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zoom RSS 『女の勲章』 第一夜 感想〈2〉銀四郎と女たち

<<   作成日時 : 2017/04/26 18:26   >>

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ここでは銀四郎と女たちの関わりについて、三人弟子たちとの関わりを中心にちょろっと感想書いてみようかと思います。

そもそも、銀四郎は何故、せっかく幼い頃からの憧れだった式子を手に入れたのに、他の女たちにも手を出したのか。
ツイでもそこに引っ掛かる人がたくさんいましたよね。ま、そういう男=女たらしだったから、という結論に落ち着くのは間違ってないんだけど、動機が全く違うのよね…式子を抱いた理由と他の三人とでは。

銀四郎が式子の弟子三人に手を出したのは、ひとえに「聖和服飾学院での仕事をやりやすくするため」ですよね。
三人の弟子たちは、式子が洋裁教室を開いていた時からの古株で、急に横から入ってきて式子に取り入り、巧みな弁舌と商才を以て学院の経営を仕切ろうとする銀四郎を警戒していた。何かにつけて銀四郎に反目したり抵抗したりしていたと思われます。このへんのことはドラマで詳しく描かれなくても、三人の会話やいくつかのシーンで十分想像できる。

これは銀四郎としては非常にやりにくい。だったらこっちが優位に立ってやれ。男を使って。関係を持って手懐ければいい。
言葉巧みでなにより誰もが一目置くほどの美男である彼は、自分の武器を存分に使っただけのことなんですね。
それはもう爽快なほどに割り切りよく。
こんな役をテレビドラマで演じて、視聴者から苦情や不満が出ないのは、玉木宏ほどの美男でなければ無理です。不可能です。
大抵は「なんであんな男に篭絡されるんだ」「あんな男の言いなりになるなんて見ていて不愉快だ」というような反応が出てしまうもの。
そこを有無を言わさないためには、圧倒的な存在感と説得力を持った俳優が必要になるわけです。
はい、玉木宏しかいませんわね

事実、次から次へと女たちに手を出す銀四郎に対して、ツイ民の総意は
「ひどい!許せん!でも玉木宏ならしょうがないでしたね
これですよ。これを説得力というんです。


倫子と銀四郎

〈銀四郎の倫子評〉
「ガツガツした女やけど、かえってよう働いてくれる思います」
「やる気があるのは認めますけど、あれは美人だすやろか。なんや目鼻立ちがはっきりしすぎてて、僕の好みやありまへん」


銀四郎が最初に手を出したのは倫子。なぜなら三人の中で一番脅威だと思ったからでしょうね。面倒くさい相手というか。
美人で仕事熱心で発言力もある。三人の中で最も上昇志向、名誉欲が強い。
そんな彼女を自分の味方につけてしまえば、格段に仕事がやりやすくなる。

銀四郎が倫子と関係を持ったのは、小説だと式子を抱いたその日の夜なんだよね。ドラマだとその辺ははっきりしないけど、むしろ式子と関係するのとどっちが先かっていうくらいの描き方だった。まさに女の敵!

三和織物の野本(駿河太郎さん)と恋仲の倫子が、二人の関係性をうまく利用して学院内での仕事で手柄を立てようとするエピソード。
慧眼の銀四郎は倫子のわざとらしい言動に疑問を持ち、倫子の計略を見抜く。
倫子の失態を上手く利用して逆手に取り、自分が手柄を立てて、式子の自分に対する信用をさらに強めることに成功する銀四郎…さすがです。
式子に叱責される倫子を見てほくそ笑む銀四郎、性格悪!悪い顔が素敵〜

式子の信用を失った倫子…銀四郎がつけ込むには絶好のチャンスです。
ひたすら地道に仕事に邁進して、なんとか式子の信用を回復したい倫子を、ジーっと見つめて機会をうかがってたんでしょうね…。

三人の弟子と銀四郎、この四人が一堂に会して会話するシーンはそんなに多くないんだけど、そのどれもが緊張感と滑稽さがあって、もの凄く面白いシーンなのよね〜。
第一夜だと、三和織物の協賛を無事に得ることができ、関西デザイナー協会ショーの準備をしているシーン。茶色のドレスを三人がかりで仕上げているところ(かつ美はサボり気味だけど)。
自己顕示欲が強くて気分屋のかつ美、滅私奉公しろっていうことねと不満顔の倫子、そういうことには全く関心ないような顔をしてマイペースの富枝。

銀四郎はおそらく、ちょいちょい彼女たちの仕事場に顔を出しては、彼女たちの仕事ぶり、人間関係、彼女たちの望みや不満を観察し、誰をどうやって攻めるのが効果的か作戦を練ってたんでしょうねー。

学院の備品買い付けに同行し、巧みな交渉術で経費を浮かせ、浮いた経費で倫子に贅沢な服やバッグを買い与える銀四郎。このシーン大好きなんですよね〜、見方によっては「マイ・フェア・レディ」「プリティ・ウーマン」みたいに見えます(見えません)
ていうか、こういう姿がなんって似合うんだ玉木くん!サマになってるよね〜堂々としてて。ジャケット脱いでベストとパンツの格好がまたかっこいい
…これ、体格の貧弱な男がやったらただの七五三だよ!(毒)

倫子は浮いた経費で自分の装飾品を買ってもらうことを一瞬躊躇する…でも結局欲望からは逃れられない正直な倫子の様子に「かいらしいなぁ!」とご満悦です。
これ、最っ高にゲスい、下品なシーンですよ!銀四郎はハナっから女を見下してるんです。札束で頬をひっぱたくにも等しい振る舞いです。
それを堂々と悠々と、むしろ嬉々として演じてる玉木くんに、あんたいつの間に…と嬉し涙を流しておりました。(←お母さんか)
演技って、その感情を演じる裏付けが自分の中にないとできないものでしょ。たとえ実体験がないことでも、想像力と表現力で補って、役者さんは虚構を演じる。
玉木くん、どんどん上手くなってる。そう実感したシーンでもありました。

「倫子さんは元がええさかい、ええ服着たらほんまに着映えがしますなぁ。学校一の美人だすわ」

倫子に対する殺し文句はこれですね。倫子は自分が美しいことを知っている女で、銀四郎はそのことを知っている。彼女の己の美貌に対する虚栄心を満たしてやれば簡単に手懐けられると踏んだんでしょう。式子には「あれは美人だすやろか」なんて言ってたくせにー!
なんて嫌な男だ!でも銀四郎ならしょうがない!(←結局これ
鏡の中の自分の姿に満足そうな倫子…一丁上がり!
ミムラさんも上手いよね〜。銀四郎のことを完全に信頼してるわけじゃないけど、あれほどの男が私を着飾らせてる…自分にはそれだけの価値があるのよ、とでも言いたげな満足した表情、完璧に倫子でした。

自分の金じゃなくて「浮かせた経費で」ってところがまた銀四郎らしく狡猾極まりない。
しかも、浮いた経費で買った装飾品を倫子に受け取らせることで、彼女と共犯関係を築くことができます。まさに一石二鳥。いや三鳥か。手懐け、共犯にし、体も頂く。
まさにこれぞ手八丁口八丁!いや〜お見事だよね銀四郎!


野本と別れた倫子の部屋に通うようになる銀四郎。倫子がせっかく作った料理に文句を言うのは原作通りでしたね。ほんっとに嫌な男だ(でも銀四郎なら以下略)
原作だとね、もっといい部屋に引っ越せって言って、その部屋代を払ってやるんですよ。それとは別に服飾費としてお小遣いも渡す。ほぼ愛人。ドラマでは時間もないしさすがにそこまでやらなかったけど…玉木くんとミムラさんのそういうやり取りを想像しながら見てました。

「君の方がずうっと美味しそうや」って最高にゲスイ台詞ーー!(でも銀以下略)
倫子のブラウスのボウタイをツーっと引っ張り、結び目に手を入れるところ!
いやらしい!(←嬉しい)
倫子に式子との関係を疑われて、ここでの言い草が二枚舌の真骨頂ですね

「あんなトウの立った女、相手にするかいな。第一、家柄がええのを鼻にかけた金持ちの女やなんて、男にはやりきれへん」
「あんたは金持ちのフリすることあらへん。世の中わかってるところがあんたの魅力や。はじめは何かにつけて僕を目の敵にしてはったけど、僕を利用した方が得やと見定めたら、ころーっと態度変えてかわいらしいなったやろ。それでええのや」

「何をおっしゃってるのかしら…わからないわ」
「釈迦に説法やったな。ふふふ…」

このやりとり、スリリングでたまりまへん〜♪お互い、愛情で結びついてるわけじゃない、打算で結びついた関係だと自覚してる。とっととご飯食べちゃいなさい!と思ったけどね。

情事のあとの気だるい部屋に鳴り響く電話…野本からだと銀四郎にはわかってる。
「電話…出ぇへんのかいな」
ぶっきらぼうで横柄な物言いに、事が済んだら女に甘い言葉は与えない男の身勝手さが出ていて、腹立ちましたわ〜
倫子と野本が別れたことを知りつつ「無理して別れることない。付き合うてて得な相手とは、ずぅっと付き合うてたらええねん。ほんで利用するんや」と冷たく言い放つ。
…くっ、こいつ許せん倫子の気持ちなどどうだっていいんです。
それでも電話に出ることを渋る彼女に浴びせた言葉は「あんたのためと違う!学校のためや」ちょっとした恫喝でしたね…
これにはさすがの倫子も表情をこわばらせる。それを察したのか、銀四郎は猫なで声で倫子の耳元に囁くんです。「三和のコネはいつまた使えるようになるか分かりまへん。な?」優しく頭を撫でながら。
そして鳴り続ける電話を取って倫子の元へ持ってくる。
倫子が野本を利用し、罪悪感を抱えながら別れたことを承知の上でやってるんですよ銀四郎ってば…鬼ですわな。アメとムチの使い分けも上級者です。

銀四郎は倫子の心などいらない。ただ歯向かわなくなるならそれでいい。
そのことがはっきりとわかります。そして倫子もそう自覚する。寒々とした表情なのが印象的です。なんという、打算だけの関係。

は〜〜、見応えのあるシーンでした。緊迫感のある二人のやり取り。何より銀四郎の所作や表情、声の出し方。
煙草を取り出す指先、火を点ける仕草、煙を吐く時の眉間の皺、倫子に送る冷たい視線、脅すような声、そして甘い囁き声。
まさに自由自在に銀四郎という人物として玉木くんが躍動しています。
すごい


学校の備品買い付けの経理に不明瞭な点があると式子に指摘されても、倫子はしゃあしゃあと言い逃れをする…もうすっかり銀四郎とずぶずぶの共犯関係なんですね。ある意味羨ましい(コラッ)
銀四郎と結託して経理をごまかし、多額ではないにせよチマチマ私腹を肥やしているんでしょう。
「文具ひとつとっても学校にとっては財源になるんです。そんな良心的には参りませんわ」
うわっ、言い方が銀四郎そっくり!

やがて倫子は、銀四郎愛用のライターを使って煙草を吸うようになる…式子がそれを目撃するが、式子はその前に富枝から、銀四郎と倫子について経理やプライベートの面で怪しいと聞かされていて、二人の関係を疑わずにはいられない。
このあと、銀四郎がマッチを使ってるシーンがありましたよね、ほほ〜っと思いましたよ。ライターやマッチという小道具を使った伏線ですね。



かつ美と銀四郎

〈銀四郎のかつ美評〉
「彼女は才能は有りますけど、なんせ気分屋さんやさかい、雇う側としてはうまいこと手綱引き締めてコントロールせんとあきまへんな」

銀四郎が次に手を付けたのはかつ美。かつ美も当初から銀四郎に対してそこそこ反抗的な態度を隠さない女でした。
でも倫子に比べたら扱いやすい。基本的には楽しいことが大好きな苦労知らずのお嬢さん。デザイナーになりたい夢があり自己顕示欲も強い。
いきなりハードな男女の関係を迫るより、遊びに連れ出して仲良くなってから本音を引き出しじわじわと…という作戦のようですね銀四郎さん!

「八代理事にええもん買うてもろた〜♪」
休日にデパートでお買い物デート?なんかもうやってることが愛人囲ってる中年オヤジですよ!あ、倫子の時と同じか。でも倫子の時とちょっと違う感じがするのは、女の虚栄心をくすぐるためというよりも「気まぐれな年若い愛人のご機嫌を取るため」ってニオイがすること。
車の後部座席のドアを開けてあげたのに、買ったものをヒョイと渡さる銀四郎…さっさと助手席に座るかつ美。銀四郎が若干振り回されてるのが滑稽に見えて愉快です。
この時点ではまだ男女の関係はないんだよね。

ある日曜日。郊外でテニスに興じる二人。二人ともテニスルックが可愛い〜!
かつ美の白いスコートに赤いニット、そして銀四郎の白いチルデンセーター
なんかもう、軽井沢の皇太子夫妻か、「ラストエンペラー」の溥儀と婉容かってなくらいですよ!
やだもう何着ても似合うんだから!「青が散る」だわ〜←古い

「ねぇなんで?最近日曜日のたびに連れ出してくれるけど」
「そらかつ美さんといてたら楽しいさかい。他意はおまへん」
ほらね、まだ食ってませんよ(←やめなさい)

家にいても結婚しろ見合いしろと親にせっつかれるだけ、仕事を持つ女への理解がまるでないとこぼすかつ美に
「そらしょうがおまへんやろ。親は娘の心配するもんだす」とうそぶく銀四郎。
きっと日本中の視聴者から「オマエみたいな悪い虫が付かないか心配なんだよっっ」というツッコミが入ったんだろうなぁ…

「ねぇ、私と倫子さん、どっちがデザイナーとして才能があると思う?」
真っ直ぐ銀四郎を見つめながら率直に聞くかつ美。ほんと自信家よね。
銀四郎は、あんたの方がデザイナーとしては上、なんなら式子先生に口添えしてやると言う。
銀四郎の手を取って喜ぶかつ美…キャバ嬢みたいやわ。
さらに「でも…それだけじゃ嫌。私も倫子さんみたいに肩書が欲しいわ。今みたいに何の役職もない平の教員じゃ、バカにされるばっかりだもの」
おおぅ…したたかな本音を見せてきましたよかつ美さんも。パパにマンションねだる愛人みたい
銀四郎のことをこのヒト私の味方!と見定めたんでしょうね。
東京進出の計画があることを明かし、そこの校長に据えてやってもいいという銀四郎に、かつ美の方から銀四郎の頬に手を添え接吻!発展家ですわこのお嬢さん!
にっこり微笑み合って、もう一度改めてキス。この二人も共犯関係成立。


映画の服飾デザインを担当することを式子に告げられ喜ぶ三人の弟子たち。
この時うっかりかつ美は「これで東京進出にも弾みがつく」と口を滑らす。
式子に聞きとがめられ、かつ美はしまったと銀四郎を見やり、銀四郎はスッと眼を逸らす。俺は関係ないよとばかりに。絶妙なタイミングで煙草に火を点ける。マッチで。
倫子はそっと銀四郎の表情を窺い、式子もまた。
「それは誰の考えかしら。私は聞いてないけど」
「ショーの打ち上げのあとお話ししましたやろ。お疲れのご様子やったしお聞き逃しになりはったんと違いますか」
…これ話してないな銀四郎。うん。その場を取り繕う嘘ですよ。

式子は、学校運営やお金の話を経営者である自分のいない所で勝手にするなと3人いや4人に釘を刺し、さらに続けて
「学校の風紀を乱す人、生徒の悪い噂にのぼるような生活態度が目に余る人は、即刻辞めてもらいます。わかりましたか」
一番言いたいのは銀四郎に対してじゃないでしょうか…。
「言うまでもないことだす、わかってるな、みんな」と3人に向かって言う銀四郎。
(はい、皆さんご一緒に)お前だよ!!
ふてぶてしい横顔ですわ〜〜でも素敵
そんな銀四郎と倫子やかつ美の様子をそっと眺めて、誰にも悟られないようにほくそ笑むのが富枝です…。


富枝については、第一夜ではほとんど銀四郎との絡みがないので第二夜語りのほうで。

かつ美さんとはあのシーンが残ってるけど、それは後に回すとして…


式子と銀四郎

避暑地で部下たちの目を盗んでベッドを共にし、その後も関係を重ねていった二人。恐らく式子にとって銀四郎は初めての男性。
甘い時間を過ごした後にも「あなたの思うようにはならない」なんてことを言ってまで、自分の立ち位置を確保しようとする式子は、そうでもしないとなにもかも銀四郎に依存してしまいそうで、それが怖かったんでしょうか。

ちらりちらりと銀四郎に他の女の影を見、信頼する部下たちにもなんとなく銀四郎との関係を窺わせるものを察し、式子の心は動揺する。
これ、愛してなかったとしても「恋」だよね。

銀四郎がかつ美とデートしてた日も、式子は映画の服飾デザインの話を銀四郎に相談したくて連絡を取ろうとするけど取れない…イライラMAXです
ちゃんと着替えて式子の自宅を訪れる銀四郎。
「学生時代の仲間と話し込んでましたんや。男同士のつき合いでなかなか席を立ち辛うて」
出た、男同士のつき合い、と言えば女は黙るしかなかった時代ですよね。そうわかってて嘘八百ですよこの男。
式子の様子を見て、ちょっとこれは嫉妬してるか?となんだか嬉しそうな銀四郎(に見えたんですけど)。

映画の服飾デザインはこれまで自分がやってきたファッションの仕事とはまるで違うものだ、と渋る式子。
銀四郎は学校のため、いや、大庭式子の名前が全国に轟くきっかけになるとまくしたてる。

「何を御託並べてはりますのや、ここは打って出るとこだす。先生と僕の夢の実現のためにも」
「あなたと私の夢の実現?」
「そうだす。先生のデザインで世界を股にかけた商売をするんだす」
銀四郎はキラキラと目を輝かせ、二人の夢だと語り、眩しそうに式子を見つめて、抱きしめる。

でも式子は「馬鹿にしないで!」と突き放す。
このとき式子は、倫子と銀四郎の関係を疑う気持ち、嫉妬心でいっぱいだったから。
式子に突き放された銀四郎の表情が…ああ色っぽいよ…切ない表情…。

「その辺の女と私を一緒にしないで!軽々しく私に触れないで!
あなたは理事とはいえ、一職員なのよ。私の恋人でも保護者でも何でもない。
他の女を小手先で牛耳るように私もと思った?勘違いしないで!
私の力がなければあなたはここまで大きくなれなかった。
私の気分次第であなたをいつでもクビに出来るのよ。わかってるの?!」


これ…銀四郎を傷つける言葉をこれでもかと浴びせてますよね式子さん。
船場育ちの自分に対して劣等感を持っているだろう銀四郎をわかってて言ってる。そう、相手の急所を狙ってグサーッと刺してきてます。
自分が傷ついたり不安にさせられた仕返しのつもりなのかな。

「先生は僕のことそないな目で見てはりましたんか…」
「そうよ。何を期待していたの」 ←ダメ押しでんがな…。

初見の時は、銀四郎は傷ついてるふりをしてるんだと思った。
式子が振り向いた時の、銀四郎のあの、捨てられた子犬のような目。目を真っ赤に潤ませて。式子の気を引くための計算なんじゃないの〜?と思ってた。

でもやっぱりこの時の銀四郎、本気で傷ついてたんだわ。何度も観て、今やっとそう思った。(遅)
式子に酷い言葉を浴びせられてる時、銀四郎の肩が大きく上下してる。呼吸が荒くなってる。
式子はずっと銀四郎に背を向けたまま…銀四郎の表情は誰も見てないのに。
ってことは、本当の気持ち、本音で、傷ついてたんだよ。違うかなぁ。
「わかりました…ほな今晩は、お騒がせしました」ていう台詞も、声がかすれてるのよ…喉元にせり上がってくる涙をこらえてる時みたいに。

恋愛経験が少なくて、男女の駆け引きなんてしたこともない式子には、こんなときどう振る舞うべきかなんてわかるはずもない。
傷ついた表情を浮かべながらあっさり引き下がる銀四郎に、動揺して思わず後を追う。
銀四郎は、式子が後を追いかけてくることはわかってたでしょうね…傷ついてたとしても、そこは冷静に計算できるのが銀四郎なんだろうなぁ。
「映画の仕事、絶対に引き受けなはれや。先生ご自身のためだす」とだけ言って去る銀四郎。
式子は言い過ぎたと思ってても謝ることもできない。
銀四郎は抱きしめてもくれない。←だってさっき軽々しく触れるなって言われたから

ここも見応えありましたね〜。ハラハラドキドキでした。
さっきも書いたけど、初見の時は全部銀四郎の計算尽くしの振る舞いだと思ってたんです。
でも最後まで見て、また何度も観てるうちに、もしかしてこの時銀四郎は本当に傷ついてたのかもって。
銀四郎の中に式子への愛が、歪んでたとしても本物の愛があったとしたら。

経営者としては女たちの間をスイスイと泳ぎ回り、口八丁手八丁、あらゆる手を使って時には嘘も吐いて、辣腕を振るった銀四郎だけど、ひょっとして、式子の前で「ただの男」として立つ銀四郎は、常に率直に本音で振る舞っていたのかもしれない…?
あの涙を湛えたような赤い目…子犬のような目も。
それとも、そう思わされてるあたしは、やっぱり銀四郎に惑わされてるだけなのか?


さて。

映画「デザイナー物語」の記者発表会。主演女優のように堂々と振る舞う式子の様子を眩しく見つめる倫子と、あなたもそのうちあの場所に立てるかもよと煽る富枝。
銀四郎はかつ美にそっと近づき、メモを渡してニヤリと微笑み先に立ち去る。
指先から溢れる色気に誘われるように…嬉しそうに彼の後を追うかつ美。
その様子を会見の席からじっと見つめる式子。

さぁこのシーン、第一夜の白眉ともいうべき名シーンですよ奥様!!

職員室のドアを開けるかつ美の腕を掴んでグイッと引き込む銀四郎。
二人のあとを追って廊下を歩く式子。かつ美が落としたメモをグシャッと握りしめる。
かつ美の顎を美しい指先で持ち上げ口づけしようとする銀四郎を、にっこり微笑んで制止するかつ美。女がするりと男の腕をすり抜けると、お預け喰らった銀四郎はギラギラした目で笑う「なんや…」 ←

タンゴ調の音楽が盛り上がり、男が女を追いかける。
スーツのジャケットを脱ぎ去り右手から左手へ渡して、バサッと投げ捨てる。
ひらひらと走りながら差し出す女の手を掴もうとして掴めず、バランスを崩す男が滑稽で哀れで格好悪い。そしてエロい。

この僅か10秒にも満たないシーンを、何回リピしたことか!!!

スローモーションでたっぷりこちらの気をもたせ、幻惑するようなカメラワーク。
かつ美の手を掴み損ねてつんのめる銀四郎は、若い女に振り回される中年男の格好悪さが滲み出ていて最高でした。

どこかと思えば式子先生の仕事部屋ですよ。
かつ美の後ろからゆっくりゆっくりと迫る銀四郎。なんて美しい男なんだ。
こんなふうに撮ってもらえて役者冥利に尽きるんじゃないかと思うほど魅力的。
首元まできっちりネクタイを締めているのに、少しも肌を見せていないのに、むせ返るほどの色気が全身から漂い、画面越しにも酔いそうなほど。
たっぷりと間を取り気をもたせて、そしてかつ美のうなじにかぶりつく。
かつ美を振り向かせ首筋を抱えて熱いキス。もう容赦はしない。
かつ美に対する銀四郎は、まさに肉欲の塊です。
眩暈がするほどエロティックなアバンチュール。

でも。
かつ美とこんなにも熱い口づけを交わしながら、冷たい目を見開く銀四郎。
ぞっとしました。
どんなに欲望に身を任せても、頭の芯は醒めていて、本当に欲しいものは何かをわかっている目です
そして、彼の心はここにはないことも。

職員室の扉の外には式子先生。
さあどうなる銀四郎?!





はい。おつかれさまでした。

ほんとにねー、なんて罪作りな男なんだ銀四郎。
そして玉木宏。

こうして文字に起こしてみて、ぜーはーですよ。息も絶え絶えですよ。
色気が溢れかえりすぎでしょう!逮捕されますよ!


第二夜はもっと手こずるような気もしますが、書かないと終わらないので書きます!
もう少しの間、お付き合いくださいませ。


コメントたくさんありがとうございます!
お返事書くのを後回しにしてごめんなさい
今日お返事まで書けるかと思ったんですが、思った以上に時間がかかっちゃって…↑
脚本が秀逸で、役者の熱演も見応えありすぎて、細かく見出すと止まらないというか
お返事はちゃんと書かせていただきますので、こちらももうしばらくお待ちくださいませ















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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
すももさん、ありがとうございます。どうぞ体調崩さないよう、第二夜もゆっくり書いてくださいませ。
 銀四郎と女たちのシーン。短い中にも銀四郎のセリフが印象的です。ドレス製作中の場面では「これ、奇抜やな」銀四郎はデザインに関しては何がなんでも式子先生だけではなく、ちゃんと式子先生とはまた違う、かつ美のデザインの良さもわかっているんだなあと(というより、ここで、かつ美を攻めるには「あんたのデザイン」だと定めたのかもしれませんが)。
 すももさんもご指摘の、倫子に服を見立てる場面の「かいらしいなあ」は私もすっごくお気に入りです。ほらほら、あんたは自分の欲しいものがあるんやろ、手に入れたいんやろ、わかってますがな、と言わんばかりの「かいらしいなあ」。本当に共犯関係成立、ですよね。
 式子さんに責められる場面のウルウル顔、これ、私は銀四郎の計算だろうと思っていました。でも第二夜の最後まで見ると、やっぱり本当に傷ついていたのかな〜とも思い、未だに迷いますが、でもそのわからなさも含めて凄いと思います。
 倫子とのベッドでの会話も秀逸でしたが、私も第一夜で激リピナンバーワンは最後のほうのかつ美との追っかけっこからキスシーンでした。玉木くん、女優さんとのキスシーンは苦手、とか言ってたのに、乗り越えたのか!相武さんだからお互い遠慮なくできたのか!音楽と相まってスローな動きがまるで踊ってでもいるようで、ふぁあああ〜と見とれていました。アップとキスシーンだけで大スペクタクルになるなんて誰にもできることじゃありませんよね〜
パープルポテト
2017/04/26 19:50
すももさん、こんばんは。

読んでるだけで、全てのシーンが蘇ります。
銀四郎が式子に責められたシーンの銀四郎は本当に傷ついていたと思ってます。
もし、振りをしていたらきっと、どこかで式子に見えないようにニヤッとしたと思うんですよね。
式子を車に乗せて、大庭屋の跡地に行った時、まくし立てて自分を雇うように持っていったときの顔のように。

そして、最後のかつ美との戯れているような感じ、素敵ですよねぇ。
銀四郎が手を伸ばしてかつ美を捕まえようとするところは秀逸。
玉木さん、手が長いわ〜💕
もう、うっとり💕💕
かつ美の後ろから粘っこい眼差し、こんなことされたら心臓止まってしまいますわ。

第2夜も楽しみにしてますね。
月の下
2017/04/26 22:19
すももさん、こんばんわ。
銀四郎は式子と関係したのも最初は打算からでしょう。
はなからあこがれの船場のお嬢さんを自分と同等にするのはこれしかなかった。商家の四男が同じ身分になりたくて。
式子さんはプライドで銀四郎と同じ地位におりたくなかった。
でも式子さんは銀四郎を愛しはじめ動揺してますね。
夢の実現、ふたりで、さみしいですね。すなおになれない式子さんが、船場にこだわり。
赤い色は嫉妬にくるったおんなの象徴でしょうか。職員室にむかって歩く式子はもう嫉妬にくるっていました。銀四郎は式子におもいしらせたかったのかしら、俺からは離れることはできないと。
でも気配を感じたと思われるときの薄目は冷たい。ここのところ玉木さんの眼はすごかった。狂ってましたよね。むしゃぶりついているのに冷たい眼、おもわずウワっとなりました。
かつみとの戯れ、玉木さんリズムにあわせるのがうまい。私もここ好きです。
いやらしいのに、でも銀四郎なら以下略、すももさん、笑い転げました。
かちゃん
2017/04/27 06:30
すももさん、前半の2時間くらいで3人の女性たちとあれやこれやあるとか、あらためて凄いお役ですよね(笑)
で、サマになっちゃってって、観てる側は玉木さんに眩惑されて倫理観がどーでもよくなっちゃって、前半ラストの職員室のシーンにうっとり見惚れる〜なんてことに
「なんや」って振りかえったときの言い方や風情が、ザ・関西のエロオヤジ(爆)そのもので、玉木さん凄い〜って吹き出しちゃったんですけど、そこからのシーンの美しいこと!
相武さんの首のラインが綺麗なところに、どー絡もうかなーってかんじで楽しそうな余裕の玉木さん。
玉木さんのそういったシーンが嫌らしく感じないのってなんでかしら…って考えてたんですが、生物的な強者が発するタイプのセクシーさだからかなぁと。孝夫さんとか斎◯工さん的な色気は若干、淫靡さを含む弱者の戦略寄りなかんじがするんですよね。
だから、女性からすると、惹かれて正解(笑)嫌らしく感じる必要が無いからかな〜なんて。
それにしても、相手ごとに様々な顔の銀四郎が観られて、濃くておなかいっぱいな前半。玉木さんのコメンタリーが欲しいです〜
kiki
2017/04/27 07:32
すももさん、こんにちは。
読み応えのある記事は、本当に嬉しくてありがとうございます。
保守正統派美男子で誰をも納得させる演技力を併せ持つ玉木宏の美学!主役を立てながらその圧倒的存在感。凄い人です

煙草に火を点ける指先に、佇まいひとつにも、脅している声囁きの声、全て丁寧に玉木宏が創った銀四郎。
「自由自在に銀四郎という人物として玉木くんが躍動しています。」 すももさんの言葉に本当に納得の納得です!

テニスコートの2人が、たわいもなく可愛く見えて降り注ぐ陽の中で玉木くんの色の白さが眩い輝きを放っていましたね。

式子に強烈な言葉で貶められた時、手練手管に長けた銀四郎だけど式子には「別格の人」と思っていたから何とも言えない哀しみの目の色は本当に傷ついてしまったんだと思いました。 だけど追って来るのが分かっていてゆっくりと玄関を出ていましたね。そこはやはり銀四郎でした。余計な仕草をしないでサッと引いていましたね。

最後のシーン。タンゴの曲調が流れ背広を無造作に机に投げるスローモーション。かつ美を摑まえようと腕を伸ばし、かつ美はくるりと舞うように、若い恋人のようなリズム感!
このシーンは誰のアイデアで撮られたのか?素敵すぎてもうもうリピリピが止まりませんね。
雄の感かしら?キスの時も辺りを警戒する銀四郎の目の鋭さ

息が詰まる程に全編にあふれる計算された玉木くんの色気!
キャストの皆さんの力量の素晴らしさ。カメラワークの素晴らしさ。脚本力。演出力。こんな秀逸な作品に選ばれた我らの玉木くんのファンで居られて幸せ者です。

トマト
2017/04/27 15:05
すももさん、こんばんは!
何日経っても、思い出しては苦しくなり、仕事中ににやけては怪しい人になっています。
かつ美との職員室のシーンは秀逸でしたね。おしゃれというか何というか・・・。これがスローモーションじゃなかったら?と考えるともう「スタッフ、凄い!」としか言いようがありません。(もちろん二人も凄いんだけど。←何が?笑)
他に好きなシーンは霧の中で式子を見つめている銀四郎。背中に指。車にもたれて煙草をふかし〜からの式子に向かって歩いて来るところ。バーで煙草をくゆらせながらグラスを傾けているところ。あの表情は何度観ても見入っていまいます。(←第二夜ですいません〜)等々、セリフのないシーンが特に良いです。目は口ほどにものを言う〜♪
あとは、「なんや」とか「わやになる・・・」みたいなちょと悪い言葉に「おおっ♪」てなります。極道ものが好きなわけじゃないけど一度は観てみたいなぁ。
全編にわたって萌えどころ満載なのでみな玉のベストシーンもそれぞれですよね。(*^_^*)
本当に素晴らしい作品を観ることができて幸せです〜。(≧◇≦)
ふうちゃんママ
2017/04/28 22:18
すももさん、こんばんわ。
さわやかなブライトの玉木さんになぜかほっとしています。
銀四郎がどこにも見当たりません。玉木さんはすごい。
悪にも善にも疑似体験するんですね。
お忙しいのにコメントのご返事をありがとう。追憶の映画を見られたのですか。歳をかさねてから見ると違いますよね。
銀四郎もどうしてあんな愛し方しかできなかったのでしょう。
でも私たちは下司できれいで純で女たらしの玉木さんを鑑賞できてにやけております。
かちゃん
2017/04/29 05:23
>パープルポテトさん
お気遣いありがとうございます
ドラマ放送後もう2週間…十分すぎるほど自分ペースでやらせていただいております
玉木くんの台詞回しが、これまでにさらに磨きをかけて色彩豊かになったなぁと感じました。ご指摘の「こら奇抜やな」とか「かいらしいなぁ!」とかも。人物像をひと言の中でもしっかり表現してきてるというか。さすがだなぁと思いました♪
「未だに迷いますが、でもそのわからなさも含めて凄い」←それなんですよね〜!見るたび迷います。そこはまさに玉木くんの計算なんだろうなぁ。銀四郎の計算と玉木くんの計算が絡み合って、完全に目くらましにあってますよね!
「アップとキスシーンだけで大スペクタクルになるなんて」ほんとにー!何度リピしてもまたリピしちゃって、ドキドキ度が薄まらない〜!本当にありがとう〜!←
すもも
2017/04/29 18:24
>月の下さん
やっぱり式子に責められた銀四郎、傷ついてますよね…?式子と関係を持ったのも、原作や、見てないんですけど田宮さんの映画版だと、100%ビジネスのためって感じらしいんですが、ドラマの銀四郎は式子への男としての激情がありますよね。私はそんな銀四郎にしてくれて良かったなと思ってます。でもその辺を上手く隠したり見せたり、玉木くんの演じ方が巧みで本当に凄いと思います。
かつ美とのシーン、ほんと、手の長さが素敵〜私もあんなことされたら間違いなく昇天します
すもも
2017/04/29 18:36
すももさん、こんばんは♪私も今だに銀四郎に心持ってかれたままの状態でリピも止まりません!何度も見たいと思う単純な気持ちと、銀四郎の中の俳優玉木宏の思いは一体どんな思いがあったのかを知りたい気持ちが大きくって。
第一夜の前半の銀四郎と式子の関係は後半に比べて銀四郎の人間的な部分がもっと描かれている気がします。学院の最初の入学式の日の二人の見つめ合いや三和織物の協賛の話がまとまった時の、二人のお互いに見つめあって微笑み合うところの2人の笑顔がなんだかすごく穏やかな感じですごく素敵だなって思う。同じ方向を向いている二人が目標に向かって進んでいる同志のような二人にも見えます。
この後ファッションショーが成功して次々に銀四郎が自分の体?!を武器にして権力を握っていくにつれて、この二人のバランスが崩れていっちゃうのが悲しいです。最近では見てるとなんか式子先生に気持ちが入っちゃって辛くって。笑。
映画化の話のシーンの銀四郎は突き放されて、最初は自分と式子の夢って言ってたけど、「式子のために引き受けた方がいい」と言う感じで最後に言い直してましたよね。式子への敬意が感じられるセリフとあの表情で式子も観ている側も心が動かされた。でもそれが計算の上かどうかは、見る側が判断するってことですね。原作では一通りの解釈しかないけど、そこに玉木銀四郎は違う解釈を付け加えたのが凄いなあ。
でもこの式子が迷ったり、弱気になった時に銀四郎がそっと本当に大切なものに触れるかのように綺麗な手で式子を支えるシーンがこの作品を通じて何回も出てきますが、ストーリーの展開に応じて式子の反応、それに対する銀四郎の反応がその度に変化していくことで二人の関係性がすごくわかりやすく描かれているなあとも思いました。
なんかまとまりのない文章になってしまいました。また第二夜の記事も楽しみにしていますね♪♪
カリフォルニアのラッコ
2017/04/30 17:33
すももさんこんにちは!
女の勲章の熱い “すももさん語り” ありがとうございます(๑>◡<๑)⑴もしっかり読ませていただきました(^^)
女の勲章… 本当にすごいドラマでしたよね〜✨ 内容も衣装も俳優さん達も… 何より主演の2人が最高でしたね〜❗私も菜々子さんの声や話し方大好きです! 上品で美しくて耳に心地よくて(^^)
そして我らが玉木さん♡♡ もうっもうっ最高でしたねっ(*≧∀≦*) あんな姿を見せてくれるなんてっ💓 生きてて良かった😆(ミルフィー風! 笑)
すももさんが語ってくれた、『男の下衆さ、いやらしさの中に、憎みきれない滑稽さを滲ませ、かつ気品まで漂わせるという至難の荒業をやってのけた』←ホントにその通りです!
紗季ちゃん達も言ってましたが、普通ならめっちゃ嫌われちゃいそう〜! でも玉木さんなら、むしろもっとやって💓みたいな(笑)
式子を初めて抱いた時の銀四郎の気持ちは純粋で、そこに愛があったこと…式子に罵られた時には本当に傷ついていたこと…
銀四郎の目の動きやしぐさから、私もそう感じました。
倫子とのお姫様抱っこからのブラウスシュル〜♡ かつ美とのお花畑にいるような追いかけっこ… ディープKiss♡
一夜は本当に銀四郎祭りで、ヤラレまくりました(//∇//)
すっかり自分のものにした船場言葉でまくし立てる姿も圧巻でしたね〜✨
語彙力のない自分では、この感動を上手く言葉に出来ずモヤモヤしてたので、すももさんの素敵な語りを読んでスッキリ✨(笑)第二夜も楽しみにしています。
かおっち
2017/05/01 13:30
>かちゃんさん
船場のしきたりや古い世界を捨てたかった式子が、結局、古い階層意識からは逃れられなかったように見えましたね。常に銀四郎を「あなたなんて」と突き放してみせた。でもそれは、そうやって身分が違うと突き放しでもしなければ、ズルズルと、仕事も私生活もすべて銀四郎に委ねてしまいそうになるのが、式子は怖かったんじゃないかなと思いました…それほどまでに銀四郎に惹かれていたんだということかと。
「赤い色は嫉妬にくるったおんなの象徴でしょうか」おお〜そうかも〜、戦う女って感じもします。銀四郎を他の女に取られたくないという意思の表れとか。

「爽やか」が服着て歩いてるイメージそのもののブライト玉でしたね〜。銀四郎はなんだったんだ?という感じですね。
「下司できれいで純で女たらしの玉木さん」←ホントこんな玉木くんを見せてもらえて幸せです!
すもも
2017/05/02 01:00
>kikiさん
そうそう「なんや」!この言い方最高&最高でした!なんかもうね、これまで頂いた役では必要とされなかった(使われなかった)玉木宏の全エロスが、銀四郎という形代に注ぎ込まれたというか、これまでため込んでた分を一気に発散してやる!ってなくらい色気爆発させてましたよね…さぞ演じてる本人は気持ちよかっただろうなぁって思いました。
玉木くんが「生物的な強者が発するセクシーさ」っていうのは納得!まさに弱点の無い強者ですよね玉木君って。さんざん女性に対してゲスい発言&振る舞いをしていても、視聴者から「素敵〜もっとやって〜」って声しか出てこないって、他の不倫ドラマの不倫相手役の方に申し訳ないくらいです(およしなさい)
すもも
2017/05/03 02:29
>トマトさん
もう2週間も経って、その間何度も何度もリピしているのに、いまだに銀四郎の表情、声色、ひとつひとつに魅了されっぱなしです。そして素晴らしいのは銀四郎だけじゃなく、もちろん主演の松嶋さんはいうまでもなく、全キャストが完全に役にハマっていて、演出も脚本もすべてがピタッと出来ていて、こんな出来のいい作品滅多に観られないと思います。フジのドラマが最近振るわなかったのは、すべてこの作品のために注ぎ込んでしまってたからなのでは?と思うほど。
こんな上質な作品に出演できて、しかも玉木くん自身が最高のパフォーマンスができたこと、本当に良かったなと思います。これを見逃すようなドラマ制作関係者はシロウトですね。ド素人です。この業界にはプロフェッショナルな人がまだたくさんいると信じています。
「主役を立てながらその圧倒的存在感」←これができる人はなかなかいません!
すもも
2017/05/03 02:39
>ふうちゃんママさん
まさに萌えどころ満載…どこを再生しても楽しい♪大好きなシーンは…もう全部!でも本当にこんなの、キャラ的には千秋・真島・義朝・新次郎に並ぶことです。玉木くんの演技だけで言ったら間違いなくこれまでで最高の玉木宏ですわ。一作ごとに最高を更新していくって、なかなかできることじゃありませんよね。
日本の極道ものは「アウトレイジ」以外は好きじゃないけど、外国映画だとすごく好きなジャンルなんですよワタシ…ハリウッド製、香港製、大好きな作品たっくさんあるんです!ギリギリ追いつめられた男たちが命のやり取りをする姿は実に色っぽい。死と隣り合わせの状況ですさまじい色気を発するんです。そんな玉木くんを見てみたいと、実はずっと思っています。いつか見られるかも…って思いました!
すもも
2017/05/03 03:04
>カリフォルニアのラッコさん
まとまりがないどころか…全文うんうんって同意しながら読みましたよ〜。ほんと、玉木くんに銀四郎のことをたくさん聞きたいです。どう思って演じていたのか、このシーンでは銀四郎は何を考えていたのか、本音はどこにあったのか?って。私は初見時は原作のゲスの塊な銀四郎に引きずられていたのか、最後まで見ても本当に銀四郎は式子を愛していたのかどうかわからないと思っていました。だから私もけっこう式子に感情移入していた気がします。とにかく可哀想すぎて。今もそれは変わらないけど、今はかなり銀四郎寄り。
「原作では一通りの解釈しかないけど、そこに玉木銀四郎は違う解釈を付け加えたのが凄いなあ」←いやもうほんとにこれですよ!もちろん優れた脚本とプロデューサーの正しい手腕あってのことですけど。おかげで銀四郎のキャラクターは原作よりもずっと複雑で深みのある人物になりました。
いまは、もっと素直に銀四郎を見つめればいいのかなと思って見てますが…これはもう銀四郎の思うツボにはまってるってことなの??
すもも
2017/05/03 03:13
>かおっちさん
私も菜々子さんの声、話し方好きです♪上品で知的でちょっと上から目線な響きがたまらない
あれだけゲスな発言しておいて、ゲスな行為をしておいて、まったく女性視聴者から嫌がられないって奇跡ですよ。みんな「ないわ〜(笑)」と言いながら喜んで見てるというか。こんなことされたらイヤだけど、されてみたいというか。関西言葉で捲し立てながらエロさ爆発…ってこれで、ゲスイと思わせながら下品と思わせないって。そんなことできるもんなんだ!と改めて玉木くんってスゴイ稀有な役者なんだと思いました。ファン目線を完全に取り除いた上で、凄い人だと思いましたよ。
すもも
2017/05/03 03:20
すももさん、これまでの作品って、そこまで女優さんに遠慮しなくてもいいのでは…?とか、観てて思ったりすることがあったのですけれど、
今回は清々しいくらい吹っ切れてて観てて爽快なくらいでしたよね。
で、式子さんとも倫子さんとも、かつ美さんなんかは狙ってたとしか思えないくらい、キスの軽い音をたててて、でもどれもチャーミングなのですよねー
やっぱり玉木さんって湿気ていないというか、そんな持ち味が効いてるのかしら。
音で場面を彩るところまで、きっちり考えていそう。音がしないと却って変だろー的に。
そういったシーンに限らず、動きがいちいちとても音楽的で流れよくアクセントも効かせていて、ほんとに目の保養♪
銀四郎の人物造形は、あれこれ想像させる余地があって、つくづく豊かなドラマ☆
冒頭からしばらくは、大金稼いで高嶺の花の女も落としてやる!ってかんじの自信満々で青年らしい野心あふれるかんじで、愛もなにもあったものじゃありませんでしたよね。
初めての朝の式子さんの部屋に、結構な本数のタバコの吸い殻が映っていたけれど、本数からしてやっぱり式子さんに泣かれたか若干わだかまりのあるかんじだったってこと?からの、昨晩は良かったよアピールを弟子たちの前でこっそりしちゃう、めげない男なんだけど、やっぱり式子さんにはムカついてるから、弟子たちと遠慮なくあれこれして、こじらせて互いに引くに引けなくなっちゃって…てこと?とか、いや〜引きずってます…
まぁ、式子さん一人で満足するタイプの男ではないから同情の余地無し!なんだけど、玉木さんが演じると銀四郎が可哀想になってくるっていう…玉木さん、ズルい(笑)
kiki
2017/05/03 12:44
すももさん、たびたびおじゃま、スミマセン…
銀四郎の船場言葉の必然性について、山崎さんが言及していらっしゃるっていうの、すももさんに全集をご紹介いただいて興味深かったのですが、
大阪や京都方面にはいまひとつ、なんとも言えないのですけれど 、阪神間は、自宅では共通語っていうのは、戦前からけっこうあったらしく。
関東大震災で谷崎が避難してきて細雪…なんていう民族大移動的な流れもありつつの、でしょうけれど、細雪は関西方言や一部の階層や文化、風俗が失われていくことへのオマージュでもあったのかもしれまでんね…
式子さんは、女学校か女子大か学歴不詳だけど、関東方面で教育を受けた可能性はあるでしょうし、そうなると、都は東京、新しい時代は共通語文化圏という意識。
その点、銀四郎は東大で関東のエスタブリッシュメントの人々に揉まれるうちに逆に船場に象徴される大阪の復権への情熱に火をつけられたのかもしれず、
言葉ひとつとっても、式子さんは銀四郎に勝てるだけのモチベーションが 無かったのかもしれない…
なんか、噛めば噛むほどなドラマですね^ ^;
kiki
2017/05/06 21:15
>kikiさん
いえいえ、お返事がすっっかり遅くなってゴメンナサイ!
「キスの軽い音」っていうのはkikiさんのコメント読むまで気が付かなくって、気付いたらもうたいへーんドキドキが止まらない―妄想掻き立てられちゃって…ふ、ふだんもそんなかんじなの?とかキャーすみません、生々しい玉木くんって本当に新鮮だから、あたしたちも慣れなければ…

原作だと銀四郎はかなり強引に式子と関係を持って、式子に泣かれるんですよね。でもドラマの式子はもう少ししっかりしてるように見えます。だって海の見えるホテルで愛し合った夜も「あなたの言いなりにはならないわよ」なんて言えちゃうんですよ。
でもたしかに、銀四郎は酷い男なんだけど、見れば見るほど私も銀四郎の気持ちを汲み取ろうとしちゃうというか、肩入れしちゃうというか…全部玉木宏のせいだす

銀四郎に昔からの大阪ことばを話させた山崎先生の思惑、物語の中で効いてますよね〜。特にドラマだと、音声が聞こえるから。玉木くんのいい声で話される船場言葉を山崎先生にお聞かせしたかったですね。
すもも
2017/05/10 17:59

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『女の勲章』 第一夜 感想〈2〉銀四郎と女たち すもも玉の空言/BIGLOBEウェブリブログ
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