐ
「俺が真弓を守る」って言ってたくせに蕎麦屋でも真弓を盾にして隠れようとするし…なんかさ、身長180センチであんなムキムキの玉木くんが、小さく見える気がするのよね。それはそれで凄いなぁ。

手巻き寿司の一家団欒シーンや家族旅行のシーンには、うっとりするほど癒されました…だってホッとできるのは、それがかりそめであったとしても、佐藤家のシーンだけなんだもの。
エプロンしてキッチンに立つ秀明さんを何度も見られたので、この回もやっぱり超眼福

でも、娘や秀明の笑顔を、複雑な気持ちで見つめる真弓…自分さえ許せば、こだわりを捨てれば、我慢すれば…この一家団欒が本物になるんじゃないか。そんな気持ちが伝わってきて切ないね。
いじめやセクハラの問題と通じるものかもしれない。
心に負った傷は、癒えたとしても、痕は残るのに。
傷を負わなかったことにはならない。

ベッドルームでの攻防戦、このシーンは秀逸でしたねー!「背中がイライラする」はまたも名セリフ!
揉め事の後の夫婦の性生活というかなりデリケートな局面を、男女の意識の違いにスポットを当てながら、鮮明にしかもテンポよくコミカルに。拍手ものです!
浅はかで完全にハズしてる夫を演じる玉木くんは、滑稽だけどさすがにチャーミングでしたねー!下品にならないのは玉木くんならではじゃないかなぁ
2人ともモノローグはすごく上手なんだけど、秀明さんのはさらにコミカルで最高でした!
細かいけど、翌朝秀明がシャツのボタンを締めながらベッドルームから出てくるところ、めっちゃセクシーでした


家族旅行のくだりも、物語の運び方が本当に上手い。ほっこりシーンとホラー展開が代わる代わる訪れて、佐藤夫妻と一緒になって見ているこっちまで翻弄されてしまう…メンタル削られますな〜


茄子田夫婦が関わるシーンはとにかく全部ヤバイ。太郎の手帳、太郎の綾子の行動追跡、綾子の行動すべて…。
綾子は夫に知られたかもと恐れて泣いてみせるくせに、佐藤家の旅行に行きたそうなそぶりをする、4月13日のことを家族前で聞かれても平然と受け流す、温泉で入浴中の真弓襲撃…
ここは恐怖でした…もう終わりにしたはずなのに、真弓から何とかして秀明を奪い取れないかと爆弾を素手で投げ込みにくるテロリストですわ

ここにキスしてくれた…このホクロが好きと言ってくれた。
子供みたいな顔で、好きな映画の話をしてくれた。
綾子さん、って名前で呼んでくれた。
愛してるって言ってくれた。何度も。


強烈でしたね〜。
《あなたの夫はこの体を抱いたのよ。何度も何度も》
それを見せつけにきたんですから。

それともう一つ、真弓と秀明夫婦の間にはもうすっかりなくなった「恋のときめき」のようなものを、見せつけられた。
名前で呼ぶ、キスをする、愛してるという言葉…
映画の話だって、たぶん真弓はもうずいぶん長いこと秀明の映画の話に付き合ったりしてなかったでしょう。秀明も1人で勝手にネットカフェで観てたし。
綾子は真弓に、メリメリとギリギリと、秀明が自分に与えてくれたときめきを、真弓には与えなくなったときめきを、見せつけて突き刺しに来たんです。
恐ろしい女……

せっかく修復しようと決意したのに、またも深く深く傷つく真弓。
のんきに寝落ちている秀明…翌朝のはだけた浴衣姿はサービスショットでしょうか

ジョギングして、走って走って全部吹っ切ろうとする真弓…体育会系なのよね。グジグジ悩んでいたくないんだろうなぁ。
なのに茄子田の言葉が容赦なく真弓に襲いかかる。茄子田の言うことは全部正論ですよね…

なぜ裏切られた方がこんなに苦しまなくちゃいけない。
なぜ傷つけられた方が許そうと努力しなくちゃいけない。
裏切った方は許してもらって良かった元どおり家族団欒でヘラヘラ笑って…
理不尽だろ。
罪を犯しても罰せられなければ、罪を犯した方は大したことではなかったと思ってしまう。
そんなの理不尽じゃないか。
あんたの敵は俺でも綾子でもない、あんたを裏切った自分の夫だろ。
認めろよ。壊れたものは元には戻らないんだよ。


茄子田は真弓に揺さぶりをかけることで、秀明の浮気相手が綾子であることの確信を得ようとしてる…つまり裏を返せば、99%クロだと思っていても、真弓が全力で全否定してくれることに、1%の望みをかけていたんじゃないか。
涙を止めることができない、綾子と秀明の関係を否定できない真弓の様子を見た茄子田の顔に、絶望が浮かぶ…ユースケの演技も最高でしたね〜!

真弓を心配して出て来た秀明に「やっと2人になれたね」と微笑みながら距離を詰めてくる綾子…ほとんど貞子でしたー
秀明がここまで来てようやく綾子の「ヤバさ」気づくというのもリアルでしたね〜。

そこで鉢合わせする4人。
茄子田と綾子、ジャガーとアナコンダに挟み撃ちにされて絶体絶命のカピバラ秀明

と、どうなるかと思ったら、茄子田は秀明よりもむしろ綾子を睨みつけ、そのまま逃げ去るようにタクシーに乗り込んで行ってしまった。。。
向き合えないんだね…妻の裏切りに。恐ろしいんだろうな…真実に触れるのが。
あんなにモラハラやりたい放題だったのに、決定的に綾子からNOを突きつけられるのは怖いってことなのか。

茄子田家の息子や姑も、綾子の真実の姿を知る人物…なんでしょうか?
原作と変えてくるかもしれないし、それについてはここでは何も言えません!

今回の秀明はとことんのん気でオメデタイ「まだ夢の中」な描写でしたが、それは、まだ傷から立ち直っていない現実と、娘のために前を向かなきゃという理想の狭間を行ったり来たりする真弓の「リアルな苦悩」との対比でした。


来週はいよいよ麗奈ちゃんも事実を知ることになるんでしょうか…かわいそうだよ〜
予告を見ると、これって原作のクライマックス…てことは、この後まだ半分近くあるけど、一体どうなるの?!全く予想ができません!


今日(5/14)の読売新聞夕刊にこのドラマの記事が大きく載っていて、それによると「前半は結婚生活のシビアな現実が中心でしたが、後半は(パートナーに対する)『無言の期待』から解放された夫婦の姿を前向きに描く予定」とのこと。(高成Pのインタビュー)
すごく期待できそうだなとおもいましたよ!


毎週言ってるけど、金曜日が待ちきれないー!!











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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ、すももさん。
もうすぐお早うですね。時差が夏時間の関係で7時間です。
15日の真夜中のすももさん、ご苦労さまです。
今回も情けなくてかわいい。年上の女ふたりを振り回しております。さすが、玉木さんの演技、ダメ男なのに女にもてる男を彼だけの持ち味で演じている。綾子さんは思い込んだら一途におしてくる。温泉の場面はすももさんの意見で納得しました。秀明はアホでうかれていたのに、相手はおおまじめ、箱入り主婦ですものね。過去になにかあったのでしょうか。これからあかるみになっていくでしょうか。愛は盲目ですな。相手のことなどおかまいなし、真弓さんが茄子田先生と共感しはじめていくのだろうな。同じ痛みですから。息子になにか秘密の鍵があるような気がします。原作を読んでいませんので楽しみです。
動物園のシーンは楽しかった。玉フアンだったらすぐおもいあたる動物までだしていただいて、アナコンダの二の腕まで思い出しました。同じ女たらしでも大違いですね。こんな俳優はそんじょそこらにはおりません。女たらし玉木宏のリストアップしようかな。
かちゃん
2018/05/15 04:37
すももさん、おはようございます。今回一番笑ったのは、ベッドでのお互いの心の中の言葉でした。確かにすももさんのおっしゃるように、玉木くんのは真面目なのに、よりコミカル。
 原作とだいぶ離れているとはいえ、時々原作からそのまま取り込んでいるような場面が強烈です。今回だと、外でたばこを吸いながら話すおばあちゃんのセリフ。たばこも含めて原作通りですね。その後さらに桃さんにダメ押しされて(これは原作にはない)ようやく「やばいかも」と思い始める秀明さんの鈍感さ。でもこの鈍感さがないとドラマが成り立たない……というか、そもそも秀明さんが夢見る人だと見極めて(たとえば展示用住宅でおままことを付き合ってくれた)綾子さんは迫ってきたのか? 
 おままごと、と言えば真弓さんは料理をする時にエプロンはしないのですが、綾子さんと秀明さんはしていますね。実は「家事をしています」アピール、あるいは二人ともそういうアピールをする人だという意外な共通点があるのかも……次回でクライマックスを迎えたら、あとどうなるんでしょう?
パープルポテト
2018/05/15 06:43
>かちゃんさん
茄子田夫婦の過去については今後語られるでしょう…綾子がなぜあんなに家事が完璧なのかとか、なぜ太郎みたいな男と結婚したのかとか…いろいろストンと納得できると思います。
そっか、秀明さんもある意味「女たらし」と言えるのかも。真弓、綾子、桃ちゃんから好かれて、カレー屋の子だってカッコいいって言ってましたもんね。(今はもう違うけど)
家族旅行の佐藤家写真、あんなにハジけた変顔は久しぶりでしたね!さすが玉木くん
すもも
2018/05/16 00:46
>パープルポテトさん
佐藤家姑さんのあのセリフ、原作だと綾子に対する同情を募らせ、秀明を不倫へと走らせるきっかけになるセリフでしたよね。同じセリフなのに、発せられる局面が全く違い、秀明の心理に与える影響も全く逆…いやこれってすごいテクニックなのでは?といま気づきました。
このドラマ、とにかく原作のアレンジの仕方、取り入れ方が上手いです。昨今、原作付きのドラマや映画ばかりですが、脚色がここまでよくできてる作品って珍しいのでは?
ご指摘のエプロンをする・しないの他にも、いろんな対比や暗喩が潜んでいそうですね。役者も上手いし何度もリピートして見たいドラマです。
すもも
2018/05/16 00:58
すももさん
第6話もキレッキレでしたね。
脚本家の方とか全く調べていないのですが、メイン4人の人間性を破綻なく描ききってるような緻密さに、ドラマが進むほどに引き込まれてしまっています。
ホラーっぽいよーって思っていたのが、後半にさしかかって、茄子田夫妻に血が通ってきて。
綾子さんは、多江さんが流石の演じっぷりで、ああなってしまうのも納得させられるし、
玉ファンとしては、世慣れていない主婦が玉木宏みたいな営業マンに抱かれて愛してるなんて言われたら、あーなっちゃうよね…とも思うし、
単に変な壊れた女でもないなぁと。
佐藤家に直談判に来たのだって、真弓ちゃんが仕事関係なく茄子田家に直談判に行ったのが先で、それきっかけで綾子さんは引くに引けなくなったわけですしね。
玉木さんの秀明さんは、ホントに可愛らしくて、浮気しようが何しようが一家に1匹(笑)置いておきたいくらい。
あの憎めなさは、どこからくるんでしょう、不思議です〜
ご本人は、憎たらしいくらい隙の無さそうな雰囲気ですのにね。
退院して、豚しゃぶ挟んで、ホンネを話すところの秀明さん、これ、演技???って思えないくらいに自然で。
地に足のついた役がしたいって折々におっしゃっていたけれど、普通のごく平凡な男性の役がこれだけ板につくって、しみじみ振り幅ヒロシくんになられたなぁと、これからがもっと楽しみになりました☆
kiki
2018/05/19 11:05
>kikiさん
そう、綾子はただの壊れ女じゃないんです。今は誰も綾子に共感する人はいないかもしれないけど、彼女のこれまでの人生とか世の中との関わりみたいなものを知ったら、手厳しいツイッタ民もみんな何かしら共感すると思うんですよね。その時が楽しみだなと思います。
秀明は可愛いですよね〜中の人ファンフィルターを差し引いても、ダメだけど可愛い。秀明は悪人じゃないし、なんとかしなくちゃっていつもハラハラしててなんかかわいそうになっちゃいます。でも常に受け身なんですよね。殴りかかられてもひたすら受け身。中の人はボクシング歴10年越えるのにね
すもも
2018/05/22 01:00

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『あなたには帰る家がある』 第5話 すもも玉の空言/BIGLOBEウェブリブログ
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