『玉木宏 音楽サスペンス紀行~亡命オーケストラの謎』

番組全体を覆う静かな緊張感。

そういった全体の流れの中で、堂々と、でも押しつけがましさは微塵もない静寂を纏った玉木宏の佇まいと、静かに染み入るような声と語り口は、見事に嵌まっていた。


玉木君がナビゲートする紀行番組、というと、これまでのあたしなら玉木君の美しい姿に見とれてしまって、バックに映る風光明媚な景色とかナレーションの内容なんかもうっかりすると右から左へ…なんてこともしばしばだったんですが、今回のこの番組は違いました。

謎を追う玉木君の姿が映し出されると、途端に画面が映画のように美しいショットになるので、いちいちハッとしたりドキッとしたりしてしまうんだけど、彼が追う謎や証言者から語られる歴史の真実のあまりの重さに、今回ばかりは、玉木君のことは二の次になって番組を見ている自分がいました。


でも、でもね、重苦しい歴史の事実がひとつひとつ明らかになっていく過程で、ちょいちょい差し挟まれる玉木宏の麗しい姿には、心底癒されましたね…

列車の窓辺に身をもたれさせ、流れていく風景を目で追いながら先人たちの苦闘に思いを馳せる。

カフェで資料のページをめくる繊細な指先、仕草のたおやかなこと。

美しいヨーロッパの景色の中に溶け込む玉木君の落ち着いた佇まいには、心惹かれずにはいられない。



玉木君が取材者として証言者の皆さんに真摯で誠実な姿勢を貫いていたのと同様、番組そのものも真摯な作りでした。

書きつけや確たる証拠となる物品の少なさは、かえって「彼ら」の置かれた状況の危険さや緊急性を物語っていたと思う。

結局わからないことが多かったのは、当時それだけ逼迫した危険な状況だったからであり、関係者はみな証拠を残さず固く口を閉ざした…戦後になっても。

べらべらと吹聴するようなことではなかったということなんでしょう。


特に近衛秀麿氏は政府の関係者でもあり、兄(近衛文麿)は戦後戦犯として告発を受けながらも、裁判の前に自殺を遂げている人物。秀麿氏が何かを主張できる立場ではなかっただろうことは、推して知るべしということなのかな。


その秀麿氏の行動についても、強引に結論付けたり、ことさらに英雄視して持ち上げたりせず、謎は謎のままとして締めくくったのは、とても誠実だと思いました。





さて。

今回の番組を見て感じたこと考えたことをここに記しておきます。ちょっと玉木君からは離れてしまうけど、あたし自身のメモとして。



ハーケンクロイツと並ぶ日の丸の国旗。巨大すぎる二つの旗の下で日本人指揮者が指揮棒を振る姿は、なかなかに衝撃的だった。これはどこからどう見ても、ナチスと当時の日本政府のただならぬ友好関係を表しているし、そこでオーケストラの指揮を振る日本人は明らかに「ナチスの協力者」と言われても否定できない。

この時の近衛秀麿氏の心中は、この映像を見るだけでは誰にも推し量ることはできなかったということよね…。


ヨーロッパの外側にいる人間としては、全く知らないことだったけど、ポーランド人はヨーロッパにおいて歴史上たびたび「劣等民族」というレッテルを貼られてきたという。(ポーランド人を差別するジョークのようなものが今もあって、ただそういう質の悪いジョークは真っ当な常識を持つ大人には相手にされないレベルのものだということだけど)

それは全く何の根拠もない捏造、でっち上げでありながら、たびたび隣国大国に分割支配されてきた国家、民族の宿命のように、そういう中傷を甘んじて受けねばならない歴史があったそうだ。


そしてこの「劣等民族」というイメージは、特に第二次大戦においてポーランドを占領し支配したナチスドイツによって広く喧伝された。

占領地にドイツ人を移住させ、民族、文化の二分化を図り、ポーランド人を支配するために、そうした間違ったイメージを作り上げ利用したのだ。

ユダヤ人に対してドイツ国内で行ったことと全く同じだ。


映画「シンドラーのリスト」を観た時、あたしは恐怖に震えた。

人間は、ここまで、これほどまでに、残酷なことができるものなのかということを、まざまざと見せつけられた思いがしたからだ。


ナチスによるポーランド人迫害も、ユダヤ人に対するそれと同様、徹底した悪意を見る思いがして、その残酷さにゾッとする。


ナチのやり方は本当に非道だ。

番組でも触れていた「人間狩り」…そんなことが本当にあったなんて。

肉体的な迫害だけが残酷なのではない。ポーランドを支配するために、ナチスは彼らの文化、民族的尊厳を徹底的に破壊したという。

ポーランド侵攻と共に計画的に知識層(聖職者、教師、医師、芸術家…)を大量に逮捕、処刑し、あるいは収容所に送った。

ポーランド人の文化や知性を根絶やしにしようとしたのだろう。


そして「劣等民族」である彼らには「高等民族」であるドイツ人の音楽が理解できるはずもないし、それを享受する資格もないと断じ、バッハやベートーベンなど芸術性の高い音楽を聴くことも演奏することも禁じたと。


肉体だけでなく、精神の自由をも徹底的に奪う。

こんな残酷なことがあるのか。


恐ろしいのは、こういう非道な迫害、悪意に満ちた民族浄化は、なにもナチスの専売特許ではないということだ。

迫害する者とされる者がいる限り、人間は、そのどちらの立場にもなり得る。

どの国の、どの民族でも。

そして今この瞬間も、世界のどこかの国で、街で、村で、こうした迫害が行われている。

形を変え、相手を変え。

11歳で全ての家族を失い、真っ暗な地下水道に取り残された少女は、21世紀のきょうもどこかにいる。


よく、戦争関係の番組は悲しくなるから見ない、なるべく避けて通る、という声を聞く。

でもそれは、明らかに間違っている。

避けて通ってはならない。

なぜなら、人は忘れっぽく、間違いやすいからだ。

過去に起きたことを知らなければ、そこから間違いを学ばなければ、また同じ間違いを犯す。

正しい選択ができない。


もう生の声を持つ人は少ない。

こちらから耳を傾けなければ、やがて忘れ去られ、いつか、事実そのものがなかったことになってしまう。

記憶とはそういうものだからだ。


あたしには「記憶」がない。

迫害の記憶、自由や尊厳を奪われた記憶、飢えの記憶、爆撃や破壊の記憶、逃亡生活の恐怖の記憶。

それらの記憶がないことはとても幸せなことだ。


でもだからこそ、それらの「記録」から目を背けてはならないのだ。

「記録」に目を向け、心を向けて、自分の「記憶」に刻み付け、次の世代に引き継がなければならない。

それが「戦争の記憶」を持たない者の責任なのではないか。


107歳のユダヤ系フランス人の元パッサーが「記憶」を辿って当時のことを話してくれる。

玉木君が丁寧に彼の話を聞く。

「記憶」を持つ人は、もう少ない。

番組中でも、会うべき何人もの人が、もうこの世の人ではなかった。

「記憶」を「記録」するこうした作業は、今こそ急ピッチで進めなければならない。

そしてあたしたちは、その「記憶」を受け継がなければ。

そんな焦りを、じわじわと感じた。



玉木君に感謝です。

とても、価値のあるいいお仕事に関わってくれました。



番組を見た人の感想、レビューが続々と寄せられています。



このページで再放送のリクエストもできるのでぜひポチっと!何度でもできるのでポチポチポチポチしましょう!


今回はBSだったけど、より多くの人に見てもらうためにもぜひ地上波で放送してほしいよね。

前日の深夜に、2年前に同じスタッフで制作された『戦火のマエストロ』が総合で放送される予定だったんだけど、突然の北朝鮮のミサイル発射のせいで中止になっちゃったのよね

これと合わせて一緒に、地上波で再放送してくれますように!リクエストを送りましょう!





それからもう一つ嬉しいお知らせが!

昨年放送された『巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲』の第二弾、『巨悪は眠らせない 特捜検事の標的』がドラマ化決定!老舗京菓子屋のぼんにして東京地検特捜部の若きエース・冨永真一!六法全書の隣でお茶も点てる敏腕検事!故郷のお父ちゃんと話す時ははんなり京都弁を操る正義の執行者!

いや~、あたしね、冨永の真ちゃん、けっこうじわじわと好きなんですよ。

なんていうか、冨永真一って、これまで玉木くんが演じてきたキャラクターの中ではかなりシンプルでクセのない人物ですよね。だから等身大の玉木くんの男としての魅力がすんなりと楽しめるっていうか…(だからこそ原作通り家庭持ちの既婚者設定にしてほしかったんだけどなぁ~)


公式サイトももうできてます



今回対峙するのは女性初の総理候補と目される代議士・越村みやび。演じるのは名取裕子さん。

彼女にまつわる贈収賄疑惑に特捜のエース冨永真一が挑みます。

スーツ姿が凛々しいねぇ~


先週からクランクインしたそうです。この撮影を終えたら、いよいよ舞台稽古ですね。

働き者だなぁ~!(ほくほく)












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この記事へのコメント

  • 月の下

    こんにちは、すももさん。
    見ました、音楽サスペンス 亡命オーケストラの謎。
    私は戦争物は本当に苦手で、なかなか見ることができないのですが、しっかり見ました。
    その当時の人々の心中を慮ると、胸が苦しくて。

    人間狩りなんて、どんな精神状態でできるのだろうと
    想像すら出来ません。
    それとも、そういう世の中になってしまうと、流されてしまうのか。なんという恐ろしいことか。

    玉木さんのおかげにて、埋もれてしまう事実に私も目を向けることができました。
    ポーランドは悲惨な時代がありましたが、今は穏やかな国になり、玉木さんを虜にしてしまった魅力溢れる国になってるのでしょう。私は訪れたことがないので、これも一面なのかもしれませんが。
    いろいろ考えさせられた番組でした。
    まだ一度しか見てませんので、これから何度か見て、しっかり感じたいと思います。

    冨永検事は嬉しいお知らせでした!
    いずれ演ってくれるだろうと思っておりましたが、
    まさか、こんなに早く!!!
    先日、読み終えたばかりですが、もう一度名取さんを想像して
    読んでみようと思います。

    年内に放送されるのはありがたいですね。
    今年も隙間なく仕事をして下さる玉木さんに感謝です。


    2017年08月02日 16:38
  • パープルポテト

    すももさん、こんばんは。『女の勲章』は予想以上の演技者・玉木くんを見せてくれましたが、ドキュメンタリー番組でも予想の上を行く姿勢を見せてくれるとは! 『ふれあい紀行』のような生に近い玉木くんを見られる番組はもちろん大好きです。でも今回の「旅人」は「役」に近いところもあったと思うのです。あの時代に、良心を持って行動した日本人がいた、その跡を確かめて見たいと思う人の代表としての「旅人」。そういう「旅人」に玉木くんはぴったりでしたね。お話を伺う相手に対する敬意が感じられるし、なんというか「どこへ出しても恥ずかしくない日本人」という感じでした。それでいて、率直な感情が顔にふっと出る。
     インタビューに入る前の、訪問先へ入っていく時の、「生の玉木くん」がこぼれているような場面も好き。特にパリでジャック・パレナンさんの娘・エマニュエルさんを訪問するところ。玉木くんに「ボンジュール、マダム」って言われたいよぉ。部屋に入った玉木くんの足元にすかさず寄ってくる犬もナイス。  いやいや、こういうミーハー心も満たしてくれながら、全体として芯の通った、誠実なドキュメンタリーを仕上げるのに、玉木くんの力は大いに役立っていると思います。感情過多にならないナレーションも素晴らしかった(「未完成」について言う時だけ、ふと千秋さまを思い出しましたが、それも良かったです)。いい番組でしたね!
    2017年08月02日 17:50
  • トマト

    すももさんこんにちは。
    毎日、息を潜めて生き抜く事だけを考えている暗黒の状況下は、今の私たちには想像すら出来ない事でした。
    戦争という中では人は皆同じ方向を向いてどんな酷い事も平気で出来てしまう怖さを感じます。
    そんな中で、日本のマエストロの努力が在っただろうという謎を追うこのサスペンス紀行。
    分からない所は謎のままに、証言者の言葉を集めて真摯に作ろうとする意図が良かったですね。
    玉木くんが証言者に寄り添い真摯に訊く丁寧な物腰。
    深い眼差しや誠実なインタビューでは、この人が持つ品格が如実に現れるものなんですね。
    玉木くんの深い想いと共にヨーロッパの街並みや緑の丘が何
    と良く似合ってしまう溶け込み方でしょう。
    NHKと玉木くんの魅力で素晴らしい上質な番組になりましたよね。

    冨永真一をこんなに早く観られることに驚きと感謝でいっぱいです。 難しい役柄を与えられる度にステージUPする我らの玉木宏ですね。
    次々と話題作にご出演で、よく働いて下さるから玉木枯れを感じることがなく玉応援団としては凄く嬉しいですね。
    2017年08月02日 18:11
  • kiki

    すももさん、ヒデマロ番組、さすがスーパープレミアムということなのか出色の出来でしたね
    押しつけがましさが微塵もない…そうなんですよね、玉木さんの立ち位置って難しかったのではないかと思います。レポーター魂炸裂で凄いスクープを扱ってる感が出ると、あの詩情は出ない。けれど、過酷な経験をされた方々やご親族などに面談してリアルなお話を引き出さなければならなくもあるというシビアなお役目。
    あの押しつけがましさのない独特の気配があったからこそ成立していたように思います。
    あと、未完成を客席で聴くところ、さすが場慣れしていらっしゃいましたね。拍手するところは編集だったかもしれないけれど、客席にたった一人でオケの本気演奏を気負わず受けとめるって、俳優としても個人としても結構ハードな気が…
    ちょっとね…驚いたというか、玉木さんのスペシャル度がグンと上がってるような…
    のだめ映画の事前放映が消えて残念に思ってましたが、無くて良かったかもしれないと今は思います。
    千秋は玉木さんの浮世離れしたルックスが可能としたキャラでしたが、キャラ自体もおとぎ話の世界でした。
    今の彼は相変わらず浮世離れルックスではあるけれど、人間としての奥行きや重みがにじみでるようになってきていて、黙って何気に映っているだけで映像に複雑みを与えるまでに。
    ポーランドは参考書程度しか知識が無くてネット検索したら、犯罪者の寄せ集めの軍隊が駐留とか、もー酷すぎ…言葉を失います…
    富永真ちゃんは、お写真がやけにカッコいいのですが、10月までにふた皮くらい剥ける予定なのだろうかと若干心配に(笑)
    無防備過ぎる日焼け、再び…?
    2017年08月03日 09:17
  • かちゃん

    すももさん、こんにちわ。
    見ることが出来ません。とりあえずNHKワールドでの放映をじわじわと押してみるつもりです。でも期待薄、
    すももさんの玉木さんから離れたメモを読んでこういうことをあえて書く、メモとして残したい気持ちに共感しています。
    自分の国から逃げ出してここで自分の場所をなんとかつくろうとしている人々がいます。その基盤はその国の歴史、文化、宗教が影響されるような気がする。まわりの受け取り方がちがいますから。
    過去の歴史は塗り替えることは難しい。永遠に、
    私も気をつけないと相手を傷つけてしまうことがある。記憶を子供へ孫へとひきつぐ人もいる。記憶になくてもインパクトされていることもある。強大な国に翻弄されたポーランド、玉木さんがまた行きたい国になったところ。
    記憶のひきつぎをして欲しい。悲惨な歴史を繰り返さないように。
    なぜこんなことをしてしまったか。
    すももさんがなにかもうひとつドラマがありそうと言っていたのが富永さんだった。テアトルも見れない、映画も見れるのは二年はさきだろうと思っていましたので期待しちゃいます。
    玉木さんは充実しているなあ。相手の女優さんにも期待しています。
    2017年08月03日 18:22
  • すもも

    >月の下さん
    戦争を扱った番組は、見る方も体力が要りますよね…精神的にも肉体的にも。私も若い頃よりも今の方が、見るのがしんどいなぁと思うようになりました。だから私も今回のようながっつり戦争ものの番組を観るのは久しぶりです。もうだいたい知っているし、という思いもあります。でも、秀麿さんのことにしろ、ヨーロッパ戦線のことにしろ、まだ知らない歴史の事実はたくさんたくさんあるんですね。
    『シンドラーのリスト』を観た時、人間の残酷さの可能性を垣間見る思いがして本当に恐ろしかったです。一番恐ろしいのはきっと誰でも「そちら側」の人間になり得るということ。昼間は疑問も持たずに「人間狩り」のような恐ろしいことをして、夜になれば家族の待つ家に帰り、妻の手を握り子供に絵本を読んでやる。戦争とは、そういうものなのだと思います。
    ポーランドは苦難の歴史を乗り越えて、今は平和で安全な国になったんですね。いつか行ってみたいなぁ!

    「標的」原作お読みになったんですね♪私も読みたいなぁ~玉木君で想像しながら読むと楽しいんですよね
    2017年08月04日 18:43
  • すもも

    >パープルポテトさん
    「今回の「旅人」は「役」に近いところもあったと思うのです。あの時代に、良心を持って行動した日本人がいた、その跡を確かめて見たいと思う人の代表としての「旅人」」
    わかります、私もそう思いました。玉木君の目線は秀麿さんを知らない私たちの視線でした。玉木君自身の姿でもあり、自分の役割をきちんと弁えて存在してました。その出すぎない立ち位置は演出のおかげもあるでしょうが、玉木宏という人の人間性のなせる業だなとも思いました。
    玉木君の足元に寄ってくる犬!それチェックしてなかった~
    「未完成交響曲」についてのナレーション、私も千秋みを感じましたよ♪「指揮者の腕次第では表情に乏しい演奏になってしまう、難しい曲…」というところ、千秋先輩のアナリーゼを思い出しました
    2017年08月04日 18:59
  • すもも

    >トマトさん
    ツイッターか番組サイトに寄せられたレビューかで見かけましたが、玉木君の番組での姿を「思慮深さを漂わせる」というような表現をしている方がいて、首がもげるほど頷きました!
    いつもの舞台挨拶などで見せる控えめで品のある立ち方、在りようなど、やはり彼自身の人柄や持ち味がこういう番組でも滲み出るんですね。NHKならではの丁寧な取材と番組構成、よくぞ玉木君を起用してくださったなと思います。彼以上にこの役割に適任な人はいませんね。ほんとうにヨーロッパの街並みや自然の風景が似合いすぎるほど似合ってました

    冨永検事に年内に会えるなんて確かにあまり玉枯れを感じてないんだけど、よく考えたら今年は露出はやはり少ないんですよ…ひとつひとつが重く深い、だからあまり玉枯れを感じないんだろうな~と思います♪
    2017年08月04日 19:08
  • すもも

    >kikiさん
    「詩情」←たしかにそれです独特の詩情が漂う2時間でした。わからないことも多い、謎は謎のままに謙虚にそれを認め、あえて感動を押し売りするような作りでなかった。全編にクラシックの名曲が流れ、特に「未完成交響曲」の旋律の持つ「詩情」…辛く悲しい話が多かったけれど、全体に流れる静かな詩情がいろんな感情を背負ってくれているような。確かに玉木くんの立ち位置は難しかったと思います。ことさらに悲しそうに、辛そうに振る舞うのも不自然ですしね。まさに歴史の事実やそれを背負う人に「寄り添う」という姿勢だったと思います。
    のだめ映画の放送が流れてしまったのは、確かにそれでよかったのかも…残念だけど、分かる気がします。

    冨永真ちゃん、確かに日焼けしてますね…きっと休暇明けなんですよ!
    2017年08月04日 19:15
  • すもも

    >かちゃんさん
    オンデマンドは海外からは見れないんでしょうかうーん残念です!NHKワールドという番組?で見られるかもしれないんですね…そこで放送があればいいですが…もしよろしければかちゃんさんにも見ていただきたいです、ダビングとかできますのでおっしゃってください。
    ヨーロッパで暮らすことは日本のような島国で暮らす事とは全く違うものでしょうね。ましてや昨今の世界情勢は劇的に変わってきているし、綺麗事だけでは済まないことも多いと思います…ニュースなどを見て想像することしかできませんが。
    もう何度もリピしていますが、何度見ても心に一番突き刺さるのが魂の自由を奪おうとする非情さなんですよね…。
    その非情さに命懸けで対抗しようとした人たちがいて、その中には日本人もいたということ。杉原千畝が有名で、杉原氏に比べれば秀麿さんのしたことは規模も小さかったかもしれないけど、救った人の数で行動の価値が決まるわけじゃないんですよね。まだまだ、彼の周辺の話は知りたいことがあります。
    2017年08月04日 19:26
  • かおっち

    すももさん、こんにちは!
    すももさんのサスペンス紀行語り、うんうんと共感しながら読ませてもらいました。

    「戦争関係の番組は悲しくなるから見ない、なるべく避けて通る、という声を聞く。
    でもそれは、明らかに間違っている。
    避けて通ってはならない。
    なぜなら、人は忘れっぽく、間違いやすいからだ。
    過去に起きたことを知らなければ、そこから間違いを学ばなければ、また同じ間違いを犯す。
    正しい選択ができない。」

    すももさんのこの言葉、この文章が、まさに私の思いそのままで、感動しちゃいました!
    よくこの時期には、日本でも戦時中の悲惨だったお話が放送されますが、戦争を知らない人達が、どれだけちゃんと観ているのか、どれだけきちんと伝わっているのか、いつも不安だし歯がゆい気持ちでいっぱいです!

    今回、玉木さんがこの番組で色んなことを伝えてくれたおかげで、あらためて自分の国に起きた悲劇や、自分の国がしてきた非道なことについても、思い起こされた方も多いと思います。
    私達が記録を記憶して後世に伝える... 本当にそれが1番大切ですね!
    それと同時に、近衛秀麿さんのような方を同じ日本人として誇りに思い、自分の中にもある秀麿さんと同じ思いを、大切に忘れずにいたいと思います。

    巨悪第2弾も楽しみですね~!
    2017年08月09日 09:11
  • かちゃん

    すももさん、こんにちわ。
    気を使っていただいて有難うございます。見れました。
    何といっても心に響いたのはワルシャワでのコンサートのところ、音楽にたいする見方が変わりました。演奏した人々も指揮者も交響楽でレジスタンス、また弾けるかどうか解らない、まさに一音一音に心をこめたことでしょう。近衛さんの言葉、涙、緊張、叙情、情緒よりそれ以上のもの、このような演奏のきかいを与えた近衛さんに驚きです。それまでのベルリンでの苦悩が彼をつきうごかしたのでしょうか。そのあとも、うずもれてしまいそうな演奏家に手をさしのばした。ワルシャワの指揮のあと彼をかりたてのは未完成交響曲、何回も何回も演奏してもよかったとおもうことは非常にまれなこと、そのまれなことに出会ってしまった。
    玉木さんをむかえるひとびとの顔がなごやかでした。こんないい男で声もやわらかくボンジュール マダム、わたしはひろしたまきです。私も言われてみたい。千秋いらいのフランス語ですね。上手です。マダムたちは一瞬みとれていましたね、パリにもいたんだ。
    2017年08月12日 21:27
  • すもも

    >かおっちさん
    なんだか、肝心の近衛さんのことにちゃんと触れてないなぁと思いますが、読んでくださって有難うございます。
    近衛さんは当時の権力者に近い立場にいながら、いやきっとそういう立場の人だからこそ、自分にできることは何かを考え行動を起こせたんだろうなと…。それは名家に生まれたお坊ちゃん、貴公子ならではの真っ直ぐさだったり鷹揚さがあればこそかもしれません。
    番組中にも少し触れてましたが、あの絶望的な状況でも、近衛さんの他にもユダヤ人を助けていた市井の人が少なからずいたということ。彼らの勇気は素晴らしいことだけど、超人的な英雄であり私達とは違う人だと祭り上げるのではなく、自分自身に引き寄せて考えてみることが大事なのかな…と感じました。
    近衛さんは戦後もほとんどこのことについて何も語らなかったとのこと、当時の彼がどんな思いや葛藤を抱えていたのか、今後の調査で少しでも近衛さんの真実にさらに近づけたらなと思います。再放送が流れてしまった「戦火のマエストロ」もぜひ見たいですね。

    冨永検事、放送日が早く知りたいです!「危険な関係」の雑誌ラッシュも始まりました
    2017年08月12日 22:36
  • すもも

    >かちゃんさん
    ご覧になったんですねー!良かった~
    本当にNHKならではの綿密な取材、しっかりした構成、上質なドキュメンタリーでした。玉木君の知的で穏やかな佇まいは番組にさらなる品格を与えていましたよね。圧倒的な存在感、安心感で、玉木君が画面に映ると一瞬で映画のワンシーンのように美しい画になり…うっとりしてしまいます。辛いエピソードばかりでしたが、玉木君の真摯な姿勢と眼差しで、見ている方は少し救われたかもと思いました。
    ユダヤ人を助けていたことについてはほとんど語らなかった近衛さんが、ワルシャワでのコンサートのことを、熱い思いを込めて文章に残していることに、彼の人生に与えた衝撃を思わずにいられません。近衛さんのことをもっと知りたいです。玉木君が演じてくれたらなぁ…!
    2017年08月12日 22:59

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