悲恋 (真島と芽衣子・・・覚書き)

真島と芽衣子は悲恋だ。

二人は共に死んだが(あたしはそう思ってる)、あの世で結ばれたとか、天国で幸せになったとか、そんな風には思えない。

なぜなら二人は、最後まで気持ちが通じ合うことがなかったのだと思うから。

それはすごく悲しいこと。

とても愛し合っていた二人だと思う。

でも、気持ちはすれ違ったままだった。

二人の想いが、重なり合うことはなかった。

互いを愛していたけど、互いに相手の気持ちを汲むことはできなかった。


芽衣子にとってもっとも大切なことは「復讐をやり遂げること」

真島にとってもっとも大切なことは「芽衣子に復讐をやめさせ、守ること」

互いにこれだけは、命に代えても譲れない一点だったんだと。

これは哀しいくらいに決定的にすれ違ってるんだと思う。破局してる。

見つめる方向が違うんだよ。


結局、芽衣子は真島を残してひとりで死ぬことを選ぶんだもんね。この時点で真島を捨て去ってるとも言えるわけで。

芽衣子は真島を愛しながらも、真島を決して自分の人生に立ち入らせなかった。拒絶し通した。


真島はけっきょく、芽衣子に振られたんじゃないかな・・・ある意味。

愛し合ってるのにね。

これは悲劇だよ。死んでしまったからじゃなくて、気持ちが通じ合わないまま終わった恋だから。


真島は何度も芽衣子に想いを伝える。愛してる。いつまでも待ってると。

でもそれらの愛の言葉は、そのたび、芽衣子を追い詰めていったんじゃないかと思えてならない・・・。


愛してる。 -愛さないで。

いつまでも待ってるから。 -私のことを待たないで。


真島が愛の言葉を口にするたび、芽衣子は本心から、自分のことは忘れてほしい、どうか愛さないでほしいと願ったんじゃないか。

真島を守るためには、自分の命は早く終わらせなければ。

心から、真島を愛してたから。


でも真島は信じてた。

一途に愛すれば、きっと彼女の心を開けると。彼女に受け入れてもらえると。そして彼女を守れると。

自分の愛が芽衣子の心を溶かし、彼女の命を救うんだと。

まるで純粋な少年のように、そう信じてた。

心から、芽衣子を愛したから。


芽衣子は真島に愛されれば愛されるほど、死を選ぶしかない。


結ばれ得ない二人 だったんだよ・・・・・



ラストについては賛否両論あり。どちらかといえば一般視聴者にまだ近いあたしの目から見て、玉木くんファンの皆さんのご意見は、終了直後は否定的なものが多かったように思う。

それはすべて、「玉木愛」ゆえなんだなぁと感じた。

玉木くんが好きだからこそ、作品の完成度や演じた役の人物像についても辛口になるもんだよね。

でも時間がたって、皆さんあのラストを受け入れようとされていて、ファンってありがたいなぁ・・・なんて思っちゃった。

これもまた、愛ゆえだよね。


あたしも、ドラマの出来そのものについては、あえて言うまい。激辛になっちゃうし、もうそれはいいの。

真島のかっこいいとこだけ、リピートしてるから、脚本の穴も気にしませーん。

それにもう終わってしまったことだし。

そしたらあとは、あれこれ人間関係を深読みしたり妄想したり、人物たちのその後を想像してみたりして、自分であの物語を深めていくほうが、楽しい。


切ない真島ちゃんがもう一度見たい。

Pの言葉によれば、ラストは始めから決まっていたと。

それを踏まえた上で最初の出会いから見直したいよ~。切ないだろうなぁ・・・。

ハマったのが遅すぎて、録画してあるのは最後の3回だけ。

1~7話をナナメに見てた自分を反省。

やっぱりDVDボックス、買わなきゃ~かも。

この記事へのコメント

  • yuki

    度々すみません…

    「真島と芽衣子は、愛はあるけど気持ちは通じていなかった」というのですが、私もそう思ってました。
    なんかあれ、昔見た「奇跡の海」という映画をちょっと思い出しました。
    内容は全然違いますけど。
    あれも、出会って間もなくて、愛はあるけど相手を理解するまではいってなくて。
    で、あることをきっかけに、相手の為を思って、あー言ったりこー言ったり、あーしたりこーしたりする訳ですが、その意図は相手には伝わらず、結果的外れな方向へ…的な。
    見たのがかなり前なので、うろ覚えなんですが、たぶんこんな内容だったような気がします。笑
    やっぱり、相手のことを知る、知ろうとするのは、すごく大切ですね。
    難しいことですけど。

    内容的には、「…?」な所も多々あり、「玉木宏の無駄遣い」的な所もあったような気もしますが、もういいです。笑
    今までに無い様な玉木くんが見られたので、まあいいとします。笑


    2011年01月21日 19:58
  • すもも

    >yukiさま
    こちらへもコメントありがとうございました。
    真島と芽衣子については、この記事をアップしてから今でも、正直迷いがあります。読む方によっては、ちょっといやな思いをする方もいるかもしれないなぁ…とおもいつつも、この考えに至ったことは間違いないわけで、ひとまず書かずにはいられませんでした。
    でも、あの二人については、一つの見方だけでは推し量れないものがあるとも思っています。DVDで見直してみたら、また少し違った姿で二人のことを感じるかもしれません。「二人の思いは成就した」と素直に受け止められるほうが、救われますよね…。

    『奇跡の海』は未見ですが、ポスターは覚えてました。
    ストーリーをざっと読んでしまったんですが、トリアー監督らしい容赦ない悲劇のようですね。「すれ違う愛」というのは一番切ないですね。。
    2011年02月23日 12:16

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