すもも玉の空言

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zoom RSS 『女の勲章』 第二夜 感想〈2〉

<<   作成日時 : 2017/05/13 20:58   >>

ナイス ブログ気持玉 52 / トラックバック 0 / コメント 15

続きですー。

白石教授と初めて結ばれた式子。ホテルの部屋で優雅に紅茶を飲む姿、美しいですね〜

穏やかな時間も束の間、窓の外を見下ろすとそこには、式子を探しに来た銀四郎の姿が!怖!どんな鋭い嗅覚してるんだー!

それにしてもこの時の玉木くん、帽子とコートも良く似合って、本当に素敵
式子を追いつめる姿はまるでサスペンス映画かと思いましたよ…あれだ、「スパイゾルゲ」みたいな感じ!(古)

なんとか銀四郎を撒いた式子は白石教授にどこか遠くへ行こうと誘う。銀四郎から逃れるために。銀四郎と3人の弟子たちとのこじれた関係から逃れるために。

パリ郊外でしょうか。それとももっと遠く?
ロワール河沿いには古城が点在してるんですよね、なんだかそんな風情のお城を散策する二人。白石教授も何やら思案に耽っています…式子とのことをどうするのか、自分の過去を話すべきなのかと。
田舎のホテルで白石が妻の死について真実を語る。自分の多忙や無関心が妻を孤独に追い詰め、学生と情死してしまったと。
「もう誰も愛さないと決めていた。(式子のことも)遠くから見守っているだけでいいと思っていた」という白石。

「でも近くに来てくださいました…こんなに。お優しい方です。先生は」
この式子の台詞、ひょっとして、銀四郎と比べているのかなって、さっき思ったのよね…。銀四郎は少しも自分の心に寄り添ってくれなかったと。裏を返せば、寄り添ってほしかった、銀四郎にも近くに来てほしかったのに、ってこと?
やっぱり式子さんも、銀四郎を求めていたんだよね?じゃなきゃ嫉妬しないよね?

式子も、本当ならこの時全部話してしまうべきだったのよね。銀四郎とのこと。
「自分は心が狭い。妻も死んだから許せているのかも」と話す白石に、自分と銀四郎の汚れた関係を話す勇気がなかったんだろうなぁ。

「私が好きになった人は先生お一人です。奪い合ったり、盗み合ったりするような恋ではなく、こんなに温かく、いたわり合うような気持ちになれたのは、先生だけです」
というのが精一杯の式子さん。

じゃあ銀四郎への気持ちは、恋じゃなかったらなんなのかな…執着?でもそれだって、恋のうちなんじゃないかな。

しかしこのくだりでも、松嶋さんの繊細な演技、上品な発声、美しいよねぇ〜この人ほど「高嶺の花」って言葉を体現できる女優さん、今なかなかいない気がします。


ロンドンへ発とうとする白石教授と式子。それを追ってきた銀四郎。
「そうはいかしまへんで!」と登場した時は、さっきみたいにギャーッってなりましたよ…コワいよ銀四郎〜

「先生。誰とどないなりはっても構わしまへんけど、職場放棄はあきまへんなぁ」
構わしまへんやないやろ、あんためっちゃ怒ってはるやん!って思いましたよ。
この時点で、白石と式子が男と女の関係になった確信を持ったんでしょうか。ホテルに追いかけてきたときには、もう察してたかな。

銀四郎と2人で話すという式子に、お見通しとばかりに「いや、3人で話ししまひょ」と誘う銀四郎。この後何が起こるか、どんな修羅場になるのか、全部わかってるのは銀四郎ただ一人。そのことをよーくわかった上での提案です。
鬼ですね。嫉妬の鬼でしょうか。
そしてこのときまで、銀四郎は白石教授には一瞥もくれてないんです。無視ですよ無視。

「しかしパリいう街は、人がありがたがるほど美しい街やあらしまへんなぁ。なんや知らん、全体に煤けてるし、犬の糞が道に落ちてるし、びっくりだすわ。ははははは」
もうめっちゃパリをディスってます。「花の都・憧れの街パリ」でデートを楽しんだであろう二人に対するイライラが最高潮。パリパリいう式子に対する当てつけ、フランス文学を極める白石に対する当てこすり。ねちっこく、厭味ったらしくて、絡みつくような言い方!最高です玉木くん
ひとしきり嫌味をぶちかまして、煙草を愉快そうに吸い、煙を吐いて…ここの銀四郎はなんだか哀れに見えてきました…。

「彼女を連れ回して申し訳なかった」と潔く頭を下げる白石教授に
「そうだすなぁ…」ねめまわすような視線で、もったい付けて、言葉と一緒にぷはぁ〜と煙も吐きかける銀四郎。
ここ、煙草の煙も演技の小道具だ!と思いましたよ〜さすがですよね〜伊達に長年ヘビースモーカーだったわけじゃない!この銀四郎という役は煙草が大切な小道具になってて、玉木くんは完全に使いこなしてます。この役、煙草吸わない俳優にはできなかったね…。

ランベールとの3年契約を結んできたから、さっそく帰国して服を作れという銀四郎。留学の件で食い下がる式子を「そんな話聞いてられますかいな」と一蹴。
銀四郎のあまりに不遜な態度にさすがの白石教授も見かねて口を挟む。
「ちょっと待ちなさい。君は仮にも彼女に雇われてる身だろう?なんでそんな横柄な口が利けるんだ?」
「はぁ?」←これ…ひどい!あたし、テレビ見ながら凍り付きましたよ!いくらなんでも、仮にも自分の恩師でしょ?!なんて不躾な、無礼な男なんだ!
あたしにそう思わせる玉木くんに完敗だすわ…

「先生。先生の想像なさるより、僕とこの人との関係は、ずうっとねじくれてるんだす。切っても切れへん仲いうやつだすわ」
相手を傷つける言葉を周到に選んで、ひと言ひと言、刺すように、二人の前に言葉を置く銀四郎。
銀四郎のあけすけな言葉に、目を真っ赤にしてショックを受ける式子。女性として最大の辱めを受けている。愛する人の前で、他の男との肉体関係を暴露されるなんて。
そんな式子の様子を見て、全てを悟る白石。
「なんだって…つまり、君たちは…」
俯いて涙をこらえられない式子…あたしこの式子がかわいそうでかわいそうで…。

「はい。仕事だけのつき合いやおまへん」
銀四郎、完全に面白がってます。
仕留めて傷ついた獲物を手のひらで転がして、甚振って、面白がってるんですよ。本当に悪趣味な男。
女性にとって、愛する人の耳に絶対に入れたくない話でしょう。前の男の話なんて。特に式子のような育ちの良い、プライドの高い女性なら。わかってて、わざとやってるんですよ銀四郎は。
弱って俯いて反撃できない式子を見下ろし、学問一筋のお堅い教授が驚愕して動揺する様子を、完全に楽しんでます。その煙草は美味いか銀四郎よ。
ああなんて上手いんだ玉木宏!

「私の口から先にお話しするべきでした。でも終わったことなんです!」と白石に許しを乞うようにすがろうとする式子の言葉に、無情に覆いかぶせるように
「いいや!終わってへん」とバッサリ斬り捨てる銀四郎。
「昔からずっと、そしてこれからも。僕とあんたは、二人三脚でずっとやっていくんだす。あんたの野心や虚栄心を満たす手柄を、僕が働いて勝ち取ってきたこと、お忘れやおまへんやろな」

そう、それは事実。それがわかっているから、式子も何も言い返せない。
そんな二人のやり取りを傍で見ていて、白石教授はすっかり嫌になってしまったように、飛行機の時間だと言ってその場を去ってしまう。式子を残して。式子の顔を見ることもせずに。
…酷い男は銀四郎だけじゃなかった。
巻き込まれたくなかったんでしょう。男と女の生々しいトラブルに。だからって、この状況で式子を一人残して去るなんて。なんて情の無い男だと思いましたよ。

去っていく白石の背中に、銀四郎が送る冷たい一瞥。美しくて厭らしい、いい表情だったなぁ…
悪の魅力全開ですね!玉木くん、こんな「悪」を演じきるなんて、凄いよアンタ…

「僕とのこと先に言わへんかったのは誤算でしたなぁ。けどあの先生が許してくれはったかどうか。あんなケツの穴のちいちゃい男のどこがよろしいのや」
怒りに震える目を銀四郎に向ける式子。それを受けても、ちっともひるまない銀四郎。それどころか、
「これであんたはもう、僕と離れられしまへんで。向こう三年間の身柄は僕が預かったようなもんだす」

向こう三年間身柄を銀四郎に預かられたいとか思っちゃダメだからね!(それは自分や)
そうでなくて、どうよこの言い草。勝ち誇ったような顔。式子さん怒ってるよ。
式子さんの心は離れてるよ、それわかってて、それでもいいの?
心は離れてるけど、体を縛り付けておけば、またいつか、自分の方を振り向いてくれるかもって思ってるの?
それとも金さえ手に入れば式子さんの体がどこにあろうが心がどこを向いていようが、どうでもいいの?
わからないーわからないー。銀四郎の本心が、ここにきても読み切れない。
玉木くんの演技、素晴らしいです。ほんとに。


帰国。「ランベールと大庭式子の祭典」ランベールショウの発表会見を華々しく開く式子と、それを見つめる銀四郎。煙草を咥え、ライターを弄る指先の美しさ、そしてあまりに冷たい眼差しにゾッとしました…。これまでで、一番冷たい表情だなと。
式子を許してないんだな。「一人だけ逃げ出さんといておくれやす」って、そういえば言ってたのよね銀四郎は。だから銀四郎からしたら、今度のこと…式子が仕事をほっぽり出して白石と逃げようとしたことは式子の裏切り。
例え男女の体の関係はなくなっても、ビジネスの関係まで勝手に抜けることは許さない。そういうこと?

そのくせ、富枝に真珠のネックレスをプレゼントし、関係を続ける銀四郎…。
そう、原作では富枝は銀四郎からまんまと工場をせしめると、肉体関係はその後の一回こっきりで、あとはどんなに銀四郎が誘っても一切体を許さなかったんです。したたかよね〜。
でもどうやらドラマの富枝と銀四郎は、普通に愛人関係を続けてる気がするんですけど、どうでっしゃろ?
だってこんなふうにいつもの料亭で会ってるし、隣の続き部屋にはきっとお布団が(よしなさい)
パリ行きの直前に工場のことが式子にバレた時の富枝の振る舞いや言葉から見ても、銀四郎との愛人関係を思いっきり匂わせてましたしね。
富枝さん、着てるものもずいぶん垢ぬけてきたし、銀四郎からの贈り物攻撃は真珠だけやのうて、倫子さんの時みたいに上から下まで、いろいろなんでしょうなぁ〜ええなぁ〜

その富枝と銀四郎のシーン。ほんと毎回見応えありました!
「こんなもんで私は騙されまへんで」と言いつつちゃっかり真珠のネックレスを身につけ、硝子に映して見栄えを確認しながら、式子に取り上げられた工場の権利書を早く取り返してくれと銀四郎をせっつく…したたか〜

「ああ、そのことやったら心配あらへん。先生はあんたのことクビにせず使うてはる。さすが船場のいとはんだけあって、そういう点では案外欲のないお人だす。おいおい矛を収めてくれはりますやろ」

ほんまになんちゅう言い草やなんてしたたかな式子がどんだけショックを受けたか、傷ついたか、あんたはちょっとも想像もしないのかい?!とムカムカしてきます。玉木くん上手いわぁ
そしてここでお銚子のお酒を注いで飲む銀四郎さん…素敵
色っぽい男と、酒と女。あとは薔薇と銃があればアタシ的に完ぺき!(←このドラマと関係なくなるからダメ

「最近の式子先生はデザインや型紙と一途に格闘しはって、はたから見てても怖いくらいです。まるで、死神にとりつかれはったみたいに
「死神とは縁起でもない例えやなぁ」

そして富枝は、銀四郎から貰った真珠になぞらえて、ある話をする。
「この真珠がどないなやり方で作られるか知ってはります?
あこや貝の口ををこじ開けて、その生殖層にドブ貝の核やらをねじ込んで、かごに入れて海に沈めとくんだす。あこや貝は異物を受け入れようとして必死で膜を張って、作りとうもないのに、この綺麗な真珠の白い玉を作り出しますのや。そしたらまた母貝の口をこじ開けて、真珠だけ出して、あとはポイや。
なぁ、残酷ですやろう?」

コロコロと鈴を転がすように軽やかな声で滔々と、恐ろしい話をしはりますなぁ…木南晴夏さん、まさに富枝そのものです。
そんな富枝の話を身じろぎもせずひるみもせず聞き入る銀四郎の怜悧な眼差しも印象的

「たしかに残酷だすな」銀四郎は富枝の話を面白がるように聞いている。
「銀四郎さんのやり方そっくりや」と言い捨てる富枝。
「はぁ?何ちゅうこと言いますねんな」
この時の銀四郎のリアクションは、まさに正直な反応だったと思うの…なんてこと言うんだ、そんなつもりはないって。自分に対する当てこすりのつもりで富枝が言ってるとは、思わないで真珠の話を聞いてたのよね。

「あたし時々先生がお気の毒になることがあるんです。銀四郎さんの言いなりに働くだけ働かされて、いつか身ぐるみ剥されてしまうんやないかしら…」
「人聞きの悪いこと言わんといておくれやす。僕かて先生のために一所懸命、身削って働いてますねんで」
「はいはい、そうですな…」
否定はしたものの、富枝の言葉を反芻している銀四郎…の表情でしたね。玉木くんはこういう一瞬の表情の変化を見せるのが本当に上手いなと…

原作でも富枝は一番したたかで恐ろしく洞察力のある女でしたけど、木南晴夏さんの演技とこの演出脚本で、ドラマの富枝も素晴らしかった。
見応えあるシーンでした〜


一方、式子は白石教授と接触を持とうと電話をかけ続けるが、白石は一切受け付けない。パリでのことをなかったことにしたいかのように、自分の学問に勤しむ毎日。
式子の背中が、小さく見えて、可哀想…

決意した式子は白石の研究室を訪れる。
「あなたの電話を受けられなかったのは、自分が怖かったからです。あなたの情熱にズルズルとほだされてしまいそうな自分が怖かった」
「やめましょう。激情に任せてズルズル元通りになっても、お互いに傷つくだけです。二度とパリで受けたような屈辱は受けたくない


うん…白石教授、あんたはずるいよ。結局この人の本音は最後の一文だよね。銀四郎の攻撃を屈辱と受け止めて、自分が負った傷だけを気にしてる。式子がどれだけ自分に愛情を向けているかとか、彼女が負ったダメージの深さよりも、自分が受けた屈辱が一番重大事なの。
「お互い傷つくから」とか言ってるけど、自分が傷つくのが何より嫌なんだよこの人は。
少なくとも、銀四郎のように「命懸けで式子のために何かしよう」とは決して思ってはくれない人だよ、式子さん。

でもさ、白石教授を見つめる式子さんの、泣き腫らして憔悴した、すっぴんみたいな式子さんの顔見てるとさ、叶えてあげたくなるんだよね、彼女の恋を。可憐だわ〜菜々子さん

ランベールのショウを成功させたら、身一つで先生のもとへ参ります、信じてくださいと、最後の懇願をする式子。


院長室に銀四郎を呼び出した式子。
「私と別れてほしいの」
けったいなこと言いはりまんなぁ。学校の理事と院長とは一心同体でっせ。別れるも何も」
別れてほしい、とは明らかに「男女の話」なのに、とっさに「院長と理事の話」にすり替えたね銀四郎。受け入れられないっていう本心の表れ?

「あなたとはもう、男と女の関係はとっくに切れてる。少なくとも私はそのつもりだった。でもこうして一緒に仕事をしている限り周りはそうは見てくれない…白石先生も。だから…」
「だから?僕を追い出しはるおつもりだすか?」
「別れてくれるなら、あなたの要求はのみます」
式子は終始淡々と冷静に。噛んで含めるように。
その冷静さが、銀四郎の心にグサグサと容赦なく刺さり、傷つけている。
怒りに火を点けてるんだろうなぁ…。

「人を散々働かしといて、虫のええお話だすなぁ。ほんなら僕は、あんたに二千万円を要求しますわ」
「二千万?!」
「そうだす。生徒僅か100人足らずの郊外の小さな洋裁教室を、甲子園、大阪、京都にチェーンスクールを持つ関西一の大きな学校に育てたんは僕の力だす。働いた分の見返りが欲しいおます。大庭式子を有名にした有名料!ここまで計算に入れたら、ちょっとも高いもんやおまへん」
「無理だと思って、そんなこと言うのね…」
「さぁ。どないだすやろ」

銀四郎の目に浮かぶ残忍な笑み。原作にちょいちょい出てくる表現でしたが、玉木宏が体現してみせました。

あたしね、初見の時、この時目に涙を浮かべてるのは式子さんだけだと思ってたんですよ。でもツイッター見てたらいろんな人が指摘してて…銀四郎も目が真っ赤だって
手切れ金として二千万円(今の貨幣価値に換算するといくらくらいなんだろう…大体20倍くらい??てことは4億円???)
そんな酷薄なことを要求しながら、涙を目にいっぱいに溜めているなんて…ズルイ!白石教授とは違う意味でずるいわ〜〜!!
言葉と心は裏腹なんでしょうか。銀四郎さん。
精いっぱい虚勢を張って、式子に別れて欲しいなんて言われてもそのことにはちっとも傷ついていない風に装って、でも心は涙を流しているんでしょうか。
でも言ってることが酷すぎて、見てる時はあたし本当に気が付かなかったのよ…銀四郎の涙に。なんてこと…。


曽根を呼び出し、ランベールショーの記事を大々的にぶち上げてくれと売り込みをかける銀四郎。
「東京銀座で初日を迎える今回のランベールショウは、うちの学校、いや、大庭式子を東京に進出させる足掛かりや。そやさかい、大々的に宣伝して盛り上げてほしい。大庭式子を日本のランベールと謳うてほしいのや」
いきなり捲し立てます。式子からあんな風に決定的な別れを告げられても、デザイナー大庭式子を売り込めるのは自分だけ。この部分は揺るがない銀四郎なんでしょうか。

「日本のランベールか…少し大げさだな」
「名が実を作るいうこともあるやろ」 もうイライラしてます…
「僕には君が何をしたいのかよくわからない。実がなければそんなもんただの砂の城じゃないか」
さすが曽根さん、友人ならではの、率直な言葉です。誠実よね。
でも銀四郎にはその誠実さは伝わらない。式子に別れを言い渡され、友人にも批判され、イライラ最高潮です。

「そない気が進まへんのやったら宣伝ほかに頼むさかいもうええわ!先生の評判でお宅の新聞の部数だいぶ稼がしたったいうのに、残念やな」
これ以上ないってくらい酷い捨て台詞を吐いて席を後にする銀四郎。これまで世話になったのはおたがいさまなのにね。曽根さんゴメンネ、銀四郎を許して(あたしが代わりに謝ります…妻ですから←違)

ここの激高する銀四郎、すごい迫力でしたね〜圧倒されました。
銀四郎の心から血が噴き出しているかのような。
セクシーな仕草や女性との甘いシチュエーションだけでなく、こういう苛立ちや激しい物言いをする時も、男の色気が炸裂してました。ああ本当に素晴らしいよ玉木くん…


鼻歌を歌いながら楽しそうにデザインしてるかつ美と式子のシーンもとても印象的でした。
「私にとってデザインはいつでも真剣勝負だった。鼻歌を歌いながら描いたことなんてなかったわ」
「でも、デザインって楽しいものじゃありません?あたしは自分が作った服で人にも楽しくなってもらいたいんです」
式子は、いつの間にか自分が見失っていた原点…ファッションが大好きという気持ちを、かつ美の中に見る。
銀四郎とのいざこざや3人の弟子たちとのねじれた関係、もっともっとと際限のない名誉欲に引っ張られ、虚飾の渦の中でいつの間にか見失っていたデザインへのまっすぐな情熱を。

「あなたのような女性が新時代を作っていくのかもしれないわね」
ショックだったろうなぁ…自分の中に、そういう熱い思いがもう無くなってることに気がついたのかな。そんな淋しい後ろ姿でした。

式子の自宅。
「とうさん。お綺麗になりはりましたなぁ」キヨさんはいつもちゃんと式子さんを見ているのね…。
「好きな人がいるの。年上の人。大学の先生」
「そらおめでとうさんだす。とうさんは、ご自分の女の勲章見つけはったんだすなぁ」
「私はもう、勲章なんていらないの…何もいらない…その人に受け入れてもらえれば、それだけでいい…」
式子の様子を心配そうに見つめるキヨさんの眼差しと、思いつめたような式子の表情が、不穏な予感…


聖和服飾学院総がかりでランベールショウの準備に勤しむ日々。式子はてきぱきと的確な指示を出し、倫子、かつ美、富枝を中心とした部下たちをまとめ引っ張っている。

そしてランベールショウの当日。喝采の中、最後に登場した式子は最高に美しい。
スポットライトを浴びて、真っ白なドレスを着て。
今日のために自らデザインした白いドレス…母から譲り受けた翡翠をあしらって作った、勲章のようなペンダントに合わせての、白いドレスなのね。そして、白石教授のもとへ嫁ぐためのウェディングドレス。

そんな彼女に、銀四郎が送る視線は、この上もなく冷たい。
何だろうこの表情…きっと彼が今まで見てきた中で、今日の式子は一番美しい。
でもその美しさは、もう自分のものではない。自分のためのものではない。
彼女が輝いているのは、こうしてショウが成功すれば白石の元へ行けるから。
それをわかってて、銀四郎が式子に送る眼差しには、羨望のような、恨みのような、捨てられる寂しさのような…そのすべてが詰まったような複雑な眼の色をしていて…。
完全にダークサイドに堕ちた男の顔でした。
こんな表情するなんて…

思えば、式子が初めて参加したファッションショウ(関西デザイナー協会のショウ)の時、銀四郎は満面の笑顔でした。式子のために奔走し、手練手管で安田女史をも口説いて、成功に導いた。
あの時と今とで、なぜこんなにも変わってしまったのか。


花束を捨て置いて、白石の待つ部屋へ走る式子。
「これで終わりです。銀四郎さんとの縁を切って、先生のところへ参ります」
抱き合う式子と白石教授。

「そうはさせまへんで!」 執拗に追いかけてきた銀四郎。
「式子さんは僕のかけがえのない財産だすさかい、恩師といえども簡単に譲渡はできまへん!」
譲渡って…人をモノみたいな言い方を。わざとしてるんだろうな銀四郎。

「あなたには望みのものはあげるわ。それで文句はないはずよ」
「望みのもの?」 この言い方コワイわー
「二千万欲しい、そう言ったわね」
「そんなお金、用意できますか?」 相手を値踏みするように…
「このランベールショウの利益を全部あなたのものにすればいいわ」
「それだけだすか?」
「大阪校と京都校もあなたにあげる」
「それだけだすか?」
「それから東京の池袋に準備してる土地、あれもあなたにあげるわ」
「大阪校に京都校…東京の土地だすか」
「そうよ、二千万どころか、億の値打ちがあるわ。何か不服でも?」
この時点では式子さん、勝ったと思ったでしょうね。

片頬だけに皮肉な笑いを浮かべて残酷な言葉を投げつける銀四郎。
「担保に入ったり、債務を負った学校ばっかりもろうてもしょうがおまへんわ」

「担保…債務…?なんのこと?」
ゆっくりと式子に近づき、大阪校には二千万円の学校債権の債務がかかっていること、京都校の設備一切も池袋の土地購入の資金繰りのために担保に入ってることを告げる。
「つまり、あんたが今僕にくれはるつもりのもんは、全て債務を負った担保物件ばっかりで、精算勘定にはならしまへんのや」

式子にとってはどれもこれも驚愕の事実です。
目を真っ赤にはらして、今にも泣きだしそうな勢いで、そんなの何も聞いてないと銀四郎を責める。
「私に無断であなたが勝手に借りた債務でしょう?」
「全て学校法人大庭式子の名義で借りてる負債だすさかい、あんたに法律上の返済義務がありますのや」

生徒は四千人もいる、なのに学校拡張のたびに資金繰りをしなきゃならない…なんかもう自転車操業のように無理な事業拡大を図ってきたということですか。
式子は銀四郎が現金収益を不当に着服して、自分に借金だけを背負わせた、詐欺横領で訴えると泣き叫ぶ。
すると銀四郎は返す刀で、式子を背任罪で訴えると脅す。
「学校の経理の乱脈を放置して、父兄から集めた多額の学校債権の債務を果たさない。裁判をしたところで、評判を落とすだけだす」
銀四郎による最後通牒…

銀四郎はようやく白石に言葉を向ける。
「先生。そういうわけだすさかい、今日のところはお引き取り願えますか?」
白石は何も答えられない。
「ご意見はまた改めて伺います。けど式子さんは院長として働いて、債務を返してからでないと自由の身にはなられしまへん」
勝ち誇ったような銀四郎の表情。事実上の勝利宣言。
それにしても酷い言い草…まるで女郎を働かす女衒のようです。(いつか玉木くんで「鬼龍院花子の生涯」リメイクもいいかも〜なんて思っちゃいました)

震えながら白石の方を振り返る式子…すがるような目で。無力な売られた少女のように

そんな彼女に一瞥をくれただけで、何も言わずにその場を去る白石。
白石は、またも式子を置いていきました。式子は白石に二度も捨てられた。空港の時と今回と。

行かないで下さいと白石の腕を掴み追いすがる式子。
「諦めよう。よくわかったよ。現実は冷酷だ」 冷酷なのは貴方だよ白石教授。
僕にはあなたと一緒に現実に立ち向かう力も勇気もない。
貴女との時間は楽しかった。幻のように。
戻りなさい、自分の居場所に。
銀四郎君は卑劣だが、逞しい。
貴女にも彼に似た逞しさがある。
僕がはじき出されるのも当然だ。


この白石教授の言葉の一つ一つ、銀四郎が式子にぶつけた債務の話なんかの十倍も百倍も残酷でひどい言葉だと思うのは、あたしだけでしょうか。
別れの責任をすべて式子に負わせているようなもんじゃないですか。
「はじき出された」なんて、まるで被害者みたいな物言い。

式子にとって、本当の死刑判決文は、白石教授の言葉だったんじゃないかなぁ。
この瞬間式子が最も憎んでる男とあなたは同類だよ、と言ったんだから。
そんなこと言われたら、式子はもう白石をつなぎ留められないじゃないですか。

式子はフランスの田舎で、白石教授に「近くに来てくださった」と感謝してたけど、白石は最後まで自分の安全圏から一歩でも外へ出てこようとはしなかった。式子が勝手に近くをうろうろしに来ただけで。
本当に卑劣なのは、白石教授なんじゃないですか?


泣き崩れる式子の背中に、そっ…と置かれる銀四郎の手。
まるでそうしなければ壊れてしまうとわかっているかのように。

「あの先生はどだいあんたに見合う器やなかったんだす。
諦めて一生僕のもんでいることだすわ」
 はいっ←お前じゃないよ
「私を殺したいの?」
「…何を言いますねん」 この言い方!本当に恐ろしそうな声の出し方…

「思い上がらないで!他の女と四分の一ずつであなたを分け合っていくなんて、生きていても死んでるのと同じことよ!」
これは…どういうこと?
式子は結局、最後まで銀四郎に対する執着からは逃れられなかったって言うこと?だって気持ちがなかったら、四分の一だろうが十分の一だろうが、どうでもいいでしょ?
白石教授への愛はきっと本当だった(それが逃避だとしても)と思うんですよ、でも銀四郎のことはやっぱりそれとは別で存在し続けてたってこと?

私を自分のものだというのなら、それ相応のものをよこせっていうことかな。
つまり、自分だけに愛を捧げろと。
だとしたらやっぱり、式子が銀四郎に求めていたのは「愛情」ってことになる。
ああなんてねじくれ曲がってどうなってるんだ!女と男の感情が、もつれにもつれて…当人たちも何が自分の望みなのか分からなくなってるんだろうか。


式子の言葉に銀四郎はものすごいショックを受けている…絞り出すような声でやっと「ほんまにそんなこと思うてはりますのんか?」
「あんたが僕の四分の一?他の女と自分が同等やと?
そんなことあるわけあらしまへんやろ。せやなかったら、僕がこんな命懸けであんたのこと取り返そうとしますかいな」


これも、銀四郎の本音なんだろうなぁ。オンタイムで見てる時は、これもわからなかったの…銀四郎嘘ばっかり吐くって思ってたから。式子の気持ちを引くための嘘だろうって。
でも、何度も何度も観てると、銀四郎は式子の前で、男としての言葉を吐く時は、「ただの男」なんだってことに、だんだん気が付いてきちゃって…。

銀四郎は、大嫌いな白石教授に闘いを挑んだ。式子を取り返すために。パリまで飛んで、後を執拗に追いかけて。みっともない姿を曝そうとおかまいなしに
それはまさしく「命懸け」だったんだろう。男として。

「他の女と同等じゃない」というのも、外から見てるあたしたちには何となく伝わったよね…特に倫子とのやり取りとかを通じて。
でも式子には見えてないよ。ちゃんと態度でわからせてあげないと。「あなただけは特別だ」って。

「あさってはまた、大阪でショウの幕が開きます。今夜はゆっくりホテルで休んで、また一緒に仕事しまひょな」
さっき見せた残酷で冷酷な顔とは別人のような、優しく労わるような声と眼差し。これに騙されちゃうんだよね…
式子はもう騙されはしないけど、ただ、茫然とそれを受けるしかない。
これが自分の運命なのだと…。

式子を見つめながらゆっくりと立ち上がり、立ち去る銀四郎。
ここの音楽の入り方素晴らしい!!!鳥肌モンでした


そして、夜のバーで、ひとり酒を飲む銀四郎。勝利の美酒でしょうか?
バーのカウンターにもたれる背中、煙草を持つ指先、吐き出す煙、グラスを持つ手…すべてが完璧でした
煙草をくゆらし、今日のことを思い出し噛みしめるように、一人笑みを浮かべる。
思い出してるのは白石教授の負け犬のような後ろ姿?
ついに自分の下に陥落した式子の泣き顔?
銀四郎が手に入れたものは…

あたし、玉木くんの笑顔が大好きなんです。
でもいまだかつて、こんなに歪んだ、醜い彼の笑顔を見たことがないと思った
身を挺して彼女を取り返し、叫びたいくらいに勝ち誇った気分のはずなのに、なぜそんなに自嘲的な笑いを浮かべているの?って。
それは泣き笑い一歩手前のようにも見えて。
そしてそれはまさしく、銀四郎そのものなんだって。
もうね、玉木宏と八代銀四郎が完全に一体化してましたよ


式子はひとり甲子園校に向かう。呆然と、死人のような顔をして。
今日のために作った白いドレスをトルソーに着せ、今日ここまでの日々が思い起こされる。
ランベールショウの成功、パリでの銀四郎と白石教授、初めて白石と結ばれた夜、銀四郎の酷い仕打ち、東京の十大デザイナーショウの成功、銀四郎との甘い熱い日々、初めてのショウの成功、銀四郎との出会い……

記憶を辿って、式子の胸に去来したのはどんな思い?
こんなはずではなかった、こんな結末のために生きてきたのか、私が欲しかった勲章、勲章もいらないとさえ思いつめ、求めた愛…でもすべて失った。
そして逃げ場はもう、ない。

そしてトルソーに裁ち鋏を突き刺す。
この時の式子の表情…「自分の死」を見たんでしょうか。
驚愕、恐怖…松嶋さんの演技に打ちひしがれました。


次のシーンで、あ、生きてる!って思ったんですよ…原作だとあのまま死んでしまうので。
でもドラマの式子は、後に残る三人の弟子たちに、きちんと言葉を残しました。遺言ですね。
倫子には「誰よりも頑張って学校のために尽くしてくれた」と労をねぎらい、「欲望に目がくらんで大切なものを見失わないで」と諭す。
かつ美にはどんなことでも楽しめるのがあなたのいいところ、とその個性を褒める。
そして富枝には「誰よりも地に足がついてる。学校の経営はあなたに任せておけば大丈夫ね」と意味深な言葉を。富枝も神妙にその言葉を受け取る。全部知ってるのは式子と富枝だけだもんね。

三人を見送って、式子はトルソーに刺さったままの裁ち鋏を手に取り…


ショウ直前の楽屋裏にまだ式子は現れない。
不審に思っているところへ警察から電話が。
学校の講堂で掃除婦が見つけた、裁ち鋏で喉を一突きだと。
式子が死んだと。

ステンドグラスからこぼれる光を浴びて、血の海に横たわる式子。
あの白いドレスを着て。

霊安室で式子の遺体と対面する銀四郎。
包帯が巻かれた首に、そっと手を触れる。
そしてほんのすこしだけ、彼女の頬に触れる。
親指が頬をそっと撫でる。愛おしそうに。
指先に、愛情が溢れているのがわかりました。指先だけでこんなにも豊かな表現ができるんだって…

でも次のカットで映った銀四郎は、冷たく見下ろす表情で…
怒ってる…そう思いました。
式子の美しい死に顔に一瞥を残し、銀四郎は踵を返して仕事場に向かう。

扉を開けるとそこは、戦場のような慌ただしさのショウ直前の楽屋。
みな何も知らずに、一心不乱にショウの準備に余念がない。
銀四郎はどこか超然と、まるで他人事のようにその様子を眺めている。
そしてゆっくりと目を閉じる。

きっと今、銀四郎の頭の中では、嵐が巻き起こっているんだろう。
目の前の大仕事を何とかやりおおせなければならないという責任、式子が死んだという現実、三人の弟子たちに何をどう説明するべきか、式子が自ら命を絶った、対外的にこの事実をどう公表すべきか、式子が何をどう絶望したというのか……

激しいフラッシュが焚かれ、ショウは大成功を収める。
式子に代わって倫子が代表して挨拶をしている。
銀四郎はその様子を見下ろしている。表情は見えない。

社会部から式子の死を聞きつけた曽根が銀四郎に「どういうことだ?」と聞きに来る。
「ランベールに憑りつかれた死」
「え?」
「ショウのプレッシャーに耐え兼ね、有名デザイナー ランベールの亡霊に憑りつかれたように仕事して、自殺した。仕事に魂を捧げたデザイナー、そういう感じで持ち上げてくれるか。大阪の追悼ショウの日程も入れてな」
「君は…彼女の死まで仕事に利用するのか…?」
あくまでもすべてを事務的に伝える銀四郎の態度に、やりきれないような曽根さん…。でも銀四郎は表情を変えることなくその場を後にする。
というかほとんど銀四郎の表情は見えないのよ。


式子の遺体が運び出され、拭き取り切れない血痕が残った講堂。
彼女の死に場所に佇んで、煙草に火を点ける銀四郎。どんな味がするんだろう。
月明かりが逆光になって、やはり銀四郎の顔はよく見えない。

式子のいない院長室。枯れて散った百合の花。
「あほらし。裏目に出てしもうたわ。借金の話、一から十まで本気にしはって。あれはあんたを引き留めるための嘘や」
自分の声だけが虚しく響く。
式子はもういないのよ。なにを言い訳しに来てるんだよ銀四郎。
何も答えは返ってこない。もう責められることもない。
苦々しさを噛みしめる銀四郎。

ふと見ると、トルソーにあの日式子が身につけていた翡翠のペンダントがかかっている。それを手に取ると、トルソーの喉元に小さな裂け目があり、何か挟まっているのに気づく…小さく折りたたんだ紙切れだった。

「あなたには勝たせない」

それは式子が死の直前に残した最期の言葉。
式子が最期の最後に思い浮かべたのは、白石教授ではなくて銀四郎だったのか。

でもあまりにも苦い言葉だった。銀四郎にとっては。
最後まで、式子は銀四郎に「心」はくれなかった。
「あなたの言うなりにはならないわよ」
「僕と先生、どっちが勝つか、勝負してみまひょか」
あなたには勝たせない、あなたには負けない。
あなたの本当に欲しいものはあげない。

苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる銀四郎。
そうね、敗北ね。完全な。


院長室。大庭式子の死が各紙一面トップで伝えられている。
銀四郎は物差しで新聞記事の大きさを測っている。
次期院長になった倫子に、タダで学院の宣伝になったと告げ、ハッパをかける。

倫子が去り、ひとりになった銀四郎は、再度記事の大きさを測り始める。
「1センチ…2センチ…3センチ…4センチ…」 声が震える…
そんなもの何度測っても同じことなのに。
式子はもう戻ってこないのに。
もう二度と、手の届かない所へ行ってしまったのに。

ポタっ…ポタっと新聞紙面に落ちて広がる涙のシミ。
銀四郎の目から零れる涙の雫。
この時やっと、銀四郎が本当に式子のことを愛していたんだと思った。
それは歪みすぎて、きっと本人にもその正体がわからなくなっていた愛。
自分が一番欲していたものは。

銀四郎は、一番大事なものを失った。永遠に。
そしてきっともう二度と、誰のことも愛さないだろう。
これからもおそらく女には不自由しない日々を過ごすんだろう。
でももう二度と、心から「愛してる」と呼べる人にはめぐり会えない。
それが銀四郎が受ける罰なんじゃないかな。

声を殺して、咽び泣く銀四郎。誰にも聞かれてはならないから。
式子の座っていた席の方へ眼をやると、明るい朝陽が降り注いで、空しく輝いている。
ただ、愛した人の不在を突きつけるだけ。

喪失、悔恨、自責の念…?その涙を、もっと早くに流していたら良かったのに。
そうしたら、失うこともなかったかもしれないのに。

電話が鳴り響いて、銀四郎を容赦なく現実へと引き戻す。
涙をぬぐって、眼鏡をかけて、姿勢を正して颯爽と。
新院長津川倫子の取材を売り込んで。

学院のメンバーたちも、自分たちの仕事に邁進する日々。
まるで恐ろしい悲劇など、何も起こらなかったみたいに。
最後に、倫子がステンドグラスを見上げる表情に、私は式子先生のように負けたりしない、というような強い決意、気概を感じました…。




どうも記事が長すぎて、あともう少しだけまとめの言葉を書き足したかったんだけどできないようなので、次の記事にします。
ドラマ本編の感想(というか書き起こし)はここまで。
長々と、長すぎるほど長々と、ごめんなさい〜
お付き合いくださってありがとうございました!





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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
すももさん、詳細な語り、本当にありがとうございます。
特に煙草の煙については、見ながら感じたことがすっと納得できるように書かれていました。あの煙を見ると、今のテレビの画質の良さ、ブルーレイに録画できることにも感謝したくなりますね。
 脚本のうまさを感じたドラマでもありました。たとえば原作だと白石教授が妻のことを言う前に式子が銀四郎とのことを言おうとするのだけれど、ドラマでは一切、心情を表すナレがないので、飛行場での場面のショックが大きくなります。富枝さんが語る真珠の話も、原作では曽根が語るのでしたね。
 最後の白石教授との対決の場面で「それだけだすか?」と2回言う銀四郎の、その2回の言い方の違いも凄いと思いました。その後の式子の背に手をやるところからはもう、目が離せません。
 ひとつ気になるのは、白石教授が初めから「銀四郎くん」と言っていたのに飛行場の場面では「八代くん」になっていること。この時ばかりは「可愛い教え子」ではなく対等の男だと思っていたのですかね? ランベールショウ後はまた「銀四郎くん」になっていますね。
 原作の全集版の解説では「式子と銀四郎の関係は、作者と大阪の関係」「作者が知悉している大阪人の理想主義の化肉が銀四郎」と書かれていました。もし本当にそうなら、式子は銀四郎から完全に切り離されて生きていくことはできなかったのではないでしょうか。ラストにはドラマならではの改変があって素晴らしいのですが、見終わると、どんなに歪んでいても、ラブとヘイトが一緒になっていても、これは愛の物語だったと思えてしまいます。
パープルポテト
2017/05/14 06:40
すももさん、もう1ヶ月経つのに、銀四郎引きずってます…
第二夜の銀四郎があまりに複雑な表情をしてたから…
バーカウンターでは、メガネのせいもあるのでしょうが、え、孝夫さん?と一瞬よぎるくらいに、人生の酸いも甘いも噛み分けた年輪を感じるお顔と姿で、玉木さんは何を思っていらしたのかしらと、際限なく引き込まれそうになる始末。
教授に振られ傷ついて飛べなくなった白鳥みたいになってる式子さんが、死ぬ前の最後のひと鳴きのように叫んでからのやりとりは、この2人は互いにエゴが強過ぎて、自分の望む人生を生きる上で互いを必要としているのに近づけば近づくほどに傷つけ合うしかないような相性だなと思わせるものでした。
実は式子さんには人となりややってることに私はドン引き組でした。
教授に対してやってたことは銀四郎がやったことと同じで、憧れる世界の人に出会った途端に惹かれて一方的にグイグイ近づき、旅先で強引に口説いて肉体関係に持ち込む。式子さんは教授の教え子である銀四郎ともそう遠くない過去に関係があった。
しかも教授は銀四郎が彼女の学校の発展のために招致して紹介した人物。
で、式子さんは最期まで銀四郎に対して、使用人のあなたに情にほだされて身体まで与えたのに他の女に手を出して…となじってた。
教授は帰る場所があったけど、式子さんの居場所は全て銀四郎がお膳立てして用意してくれたものだったから、教授みたいにサクッと銀四郎から去って帰る場所がなくてどうにもしかたなくこの世から去った。
なんでこんな事になったんだろう…と視聴後にずしんと心に迫ってくるんですよね。
菜々子さんも凄いです。
名作ドラマとして語り継がれて欲しいです…
すももさんのおかげで、ネット上に刻まれたことに感謝です(涙)
kiki
2017/05/14 08:53
すももさん、お早うございます。
読みながら、詳細なすももさんの描写にまた心がいたみます。
銀四郎は彼なりのやり方で愛を命がけでぶつけているのに、取り戻したくて、それがどんな方法であろうと。もうすももさんが的確に説明してくれて、私も白石のエゴには銀四郎よりひどいとさけんでいました。許せない。
玉木さんは銀四郎をどのように解釈していたのか。
きーん、きーんとならすライターは銀四郎のいらいらでしょうか。
黒の漆でこのひびきは有名な高価なライター、似合います。
玉木さん練習したろうな、きれいにきーんとならすのなれないと難しい。前編と後編ではライターがちがう、小道具も考えているのに脱帽です。
三人娘も好きでした。これからは銀四郎と式子さんの残した事業をひきついでいく終わり方にほっとしたところもあります。
かちゃん
2017/05/14 11:25
すももさん、こんにちは。
早くもO・Aから1か月経ちましたが、まだまだ熱く翻弄され続けております。すももさんの素晴らしい言葉の解説があればこそです。玉愛だけでは、これほどの長編は書けるものではありません。それを読ませて頂く私たちありがたいことです。すももさん本当にお疲れさまでしたね。そしてありがとうございました。

式子を探しにホテルにやって来た銀四郎。ハードボイルドのスパイ映画の様な玉木銀四郎の身のこなしは、エレガントな中にも目の鋭さにドキドキしてつい式子早く逃げなさい!
豪華ホテルに負けない帽子とコート姿のなんというカッコ良さ!このシーンお気に入りです。
夜のバーでひとり酒を飲むグラスと煙草を持つ指先の綺麗さと自嘲的な歪んだ笑いはホント凄すぎます。
「玉木宏と銀四郎が完全に一体化してました。」
もうもう納得のすももさんの言葉でした。
最後に式子を想い涙するシーンは、原作と違ってもとても良い終わり方で、脚本力と演出力、小道具に至るまで全てが本当に素晴らしい作品でしたね。
銀四郎と式子、観終わると歪んだ愛の悲恋物語でした。

近年、玉木くんは1作品ごとに深い味わいの奥行ある表現力が増した素晴らしい役者道を歩まれていますよね。
40才に向かって歩みを停める事なく前へ前へと進んでいる生き様の素晴らしさ、凄さ。そして職種の違う普通の人たちとの繋がりをも大切にする心・・
全てが人柄の品格に現れている玉木くんは本当に素敵な歳の重ね方をしている人ですね。

トマト
2017/05/15 11:20
すももさん、手短に…って思いつつ、いつもコメントが長くなってしまってすみませんm(_ _)m
女の勲章は、ほんとにキケンです…あれこれ言い出したらホントにキリが…
で、富枝さんの真珠のシーンで、銀四郎とは原作と違ってコンスタントに関係しているかも疑惑なんですけれど、
最初に2人が座敷で食事してたとき、玉木さんって若いのに洋装でも背の床の間が馴染んでるわ…いつのまにこんなに貫禄たっぷりに…やっぱり肩のあたりが以前よりガッシリしたからかしら…とか思ったのが印象的だったので、
真珠のときには、アレ?って思ったんです。
最初の時は銀四郎が上座だったけど、真珠のときは銀四郎は下座、なんですよね。
完全に銀四郎が接待してる側(笑)
富枝さんに痛いところを握られてるから、ひたすらご機嫌とってる図だし、食事済んだら、ほなさいなら、な関係に移行してるかも…と思ったり。
このドラマって、ちょこちょこと思わせぶりなほのめかしがそこここに散りばめられてますよね
kiki
2017/05/15 15:16
すももさん、あとひとこと…
銀四郎は、教授を大嫌いではなくて、関西の中堅の商売人のうちの子なのに優秀で文学や芸術への憧れがあって戦後間も無く国自体が貧しかった頃に、苦学して東大に通っていたのではないかとかね、思わされてました。
その点、教授は戦後も贅沢さえしなければ、それなりに豊かな暮らしができお金の心配をせず学究生活を送れていて、身なりも貧しい美しく優秀な銀四郎に何かと目をかけていたりしたのかなと。
だから、式子さんだけでなく銀四郎にとっても、教授は、自分自身がそうありたかった存在だったんじゃないかなと…
その反動で、やたらと分不相応なオシャレにお金をかけるキャラクターになってるのかな、とか、銀四郎について想うと、沼です…
kiki
2017/05/15 20:15
すももさん。素晴らしいレビューを本当にありがとうございました!録画を見なおす際に楽しみが十倍になりました。
ところで最後の白石教授と対決した後に一人で飲んでいる銀四郎ですが、「勝利の美酒」ではなく、式子へ伝わらない思いに苦しんでいるように思えました。
「4分の1」と式子に言われたことは、式子を愛して自分なりにつくしているのに、それを式子が全く理解していないということを意味しています。そのセリフを式子から聞いた時の銀四郎はこのドラマの中で最も傷ついた表情に見えました。でも銀四郎のやり方で判ってもらおうというのも無理でしょうが・・・
他の女には気持ちがないから欲しいものを判断して惹きつけることができるのに、式子の前では本当に一人の恋する男であるので冷静でいられず、苦しめる結果にしかならなかった。何て悲しいのでしょうね。
nokko
2017/05/15 20:42
すももさん、わからないことが多すぎて苦しいです…
放映直後より1ヶ月経った今が一番キツいっていう(涙)
原作本自体が銀四郎について軽いほのめかししか無いんですよね…
特に印象的だったのが琵琶湖デートで、大学時代に部活なんてアホらしくて運転技術を磨いてた的な発言が。一般人が自家用車なんか所有できた時代じゃないからアルバイトで資産家とかの運転手をやってたってこと?とか。
行きの車中の銀四郎は、裕福な同級生が楽しんでたキラキラしたデートを、かつ美相手に実体験してみているような、でももう自分はイノセントな学生ではなく、なりふり構わずガツガツ稼ぎ成り上がる道を選んだ俗世の存在で…という苦い思いもあり、モーターボートでかつ美を奪って感傷を打ち消そうとしても気分は沈み、帰途の車中では無口…そんなふうに読んでたんです。
四男設定も上の何人かは戦死で、美男で末っ子の銀四郎は両親に溺愛され、憧れの教授がいる東大仏文科にまで行かせてもらったっていうことかなと。
で、大学行ったら自分は必死でアルバイト、一方で労せずして持てる階層の同級生や教授たちに囲まれる中で、自分は清貧をかこってまで学究の道に生きたいかというと…とかの設定があったでしょうが小説では省かれてて。
そう読むと、空港での教授との対決は、銀四郎にとって青春時代の憧れとの決別のような血を吐くような想いもあって超露悪的な態度で虚勢を張ったのかな、とか。
男としても、僕の欲しかった全てを持っているのに、これだけ尽くしても僕につれない式子さんまでもこうも容易く手に入れられるなどあんまりですわ…ってかんじ(同情無用なんだけど…)
公式サイトにディスク化要望はしてきていますが、出なかったら本当に泣きます
kiki
2017/05/16 12:59
みな玉へ

お返事が遅くなっていてゴメンナサイホントいつものことで申し訳ないんですが…
コメントくださってた順にお返事するべきなんですが、途中でどなたか抜かしちゃったりわからなくなりそうなので、記事の順にお返事書かせていただきますね…ご了承くださいませ

すもも
2017/05/19 17:01
>パープルポテトさん
煙草は吸いませんし煙草の煙も大嫌い、吸う人も苦手です…でもこのドラマは玉木くんの喫煙シーンをこれでもかと見せてくれて、本当に大感謝!玉木くんにとっては禁煙中に両切りの煙草をプカプカ吸わなくちゃならないという非情なお役目でしたが
脚本が本当によく出来ていたと思います。原作ではやはり主人公は式子だけど、ドラマでは銀四郎の心情を十分こちらが想像できるように、直接的な台詞ではなくいろいろ描写を重ねてくれていました。銀四郎こそ、式子と離れては生きられない気がしちゃいますが…
「どんなに歪んでいても、ラブとヘイトが一緒になっていても、これは愛の物語だったと」
もうねぇ、本当におっしゃる通りですよね。ラブもヘイトも相手に対する強烈な執着の表れなんですよね…複雑で奥深い、陰影の濃い物語でした。
すもも
2017/05/19 17:23
>kikiさん
たくさん感想ありがとうございます(笑)
ドラマ終了後1カ月以上経ちましたが、やはり銀四郎は強烈であり鮮烈でしたね〜。菜々子さんの存在感やオーラも格別でした。代わりのいない女優さんですね。美しさだけでなく、泣き喚く演技、銀四郎を睨みつけなじる演技ももの凄く良かったです。
「この2人は互いにエゴが強過ぎて、自分の望む人生を生きる上で互いを必要としているのに近づけば近づくほどに傷つけ合うしかないような相性だなと思わせるものでした」
ああほんとうに。。絶対的に求めあっているのに、絶望的に傷つけあってしまうなんて…互いに運命の男と女だったんでしょうか。
原作の式子の方がいろいろ心情描写が詳しい分、彼女の狡さや愚かさも伝わってくるんですよね。ドラマの方が誇り高さによりスポットを当てて、それゆえ妥協できなかった人という描き方だったのかなぁと。銀四郎との身分や立場の違いにも最後までこだわりを捨てられなかったと思いますし、それもまた愚かさですけどね。
式子は「古い世界を捨てて新しい世界の女になる」と意気込んだ割には、自ら古い価値観に縛られプライドに縛られて、銀四郎の場所まで下りていくこともできなかったんだなと。
すもも
2017/05/19 17:42
>kikiさん
銀四郎外伝、銀四郎スピンオフの企画と脚本書いてください〜!あのあとガンガン学校組織を拡大していって、政治家の娘と結婚とかして、海外にも進出したりして。でも心の中にずっと式子への想いがあって、この世を去る時に呼ぶ名前は式子の名…でもその頃には世間で大庭式子という名前を知る人は誰もいなくて、誰?状態で。どこかのクラブの女?って。生き続けることと、忘れ去られること、どっちが幸せで不幸せなんだろうって考えさせられるようなドラマを書いてください!
すもも
2017/05/19 17:48
>かちゃんさん
初見の時は、本当に銀四郎の心の中がわからなくて想像もできなくて、それはたぶん原作のあまりに醜悪な銀四郎に引っ張られすぎていたんだと思います。ドラマでは、素晴らしい脚本と演出、そして玉木宏という役者の表現を得て、銀四郎が鮮やかに生身の人間として躍動していました。ドラマの銀四郎は、たしかに式子を愛していました。何度も観て、なお引き込まれる玉木くんの演技に、本当に脱帽です!役作りの話、もっともっと聞きたかったですよね。どこかで話してくれる機会があると良いなぁ。
眼鏡、ライター、そしてスーツも、どんどん上質なものになっていきましたね〜そしてそれを着こなし使いこなす玉木くん、素晴らしかった。
三人弟子は式子の仕事をそれぞれの逞しさ、したたかさで、引き継いでいくんですね。私も三人ともすごく好きです♪
すもも
2017/05/19 17:55
>トマトさん
1カ月経ちますが、銀四郎熱は冷めません。最近は少し落ち着いてきましたが、それでも未だにリピしてるしそのたびにすごいなぁ〜と玉木くんの演技の巧みさに息を呑みます。
感想も本当は要点を絞って簡潔に書きたいんですが、上手くまとめるのが子供のころから苦手で…ひたすら玉愛を叫んでるだけでお恥ずかしいですが、それもこれも玉木くん自身が魅力的過ぎるからです!
「早く30代になりたい」と思っていたという20代後半。30代の経験がその後を左右するんだと腹をくくり、様々な役に挑戦してきた30代。『桜ほうさら』のインタビューで「同世代に差をつけたい」と言っていた玉木くんが好きです。男として野心を隠さないのは本当に格好いいと思います。銀四郎を見た視聴者のツイートで「ここ数年の玉木宏の存在感がすごいね」とあり、今までの積み重ねがちゃんと実を結び、見る人にも届いているんだなと嬉しくなりました。
40代の玉木宏も今から楽しみです!
すもも
2017/05/22 13:34
>nokkoさん
バーでのひとり酒、勝利の美酒であったとしてもさぞ苦い味わいの酒だったのではないかなと思います。あのシーンはいろんな見方があって、nokkoさんのように「式子に思いが伝わらなかった」と感じる方もいれば、「式子の本音=四分の一ずつなんてまっぴら=銀四郎のことを本当は愛してる」ということを銀四郎が悟り、それを聞けたことを喜んでいるシーンと受け取った方もいました。
どれも、どちらも正解のような気がするんですよ。
そして観る人に様々な感じ方をさせる、様々な感情を呼び起こす演技をしてみせた、玉木くんの深い解釈、幅広い演技力を見せつけるシーンだったなと。
銀四郎の表情は、見るたびに違って見えてくる気もします。
本当に、なんて難しい役、そしてそれを見事にやり遂げた。
「式子の前では本当に一人の恋する男であるので冷静でいられず、苦しめる結果にしかならなかった」
真島に続く悲恋ですね。玉木くんに悲恋を演じさせると、見る方のHPがえぐり取られますね…
すもも
2017/05/22 13:49

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『女の勲章』 第二夜 感想〈2〉 すもも玉の空言/BIGLOBEウェブリブログ
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