すもも玉の空言

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zoom RSS 『女の勲章』 第二夜 感想〈1〉

<<   作成日時 : 2017/05/10 16:27   >>

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先日、ブライトWのWEB限定動画が公開されましたね!5秒が5本!来週、再来週と新しい動画が公開される予定で、今月末にはまとめて&未公開シーンも公開とな!

LION ブライトW「玉木宏さんがお洗濯 ワイシャツは白くなるか!?」
http://bright.lion.co.jp/special/

公開直後から動画鬼リピしてキャッキャ言ってます
このごろずーっとアクの強い銀四郎ばっかり見てたから、爽やかですらっとして普通の男である玉木くんを見て、すっかり癒されてました。
1本に繋がって全部見られるのが楽しみですね♪


さて…
ものすごーい間があいてしまいました。ごめんなさい〜!
前回記事アップしてから次の更新タイミングと狙ってたGW中の月曜日(平日)に、ダンナが休みを取ってたんですよね…すっかり忘れてて、それでこんなに遅くなってしまいました。
基本的にGW中は玉活もできないんだけど、ダンナが寝た後を狙いすまして10分でも15分でもと思ってリピしたりしてましたよ〜


そんなこんなで『女の勲章』第二夜感想いきたいと思います!おー!

第一夜のあらすじナレーションから始まります。
「辣腕の補佐役 八代銀四郎」という紹介がとてもお気に入り
「彼女たちを次々と手玉に取りながら、権力を拡大していく銀四郎」
いいですねぇ〜

ドラマ自体は映画「デザイナー物語」の記者発表会の裏で、銀四郎がかつ美とアバンチュールを楽しもうとしているところから。
しかし何べん見ても、かつ美にお預け喰らって悪い顔してニヤッと笑って「なんや」とつぶやく銀四郎玉木宏は最高です!
かつ美を追いつめる目つきもまさに獲物を捕らえた捕食者の目。玉木くんはやっぱりこういうの似合う…
続くかつ美とのシーンを見返してて、「ほんとだ、音立ててる…」と気付いてしまいましたいやん

式子が教員室に入って来て、銀四郎が「先生!お疲れさんでした」とねぎらい声をかける。
これは、時間軸をずらした演出なのよね。かつ美とはもうしっぽりやることやって(よしなさい)かつ美はとっくに退散したあと、ってことじゃないでしょうか。

「そら僕かていろいろ仕事がありますさかいに」って言いながら、親指でひょいと眼鏡を直す仕草!いつこんなの覚えたのー!昭和のオッサンやー!って興奮しました。
それにしてもいけしゃあしゃあと。でもさ、女を何人も囲う男、何人も愛人を持てる男って、きっと銀四郎のようにちゃんとうまーくやりくりできる男じゃないと駄目なのよ。口八丁手八丁、金も時間のやりくりもね。小説の銀四郎も一晩に倫子とかつ美のダブルヘッダーみたいなこともやってましたよね〜

で、結局いつものように銀四郎に言いくるめられて仕事に追い立てられる式子。いろいろ疑問を持ちながらも、仕事に追われ疲弊しながらも。
「先生のために命懸けで働いてるただの男だす」
そう言った銀四郎の言葉、あの甘美な夜のことを思い出して。
きっと、その言葉を、銀四郎とのことを、信じたいんだろうなぁ。
でも倫子やかつ美に銀四郎との匂いをかぎ取って、平静ではいられない式子。仕事にも集中できず、思いは千々に乱れる。
院長室に飾られた黄色い水仙の花言葉は「私のもとへ帰って」だそうです。切ない。

そして式子は白石教授が出張講義に来ている京都の大学へ。
白石教授の静謐な佇まいに惹かれていた式子が、心の平安を取り戻したくて話し相手になってもらいたいと思った、この時はこのくらいだったんでしょうね。

白石教授が妻を亡くしていることを知る。本当のことはまだ話さない白石教授です。
白石教授と自分は似ている、そう感じる式子。そうかなぁ。

そんなとき、銀四郎はといえば、今度は富枝に手を出そうとしてます。こらまったく
富枝はすごいよねぇ…あたしなんかもし銀四郎にあんなことされたら(ミシン使ってるところ手を握られたら)そのまま昇天して自分の腕縫ってしまいますわ。
富枝さんは銀四郎の色仕掛けにもビクともしません。
富枝と銀四郎の絡むシーンはどれも本当に秀逸ですね〜。いや、どのシーンも秀逸なんだけど!
「いつもながら仕事熱心で頭下がりますわ」とか言いながら、その辺のものを手に取る銀四郎の仕草も上手いなぁと…服作りになんか全然興味ないって感じがよく出てて。興味があるのは金儲けですからね。


「十大デザイナーショウ」で東京へ。式子は明らかに疲れた表情ですよね。誇らしいけど浮かない顔というか。デザイナーとして成功した実感がないんですよね。船場出身ということで注目を集めたことが脚光を浴びるきっかけになった式子には、自分の実力でここまで来たという実感がない。
でもそれを白石教授に「それは貴方が望んだことなのでは?」と指摘される。その通りです。

銀四郎は式子を探して走り回ってる…カッコイイ
白石教授と式子が一緒に出掛けたと曽根さんに聞かされた銀四郎、あからさまにムッとします。相手が気心知れた曽根だから本音が出ちゃうんでしょうね。
「わけのわからん芸術論で大庭式子を洗脳せんといてほしいわ」
仮にも自分の大学時代の恩師ですよ。これはもう、私情が入りまくり…このあたりから嫉妬を露わにしてくる銀四郎です。

「それだけ反発するってことは、やっぱり君はどこかで先生を脅威に感じてるってことだな」
はい図星。
「あんな虫も殺されへんお人の何が脅威やねん」と鼻で笑ってたけど。
「自分にはない先生の純粋さが、きみは妬ましいんじゃないか?」肩をぽんぽん。はい曽根君に座布団一枚。
口から生まれた銀四郎がひと言も反論できません。イラつく銀四郎素敵
そのころ式子は白石教授からフランスへ留学してみてはというアドバイスを受けていた。

十大デザイナーショウの成功、映画も当たって銀四郎はご機嫌です
この勢いで東京進出にも弾みがつくと先々への算段を着々とたてている。学校新設の手を緩めない銀四郎に「資金繰りは大丈夫なの?」と心配してみせる式子だけど…このときもうちょっと自分なりに疑問を持って調べたりしてたら良かったのにね…。

かたや式子は仕事に追い立てられ疲弊気味…。
そう、式子と銀四郎は互いにないものを補い合い、支え合うことで、抜群に走りのいいスポーツカーの両輪として成立してたはずなのに、銀四郎の車輪だけがフルスロットルで回転しようとしても、もう片方の式子の車輪が止まってしまってはどうしようもありません。

そんな式子の様子を見て「お気が進みまへんか?」と優しく声をかける銀四郎だけど…
この一年一日も休まず働いてきたのだから、少しぐらい休ませてほしい、という式子にかける言葉は辛らつでしたね。
「‘休みたい’。…京都のお寺巡りがお好きな誰かさんの影響やおまへんやろな…」
「パーティを抜け出して、白石先生と会うてはったそうだすなぁ。随分と仲がおよろしいやおまへんか」

ここ、上手かったなぁ…嫌味たっぷりで、滲み出る嫉妬。でも、それを悟られまいと余裕をかまして見せる。煙草が小道具として本当に生きてます。玉木くん元ヘビースモーカーだけあって、使いこなしてますねー。

先生は真面目な方よとイラつく式子に、銀四郎もイラついてます。
「さぁ…その真面目が癖もんだす。僕はあの人が好きやあらしまへんねん。親の遺産のおかげで手ぇを汚さず体を張らず、日向飯みたいなお上品な暮らしをしていながら、体を張って生きてる人間を冷たく笑うて批判するようなお方だすさかいな」

銀四郎の本音ですね。よっぽどイラついてたんでしょうね。白石教授にも、白石教授に心酔する式子にも。

「先生を悪くいうのはやめて!」とキレる式子を鼻で笑って、
「こらまた随分な肩の入れようだすなぁ」と皮肉な笑いをむける。
ほんとうに、玉木くんが今までこんな嫌味な男を演じたことないよね?!いや〜いいわぁ〜上手いわ〜

式子が留学したいと漏らすと「あ?なんだすて?」
ああもうここのやり取り全部上手い!以上!(←だめ?)

パリでデザイナーとして勉強したい、業務にもなるべく差し支えないようにするからという式子の願いを一蹴する銀四郎。ひどいわぁ。
「馬鹿も休み休みいいなはれ。このかきいれ時に、そないなワガママが許されると思うてはんのだすか?」
デザイナーとしての自分にとって大切なこと、ともっともなことを訴える式子に
「お話になりまへんな。これだから船場のいとはん育ちは」と取り付く島もない。

銀四郎には目の前のカネのことしか見えてなかったんでしょうか。本当に式子のことを「才能あるデザイナー」と認め、長きにわたり事業の拡大を目指すなら、彼女のクリエイターとしての成長は事業にとっても重要なことなのに…この時代のビジネスマンにはまだそういう視点はなかったのかなぁ。

せめて、式子のことが本当に大切なんだったら、彼女の本心、自信を持ちたい、もっとデザイナーとして成長したいという願いにも目配りをし、男としても彼女の心をケアしてあげられたら良かったのに…。

と、二人が上手くいけばよかったのに、この時なんとかできたのに、という視点でモヤモヤいろいろ考えてしまいます。切ないよね、こういうすれ違い。

いやそれにしても、銀四郎はかなりキツイことを言ってるんだけど、山崎先生がご自分で解説してらっしゃるように、やわらかい大阪ことばを自在に操ることによってキツイ印象をかわしてるというか…まさに、山崎先生の狙い通りの効果が出ていて、それをちゃんと演技で表現していて、玉木くんアンタやっぱり凄いよ…(←誰?

「次から次に難題が降りかかって来てもういっぱいいっぱいなの!自分が何をしてるか、何がしたいのか、時々わからなくなるのよ!」
と絶叫するように訴える式子の様子に、はじめて銀四郎も、これはただごとではないかも、という表情。だから、心配してないわけじゃないんだよね銀四郎も。

「僕がいてますやんか。先生が行き詰まったら、僕が全面的にサポートします。そやさかい、一人だけ逃げ出すようなことは言わんといておくれやす
さっきまでの意地悪な言い方とは打って変わって、優しい包み込むような話し声。こんなふうに諭されたら、うんうんって丸め込まれちゃうよ〜

でも、銀四郎が式子の手を包み込むようにしてなだめても、式子は拒絶。今回は銀四郎に丸め込まれなかった!
あたしこれ見てる時、手だけじゃなくて抱きしめてやれよ〜って思ったんだけど、ここ学校だし向こうの教員室から丸見えだったのね…

色仕掛けを拒絶して「一人にさせて」と言い放った式子を、冷たく見下ろす銀四郎。
自分の席に戻っても、すっごくイラついてますね…。焦ってますよね。
これまでなら、お尻を叩いて働かせて、疲れたー大変だ―無理だ―と式子がぼやいても、優しく肩を抱きあの声でなだめすかして甘い時間を過ごせば、こっちの言うとおり…だったんでしょうね。
イラつく銀四郎大好き(二回目)

廊下を歩く式子がふと窓の外を見下ろすと、そこにはかつ美とじゃれ合う銀四郎…銀四郎も式子の視線に気づいたのか、こっちを見上げる。かつ美から離れるでもなく取り繕うでもなく。むしろ挑戦的な目で。
けん制してるんですかね。そっちがその気ならこっちも勝手にさせてもらうよ、と言わんばかりに。
この二人…とほほですよホントに。


そして銀四郎は次の手に…白石教授のところへわざわざ出向いて行って「俺の女に手を出すな!」と言いに行きます(←ちょっと違う)
「うちの大庭式子から手を引いて頂きたいんだす」あんまり違わないね

「先生は芸術家は孤高を守って朱に交わるなとか、純粋に仕事の質を高めろとか、いらん小理屈を大庭の耳に吹き込んではりますやろ。正直、それは迷惑だすねん」
酷い言い草です〜。イライラしながら応接間の立派なライターで煙草に火を点けようとするけど、点かない…この時の額の縦皺〜眉間の皺、めっちゃセクシーでかっこいいなぁ〜と眺めてました

「ファッションは芸術やあらしまへん、商売だす。商売の邪魔をせんといてほしいんだす」

「なんでもかんでも商売ですか。君にとって彼女は商品ですか?」
「彼女は学校にとって大切な宝だす。そのことをお忘れなく」
対峙する二人。銀四郎は一歩も引くつもりはない。式子さんは渡さない。漲る緊張感。


と。場面変わってどこかの料亭。めっちゃ高そうな、エライ人が悪だくみするのによくご利用になるタイプの料亭です。
お腹いっぱい♪と臆面もなくスカートのファスナーをずり下げる富枝…近づく男は銀四郎。
あれ、式子さんは大切な宝って言ってたじゃないのよーと総ツッコミが入ったはず
舌の根も乾かぬうちに…これが銀四郎クオリティゲスの極みですわまったく。

銀四郎が富枝の唇を奪おうとしたその瞬間、目を見開いて彼女が放ったひと言
「私は何番目ですか?」さすがの銀四郎もギョッとしますねー。
「倫子さん、かつ美さんの次やから3番目?それとも、式子先生も入れたら4番目ですやろか」
「ふっ…何言うてはりまんねん」悪〜い顔してごまかそうとしてます銀四郎。

ここの富枝と銀四郎のくだりはまさに見応えありましたねー!策士同士がついに正体を見せ合う場面。玉木くんと木南晴夏さんという二人の演技巧者の緊迫感あるやり取りは、いやらしく、滑稽でもあり、息を呑む演技の応酬が続きます。

銀四郎と女たちの関係を全部知ってるという富枝の暴露を聞いて
「こら一本取られましたなぁ」「あんた、見かけによらずおもろいこと言いまんなぁ」「なんや興味湧いて来たわ」
とふてぶてしく笑う銀四郎、あ〜上手いっ上手いっと唸りながら見てました。ああほんとうに、山崎先生に見ていただきたかった玉木銀四郎。

「ほんなら聞きますけど、あんたの望みはなんだすのや?」
「そうですなぁ〜…」お酒を自分で注ぐ富枝。
「聞きまっせ…なんでも」
このくだり、ドキドキゾクゾクした!呼吸を合わせているんだなぁと感じましたよ。

学校経営やデザイナーのような不安定な名声や人気ではなく、確実にあとに残るもの、財産が欲しいという富枝…彼女の望みは縫製工場。なんと地に足の着いた策士でしょうか。それを銀四郎を脅して手に入れようというのだから、一番肝の座った本物のワルですわな。

「この世で最後に頼れるのはお金やいうこと、銀四郎さんならようわかってはりますやろ」と言って、銀四郎に酒を注げといわんばかりに杯を差し出す富枝。
ニヤッと笑って銀四郎「なるほどな。僕が人のお膳立てを聞くの、初めてだすわ」と酒を注ぐ。はい商談成立〜

ま、銀四郎だってタダでやるほどお人よしでもないはず…ドラマでは描いてないけど、このあとすぐか、日を置いてかはわからないけど、富枝の体も美味しくいただいたはずです(こらっ)
そもそもこの手の料亭って、お食事を頂いてる部屋のつづきにお布団を敷いといてもらうことも可能なタイプ、ですよね?行ったことないけど!

そう言えば、銀四郎は前編の初めの方で式子さんとお食事してる時に3人弟子のことをいろいろあけすけに評価してましたけど、富枝のことは「あの子はムッツリして何考えてるかようわからへん。女は若いだけではあきまへん」と言ってました。
何考えてるか分からない…さすがの銀四郎も富枝の本性と企みには気づかなかったわけですが、富枝と銀四郎はある意味同じ種類の人間よね〜。だからか、富枝の企みを聞いた後でも銀四郎はなんだか楽しそう。


この富枝のシーン見てから次のかつ美のシーン見てると、かつ美が無邪気で毒気の無いかいらしい愛人にしか見えません。きっと銀四郎にとってもそうだったんだろうな〜。
いちゃつくふたりに静かにイラつく式子先生と、新聞紙をぐしゃっと握りしめてわかりやすくイラつく倫子。
倫子の機嫌を取ろうとする銀四郎と、その様子を盗み見て鼻で笑う富枝。ここの描写おもしろいよね〜上手いよね〜。


ランベールの型紙を買う事業を思いつく式子。ついでにパリ留学の目途を付けたい、そのことをお鍋をつつきながら銀四郎に相談するシーン。いいなぁあたしも銀四郎とお鍋つつきたい!
ここで銀四郎は、富枝にやる予定の縫製工場の件を「主任として富枝さんに任せたい」という話にして式子に告げ、了解を取り付ける。
「いいんじゃない?彼女は優秀だし適任だと思うわ」と簡単にOK出す式子、ここのアングル、手持ちのカメラでわざとぶれた感じにしてますよね。これ、銀四郎の目線ですよね。おかしいとか不自然とか、式子が思ってないかどうか、式子の反応を窺ってるんだな〜と思いました。
次の銀四郎のショット、しめしめって表情、やりすぎでなくてほんと上手いなぁと。

富枝の工場の件は思ってたより高くついたけど、タダでは渡さない、カラダだけじゃない、ちゃんと事業に利用する。銀四郎の本当にしたたかなところですわ。

廊下を歩いてくる銀四郎と富枝、富枝の手を引いて(掴んで)るのって、この時点でもう二人が肉体関係があるってことですよね。木南さんともそういうシーン見たかったなぁ〜(欲深)

富枝の名前が記された工場の権利書類を倫子が盗み見てしまう。
「このところご無沙汰だしたさかいにな、堪忍やで。今夜あたり、部屋でしっぽりしまひょか」
と甘い声で倫子の肩を抱こうとする銀四郎、激しく拒否られます。
この「しっぽり」という言葉、久しぶりに聞いたなぁ〜
倫子がもう関係を終わらせたいと銀四郎に告げると、銀四郎はあっさり「ま、そら構いまへんけど」って。倫子には全然執着しないのね〜。
でも最後に三和織物の野本さんを利用しろとすごむところは、さすが冷徹で抜かりない男です。
倫子のことなんとも思ってないのね。彼女の気持ちなんてどうでもいい。

倫子と野本さんのシーンも良かったなぁ。
野本に「好きなの?今付き合ってる男を」と聞かれ、「好きじゃない」と答える倫子。そりゃそうだよね。
「私仕事が好き。デザイナーとして成功したい。そのためなら、何を捨てても惜しくない」
血を吐くような思いで、彼女はこの言葉を言ったんだろうなぁ。
この時代、まだ昭和30年代。女性が仕事を持ち、それを一生続けるとなったら、今のように「仕事も結婚も子供も」なんて夢のまた夢の時代でしょう。21世紀の今でさえ、簡単なことではないのに。
仕事で成功するために、野本の純情を利用し、自分の気持ちもごまかして、いろんなことを諦めて、銀四郎の言いなりだろうと、自分の意志を貫こうとする倫子のことを、嫌いになれないよね。
ミムラさん、上手かったなぁ。


富枝の縫製工場の権利書を見つけてしまう式子…このシーンも富枝さんすごかったなぁ。
このことは八代理事に聞くから、と式子に言われて、部屋を出ていくのかと思ったら、バサッと椅子に腰かけた時はびっくりした。ふてぶてしく、開き直ったその態度。
「私だけやあらへん。銀四郎さんと関係して、その見返りに、もらえるだけのものをもらって、働いてはるんです」
そんな汚らしいこと!と式子に罵倒されても富枝はひるまない。
「汚らしい?けど、先生も一緒と違いますか?銀四郎さんの手腕を借りて、欲しいものをいろいろ手に入れてきはったんやないんですか?うちがもらったものは、そのほんのおこぼれです」


富枝のこの言葉は、式子にとって強烈な一撃でしたね…。完全にノックダウンされてしまった。
講堂のステンドグラスを見上げながら、銀四郎とのこれまでのことがフラッシュバックする…。
甘く激しい一夜。あの時、真実はなかったのか?
銀四郎が私に言った言葉や甘いささやきには、真実の愛情はなかったのか?
倫子やかつ美のことで抱いた疑惑も、全部本当だった…
私は愛されていたんじゃなかったのか?全部嘘だったの…?初めから…?

崩れ落ちる式子。涙が二筋。菜々子さん、素敵でした…

富枝の工場のことを銀四郎に問い質せないまま、パリ行きの日を迎える式子。
見送る倫子、かつ美、富枝に不在の間の学校のことを頼む式子。
この場面、ドラマ冒頭で描かれた式子の母と3人の妾達のシーンと、完全にかぶりますね。
女性としてあまり幸せそうではないと思っていた、自分の母親のようになりたくなかった式子が、皮肉にも今、同じ構図の中にいる。ドラマならではのこの設定、上手いな〜と思いました。

白石教授は今パリにいると曽根さんが式子にそっと教える…銀四郎に悟られないように。

そんでもって、次のシーンの銀四郎、ひどいよね〜〜!
「鬼のいぬ間の洗濯だす」って!ホント最低
やっぱりそういう時は、一番お気に入りの愛人・かつ美としっぽりなんですね〜やたらしっぽりしたがる銀さんだす。
安田先生(浅野ゆう子さん)にばったり出くわして気まずい気まずい!若いかつ美と安田女史のマウンティングにハラハラオロオロする銀四郎が面白かったです。こんなみっともない、あたふたする演技もいいなぁ玉木くん!


フランス・パリに到着する式子。
ここはちょっと割愛していきますね〜
ランベールのことでトラブル発生して、白石教授に相談して、一件落着!(早)
ハリー杉山頑張った!初演技お疲れ様でした〜


そのころ日本では…
銀四郎と、3人の愛人たちが一堂に会する食事会
やだな〜こんな食事会!あたしが銀四郎の立場だったら、いや、普通の男だったら、味なんかしないでしょうよ…でもそこが銀四郎の凄いところよね
この状況、ドラマ的には、かつ美も倫子や富枝と銀四郎の関係に気付いてるんだろうか?
原作では、銀四郎の酷い女関係を全部知ってるのは富枝(と式子)だけでしたよね。
でもなんとなく、このドラマ内では、全員全部わかった上で、銀四郎と関係し続けてる感じがします。この人たちコワイ

だからこそ、この中華料理円卓のシーンは滑稽で面白い。お互いけん制し合い、マウンティングし合ってる。
それを銀四郎がひと言「ふたりとも!しょうもない口喧嘩やめなはれ!」と一喝して収める感じ、いいよいいよ〜、昭和の身勝手なエロ親父そのものやんけ!(褒めてます!)
銀四郎を演じてる玉木くんを見てると、玉木くんの今後のお仕事の広がりぶりがいろいろ想像できて、でもきっと想像をどんどん超えるお仕事をしていくんだろうと思えて、ワクワクするんですよ!

倫子の口から白石教授がランベールの件で式子に力を貸していると聞き、白石がパリにいることを知って、途端に冷静さを失う銀四郎。
それをじぃっとみている富枝。
うまいなぁ〜〜

ついでに言うと倫子さん、野本さんとは別れただろうけど、まだ野本さんから情報を得られるくらいにはつながってるのね。倫子は銀四郎に言われた通り、決意して、覚悟して、ドライに野本さんを利用しようと切り替えたんじゃないかな。そういう表情に見えました。こういうところ、このドラマは演出も役者の演技も丁寧ですよね。


式子と白石教授のパリデート。景色もきれいでお二人も美しくて素敵で、お似合いだったなぁ。
長塚京三さんはソルボンヌ大学卒業なんですよね、さすがですー!

たのしい時間を過ごし、すっかり白石教授に夢中の式子。白石も式子に惹かれている自分に気付き、戸惑っている様子です。
「先生といる時だけ、ほんとの自分になれる気がするんです」と愛の告白をする式子。
白石の肩にしなだれかかるけどそっと押し戻される。一時の感傷で自分を見失うなと。

白石に距離を取られて落胆する式子の目の前に現れたのは、我らが銀四郎!
いつものあたしなら、玉木くんの登場に何よりも心躍るはずが、この時は恐怖で「キャーッ」ってなりました!パリまで追っかけてきたー!怖いー!って。
ツイッターでもストーカー呼ばわりされてましたよね…

「そないびっくりせんかてええやないですか。三和の園田さんからゴタゴタ聞いて駆け付けたんだす」
さっさと日本へ帰って仕事しろと言い立てる銀四郎に、せめて3カ月ここに残って勉強したいと懇願する式子。
それを「夢みたいなこと」と斬って捨て、仕事頑張ってるのは先生だけやあらへん、倫子さんもかつ美さんも富枝さんも、と。藪蛇だよ銀四郎…

「大木富枝さん…彼女に、あなた工場あげたのよね」と切り出す式子。
「ああ…」この時の銀四郎の表情!バレたことを悪びれもせず、ふてぶてしい男!
だってこれ、この瞬間にいろいろバレてることがわかったわけでしょ。工場を勝手にあげたこと、富枝とは特別な関係だってこと…凄いよね、この落ち着きぶり。
「あの子にも働きに見合うたもんあげなあかん思いましてな」
「倫子さんにかつ美さんに富枝さん…それから私。商売のためならあなたはなんでもするの?」
「は?」←これ―!最っ低の開き直った顔ですよあたしならひっかいちゃうかもー!きーっ!
「それともただ…女漁りが好きなの?」
式子にとってはそんなことを口にするのも汚らわしいと言わんばかりの侮蔑を込めて、銀四郎に投げつけた渾身のひと言。でも銀四郎はそれには答えず、にやにやと薄笑いを浮かべた卑屈な目で式子を見返すばかり。いや〜上手い
そんな銀四郎の態度に呆れたのと怒りとで、式子がその場を去ろうとすると、銀四郎はやれやれ…ってな表情を浮かべてその後を追う。全くこれだから女は、とでも言いたげな。モテる男はつらいよなーとでも言いたげな。

「先生。あんたみたいな人がそこら辺の女みたいに嫉妬なんかしはったらあきまへん」
そして、テレビ史上ついぞ聞いたことないような最低のゲス台詞が繰り出されます。。。
式子の肩に優しく手を添え、体をぬぅっと寄せて、耳元で囁く。
「僕の体が欲しいのやったら、そう言うとくなはれ。
いつでも差し出しますさかいに。
けどその代わり、あんじょう働いておくれやす」


これは…強烈でしたわ〜
式子は、耳を疑う ってこういうこと、みたいな驚愕と、辱めを受けた怒りが混じったような表情を浮かべて、銀四郎の顔をあっけにとられたように見上げる、ことしかできません。

そんな式子の反応を面白がるみたいに、冷酷な目で彼女を見下ろしたかと思うと、ふわっと優しい声で「僕の部屋は先生の隣りだす。ほな、先休んでます」と告げ、その場を後にする銀四郎。
怖い男だわ〜。来るなら来ていいよ、抱いてやるよ、ってことでしょ。

でもさ、どうして銀四郎はこんなこと言ったんだろう?こんなこと言って、式子先生が怒ることはわかってるはずなのに。
これって、前に式子の家で「あなたは私の恋人でも保護者でもない。何を期待していたの」ときつい言葉を投げつけられたことへの仕返しなのかな。
銀四郎、ネジくれまくってて、なんなんだよもう!愛しすぎて、自分の思い通りにならなくて悔しくて、ひどい言葉でも何でも言って傷つけたかったの?
そんなヒドイこと言ってでも、振り向かせたかったの?
玉木銀四郎の演技が巧みすぎて、本心が見えません…完全に翻弄されてますワタクシ


打ちのめされた式子。ほんのわずかに自分の中に残っていたかもしれない銀四郎への思いや未練も、この時ズタズタに打ち砕かれたんじゃないかな。
一瞬でも、銀四郎の愛情を信じた自分が馬鹿だった。誇りも何もかも地に堕ちた…。
そんな状態で、白石教授の泊まるホテルへ。
胸に飛び込んできた式子を、今回は突き放すことができない白石教授。
2人はともに夜を過ごします。。




はい。すみません、一気に行こうと思ってたんですけど、感想というよりは書き起こしみたいになっちゃって、長く長ーくなってます。いつも通りですよね、ゴメンナサイ

お待たせした挙句に半分だけっていうのも心苦しいんですけど、いったん切ります―。
銀四郎の嫉妬が炸裂する空港のシーン、楽しみなんですけどー








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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
すももさん、ありがとうございます。すっごく丁寧に俳優さんたちの演技について詳しく書いていただいて嬉しいです。
富枝さんとのシーンは面白いですよねえ。かつ美さんのことは、安田先生の前で「こいつはホントにアホなんですわ」と言っているけれど、そう言われても平気なかつ美さんこそが愛人としては最適なのかもしれませんね。
 式子が白石教授に惹かれたのは、白石教授なら研究の間に思索の時間も持っているから、自分もそういう生活を送りたいという憧れだったのじゃないかなぁ。仕事の合間にもっと考える時間も欲しい、と。でも銀四郎は自分で何かを創作する人ではないから、勢いに乗っている時に仕事をどんどんするべきだ、という考えになってしまううんでしょうね。あるいは式子の才能は枯れることはないと思っていたのか。
 それなのに自分にスピードを合わせてくれないからイライラする…ということでしょうか。式子は第一夜の最後(記者会見の場)で「ファッションんは芸術」だと言っていましたから「芸術ではなく商売」と言う銀四郎とは合わなくなっていく。もちろんそれでも銀四郎が式子ひと筋に愛してくれていたら式子ももっと頑張ったかもしれないですけど……
「僕の体が欲しいのやったら」確かに銀四郎は「なんでこんなこと言った?」という感じもします。でもあの顔と声で言われたら「ほっ、欲しいです!」と即答しそうな自分がいるので見ている間は「なんでこんなこと言ったんだろう?」とちっっとも思いませんでした〜銀四郎は自信があったんですかね。そう言えば自分のもとに来ると。でも疲れた式子は闘い合いの相手ではないほうへ行っちゃった。すべての人が銀四郎ほどエネルギッシュじゃないんですよ。それがなかなか理解できないのが銀四郎の難点だったのか……でもとにかくすべてのセリフを言う時の玉木くんが銀四郎そのもの過ぎて、圧倒されていました。
パープルポテト
2017/05/10 18:33
こんばんは、すももさん。

すももさんが書き起こして下さって、それぞれのシーンがウットリと思い出されます。
このドラマはお花を上手く使っていますね。
黄水仙はもとより、初めのショーが終わった後のグロリオサは「栄光、勇敢」最後の亡くなる前のカサブランカは「威厳、後期、雄大な愛」スイートピーは「門出」
花言葉の意味を知ると、なるほどね〜と。

第2夜は銀四郎のゲスな輩具合が、これでもかと出てきますね。
ここまでギラギラした男がいたら、普通の人は敬遠しますよ。
白石教授は辟易としてましたが。
フランスまで追いかけて来た銀四郎ですが、もう、帽子がよく似合っていて、式子を侮辱していても しゅてき〜💕と思ってしまうので、重症ですわ。
今回、玉木さんはフランスには行かれてないんですよね。
行って欲しかったなぁ。今の玉木さんにはよりパリの空気が似合っていたのではないかと思うと、惜しいなぁ。
昔、千秋がのだめ想って走った橋?を式子と教授が歩かれていたと思うのですが、銀四郎に歩いて欲しかった。

木南さん、良い女優さんですね。ムラサキの役の時はそんなに思わなかったのですが、こういう役をキッチリ出来るのは、今後楽しみになりますね。

一度でいいから「僕の体が欲しいのやったら…」とか言われたいわぁ。ラングのご褒美にしたら、みな玉目の色変えて死に物狂いでがんばるでしょうねぇ。
もちろん私もです!!!!!
月の下
2017/05/10 20:43
すももさん、こんにちわ。
ようやく原作を読み終わりました。銀四郎をほりさげていくとこんなに魅力のある男になるのですね。富枝さんにちかずく銀四郎は昭和の狒々親父でうまいなあと、ちびまるこちゃんのお父さんの若いときもうまいなあと感心しましたけれど、この富枝さんとのかけひきのときは丸めがねで嫌らしかった。
白石教授は好みじゃありません。初対面からあなたの周りが渦巻いている何ていって式子を動揺させて、さすが銀四郎はこの教授のほんしつを見抜いていましたね。さすが下司で女たらしだけのことはあります。
これからの銀四郎と式子のあいだのやりとりもみごたえがありました。年下の男のむちゃくちゃなエネルギーにたじたじとなる式子さん、わてがついてますという銀四郎、こんな顔で手を握られてしまったら拒否できません。でも拒否、この場面もすきです。
僕の身体のところ、玉木さんだからなんかさまになったせりふですよね。本心がどこにあるのか、二人の間がらを念をおしているのか、それでも教授のところへいけますか、教授はうけいれてくれないのが銀四郎には推測されていたと思われます。

銀四郎のパリのどこがきれいでおますのや、犬の糞と煤けた建物の、はいそうです。このころはまだ建物を洗っていないと思いますから陰鬱なパリの冬景色でしたでしょうし、犬の糞はふまないように歩くのになれないとふんじゃった状態で。パリ市がいろいろ対策をしまして犬の糞はここでしてくださいとか無料の袋をまちかどにおくとか、清掃車をふやすとか、でも最後には飼い主への罰金でおちついたと思います。今はきれいです。犬の散歩もすこしへったようなきがします。
式子と白石が歩いた橋は千秋は走りました。ノートルダムの見えるセーヌも綺麗でした。やはりパリは美しい街です。
かちゃん
2017/05/11 00:39
すももさん、拝読してると場面が目に浮かびます〜
第二夜の玉木さんって、いったいそんなのどこに隠してたの???って言いたくなるような隠し玉というか表情というか言い方というか、ほんとにびっくりさせられてばかりでした
まぁ、37でいらっしゃるし、様子としては年相応といえばそうなのだけど、様々にふてぶてしい振る舞いとか、失礼なもの言いとか、お座敷での居方とか、女あしらいとか、そこに『昭和な関西船場系の上品ぶってるオッサン』フレーバーをまぶしてるって、彼、フツーに自然に演じてるけど、正直、こんな芸当できる人っています???名古屋出身でスーツ着る系のお仕事したことないのに…時間があったら、何でもできちゃうんじゃない?というか、やらなきゃならないことは、やり抜くオトコはんなんでしょうね(涙)
ようやらはったなぁ…と呆気に取られてばかりでした。
見応えあるシーンばかりですが、パリのホテルでの式子さんとのやりとりは脚本もいいけど玉木さんの歪みっぷりがもう、すごかったですよねー僕に嫉妬するなんて御門違いだっせ、先生は僕に惚れてくれてたんじゃなくて僕の身体目当てで関係を続けはったんだっしゃろ?的な当てこすりをかまして溜飲を下げてるように見えたんですけど…銀四郎ってドSでドM…そんなこと言えば嫌われるのわかってるけど式子さんをいじめるのを楽しんでるような…
で、そんな玉木さんなんですけど、私、あのての銀縁とか黒縁のメガネをかけられたら、みんな似たような顔に見えちゃうんですよね…似た人が何人かすぐ思い浮かぶくらい…
改めて思うのは、玉木さんって顔じゃない、というか玉木さんの魅力は顔に依存するものではないかもというようなことでした。
kiki
2017/05/11 08:55
すももさん、こんにちは。
熱い思いをこんなにも丁寧に解説して頂いて、また別の角度から1冊の物語を読ませて頂いてる様で心の動きや呟きがよ〜く分かって嬉しくて感動しました。

銀四郎は勢いの或る内に前に前にと追い立てないと気が済まなくて、相手の歩幅に合わせていく事など考えも及ばなかったのですね。自分の商才で支えていくから式子先生は、がむしゃらに働いてくれれば大丈夫だと自信満々でしたね。

常に冷静な目で周りを見て自分の得する様に持っていく富枝は地味な顔に作ったキャラがいい味でしたね。
銀四郎との駆け引きが見ものでした。

自然な色気とエレガントさを発散する玉木くんを意識した脚本が下衆で歪んだ銀四郎になりそれを超える凄味のある演技が玉木銀四郎になったと思います。
関西人の私が聞いていても、不自然なことが何ひとつも無い玉木くんの大阪ことば!新次郎で使ったとはいえ捲し立てて、その上感情を乗せることは誰でも簡単に出来るわけではない至難の業のはず。
あの時代の野望を抱えて生きてる銀四郎そのもの!
本当に凄い役者さんにお成りです。

「自分が何をしてるのか何をしたいのかが時々分からなくなるのよ!」と式子が絶叫したこのセリフに、
傍目には仕事が順調過ぎる様に見えた20代後半の頃に30才に早くなりたいともどかしさにもがき苦しんでいた玉木くんの心境に凄く似ているなぁと思ってしまいましたが、
誰もが認めたこの素晴らしい魅力溢れる銀四郎への変化!
苦しさを人に見せずに誠実に真摯に取り組んで来た玉木くんだからこそ最高の勲章を手にされたんだと思いました。
これからもっとお芝居の幅が広がってステージUPして行く玉木くんの秋の舞台が楽しみです。
すももさんの次の感想どうぞゆっくりとお待ちしておりますからね。




トマト
2017/05/11 18:11
すももさんん、相変わらずの冴えわたるぼきゃブラ天国に、脱帽です。お忙しい中、不休無給でのご執筆、これぞ勲章ものです。本当にこの場に感謝です。ありがとうございます。
CM抜きの編集後、正座にて鑑賞。圧倒されてしばらく動けませんでした。小声で偉そうに言わせていただくと、山崎女史を尊敬しつつも、21世紀のドラマとしては、脚本、演出、演者の皆様に軍配、かな? 短時間の間に、原作よりも一人一人が掘り下げられて躍動していたと思う。ファッションはもとより、小道具に至るまで丁寧で美しい仕上がり。そして、玉木銀四郎は群を抜いていました。本当に山崎女史にご覧に入れたかった。すももさんがラストシーンをどう観られたか、次の感想、楽しみです。どうぞごゆっくり、いつまでもお待ちしております。ライブ数字はでなくとも、コアなファンは深く観ている。円盤欲しいです。メイキングというか制作過程(小道具までも)も観たいです。松嶋式子さんにも感謝。胸を張っていただきたい。秀作だとおもいます。
通りすがり
2017/05/11 22:13
>パープルポテトさん
そうそう、安田女史の前で「こいつアホなんですわ」っていうところ、あのやり取り好きでした〜♪それに対してムキにならないかつ美は腹が座ってて、おっしゃるとおり愛人としても優秀ですね
式子と銀四郎が、ピッタリ歩調を合わせていければ最強のパートナーシップを発揮できたでしょうね。それこそ世界だって手に入れたかも。
「僕の体が欲しいのやったら」の言葉に対するリアクションは、きっと式子以外の女はみんな同じですっ!銀四郎と遊びでなく男と女として付き合うのは、真剣勝負になっちゃうんでしょうね。勝つか負けるか。
「すべての人が銀四郎ほどエネルギッシュじゃない」←ほんとそれです。
すもも
2017/05/15 17:10
>月の下さん
お花の演出は素敵でしたね〜。あの赤い花はグロリオサというんですね、気になってたんです〜ありがとうございます!きっとあの花にも意味があるんだろうけど花の名前がわからなくてモヤモヤしてました。
玉木君はパリロケには行かなかったんですね。あの橋はビルアケム橋でしたっけ?若い頃にパリに行った時にあのあたりのホテルに泊まった覚えがあります。千秋が走ってたところですよね。
やっぱりみな玉「僕の体が欲しいのやったら」の台詞は聞き捨てなりませんよね!あんなゲスイ言葉を平然と喋って、もちろんゲスイんだけど、それでも許せてしまうのは玉木くんだからなんですよね…恐るべし玉木宏
すもも
2017/05/15 17:18
>かちゃんさん
「年下の男のむちゃくちゃなエネルギーにたじたじとなる式子さん」←そもそものハングリー精神が違い過ぎたんですかねこの二人。式子もミシン一台から立ち上がるだけのバイタリティがある人だったけど、船場という大阪財界における貴族階級出身のような人と、一平民の銀四郎ですから。
銀四郎をもし別の俳優が演じていたら、数々のゲスな台詞だけでなく、度々映る手のアップ、式子や女性たちにべたべたと触れる手つきが、単にいやらしいものにしか見えなかっただろうなぁと思います。

昔パリに行った時に見事に犬のフンを踏んでしまいました…数日後にマルセイユでも今は綺麗になったんですね!行きたいなぁパリやっぱり憧れの街です
すもも
2017/05/15 17:31
>kikiさん
隠し玉の表情…まさにその通りで、見終わった後は全く追いついていけないというか、今見たものを消化できないというか。ただただ玉木くんの素晴らしい演技の数々に圧倒されっぱなしでした。
『昭和な関西船場系の上品ぶってるオッサン』フレーバーをまぶしてる←もう上手いことおっしゃる!本当に、いつの間に、どこでそんな演技を身につけたんだろう?って感じですよね。きっとたくさん勉強してるんだろうなぁ。
「先生は僕に惚れてくれてたんじゃなくて僕の身体目当てで関係を続けはったんだっしゃろ?的な当てこすりをかまして溜飲を下げてるように見えたんですけど」なるほど〜。そういう嫌味も感じましたよね。ドSでドMってまさに玉木くん自身のような…
玉木くんの魅力は顔じゃない!顔だけど顔だけじゃない!ってもう最強ってことですよね
すもも
2017/05/15 17:40
>トマトさん
第一夜は人物像や関係性というテーマごとに語った方がいいかなぁと思ってそうしてみたんですが、でもやっぱり、まとめながら書いていくとこぼしてしまうエピソードもあって…。やはり第二夜は物語がクライマックスに向けて怒涛のように展開していくので、観念して始めから順繰りに書こうと思いました…そうすると長くなっちゃうのわかってたんですけどね
「勢いの或る内に前に前にと追い立てないと気が済まなくて、相手の歩幅に合わせていく事など考えも及ばなかった」
恐らく時代背景も関係あったんでしょうね。今と違ってイケイケどんどんの時代で、一瞬の風向きを捕らえ損ねたら負け、みたいなスピード感が今とは違ったんでしょうね〜。銀四郎はきっと時代の申し子みたいな存在だったんだろうなぁと思います。
山崎先生が生み出した八代銀四郎というキャラクターが、優れた脚色と玉木宏という役者を得たことで、現時点で最高の八代銀四郎として世間にお目見えできたことが誇らしいです。最高にゲスな人間でも、最上の気品ある存在感と最高の美貌で、ここまで魅力的な男になるなんて。山崎先生にお見せしたかったですね。
関西出身でもないのに船場言葉を自在に操り、捲し立てて演技するなんて、本当に凄いです。銀四郎にとって欠かせない要素ですものね〜。
いっぱいいっぱいになって追いつめられた式子さんの心情と30代直前の玉木くん…確かに似ているのかもしれませんね〜。でもきっと、そのころの葛藤があったから今の役者としての実りに繋がっているのかもしれません。秋の舞台では更なる飛躍を目の当たりにできると信じています!
すもも
2017/05/15 18:06
>通りすがりさん
不休無給…不休ってこともないんですけどね、無給はたしかにでもこうでもして感じたことを外に出さないと、私も前に進めないというか。みな玉にお付き合いいただけてこちらこそ有り難いです。
原作にはいろいろ人物の心情を語らせることもできるし、そういう意味では詳しく表現できるわけですが、ドラマという様々な制約のある中で最高の映像化をやり遂げてくれたと思います。過去の映像化作品はまだ見ていないんですが、おそらく遜色ない出来なのではないかと。細部にわたる丁寧な作り、主演を筆頭に全キャストの素晴らしさ、何よりも玉木宏という役者を得たことによって。
メイキング観たいですよね〜!このシーンはどうやって撮ったのかとか(特に第一夜のラスト、かつ美との追いかけっことか)。何よりもっと玉木くんの口から、銀四郎の役作りについて話を聞きたいです。
コアなファンだけでなく、ドラマ評論家や関係者は見てくれるのではないかと期待してます。あの『殴者』がのだめの千秋に繋がったことを思えば、なんだってありますよ!
すもも
2017/05/15 18:14

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『女の勲章』 第二夜 感想〈1〉 すもも玉の空言/BIGLOBEウェブリブログ
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